大相撲

■初 10日目 終盤戦への懸念

2017年1月17日

このところ相撲内容がもう一つの稀勢の里。
今日は照ノ富士相手にじりじり攻めて1敗を
守った。相撲が乱れている白鵬は、勢相手に
離れて取ったが、なんとかさばいて連敗を
止めた。両力士に共通しているのは、強さを
見せつけ、スカッと勝つとまではいっていな
い点である。

以下の数字が何かおわかりだろうか。
鶴竜 5
日馬富士 2(途中休場)
白鵬 2
豪栄道 2+α(α=0から2の整数)
照ノ富士 5+α(α=0から2の整数)
琴奨菊 6+α(α=0から2の整数)
これは今場所の取りこぼし、すなわち関脇
以下に負けた数字である。大関はまだ2番
関脇以下と対戦するのでαで表示させていた
だいた。これを見る限り、随分気前よく負け
たものだと呆気にとられる。これは波乱とか
荒れる、の域を通り越して、横綱・大関が
弱体化しているといったほうが適切である。

カド番琴奨菊は7敗で絶体絶命である。照ノ
富士も負け越しの恐れがある。ただし、カド
番ではないので8敗以上は同じ意味しかもた
ない。今年はどうなる、の白鵬編で、白鵬は
カド番照ノ富士によく負ける。そんなこと
では優勝は望めない、という趣旨のことを
書いた。照ノ富士はカド番でないので、今場
所、それはないと思いたい。

しかしここへきて鶴竜が5勝5敗で終盤戦に
突入する。鶴竜の相撲は魂ここにあらずの
内容である。横綱の負け越しは不名誉である。
もっとも8勝や9勝だって度合いは違っても
不名誉なことに変わらない。そんな鶴竜戦に
空気を読むような相撲は見たくない。

20120520千秋楽幕内 栃煌山対旭天鵬鵬優勝決定戦1685
<旭天鵬と栃煌山の優勝決定戦>

「大波乱!平幕の○○が初優勝」こんな
新聞の見出しは見たくない。横綱・大関全員
と対戦のない権威なき優勝で幕を閉じること
は、あってはならない。平成24年五月場所、
3敗で大関稀勢の里、平幕栃煌山、旭天鵬が
千秋楽を迎えた。稀勢の里が負け、史上初の
平幕同士の優勝決定戦になってしまった。

そうした事態を避けるためにも不安を感じる
が、終盤稀勢の里、白鵬に強さを復活させて
いただくほかない。

思いがけず、友人が引っ越したと電話が
きました。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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