大相撲

今年はどうなる 鶴竜・日馬富士

2017年1月3日

鶴竜は白鵬と同じ年の生まれである。白鵬が
若くして横綱になったのに比べ、遅れてきた
横綱といえる。十一月場所の優勝は予想外で
あったが、本人にとっては意味のある優勝で
あった。それは横綱になって初めて13勝以上
の成績をあげたこと。1年に1回の優勝を
3年連続で達成できたことである。この成果
は大きい。 
161127千秋楽幕内表彰A 735
<内閣総理大臣杯を受ける鶴竜>
 
ただし、まだ達成できていないことがある。
それは、連続優勝と全勝優勝である。一月
場所はチャンスである。これまで、優勝の
翌場所はともに9勝6敗と極端に悪い成績
しか残せなかった。これではいけない。鶴竜
は今年の8月32歳になる。極端に衰えること
はないだろうが、成長はそう望めない。一月
場所のチケットは早めに売切れである。大勢
の観客の前で、再び雄姿を見せてほしい。
161126十四日目幕内 722
<鶴竜、豪栄道を出し投げ一閃>
 
日馬富士は昨年67勝23敗と稀勢の里の69勝に
遅れをとる結果になった。これは好ましい
ことではない。と思ったが、日馬富士は32歳
であった。7人の横綱・大関の中では2番目
の年長者である。多くを望むのは酷だった
かもしれない。優勝は1回。こちらは稀勢の
里との2敗決戦を制して達成した。完勝で
あった。 
160722十三日目幕内 729
<2敗決戦を制して稀勢の里を倒した日馬富士>
 
日馬富士の全盛期はいつか。
平成24年3月~25年1月 73勝17敗 優勝3回
平成24年7月~25年5月 74勝16敗 優勝3回
大関時代の連続全勝優勝から横綱になって
4場所たったころである。昨年は横綱戦3勝
7敗、大関戦12勝5敗、関脇以下53勝11敗で
ある。日馬富士には取りこぼしはつきものと
いう印象がある。これを払拭しないと優勝は
望めない。
160724千秋楽幕内表彰 623
<昨年七月場所で優勝した日馬富士>
 
横綱在位は25場所になる。優勝は4回である。
1年に約1回である。今年も最低この線は
維持したいところである。4月には33歳になる。
多くを望める時期ではなくなってきている。
超重量級が多い現代では、130キロ台の体重
では大変な面はある。だからこそ、応援した
いというファンもいる。今年は去年より少し
でもいい成績を残し、存在価値を示していた
だきたい。

6日、BS TBSで千代の富士の特集があり
ます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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