大相撲

■初 9日目 暗雲漂う優勝争い

2017年1月16日

稀勢の里がカド番で2勝6敗の琴奨菊によも
やの一方的敗北。稀勢の里は立ち上がるや
何をしたいのかまるでわからない状態だった。
棒立ちのままでいるうちに琴奨菊の上手を
取れないがぶり寄りに後退。足が俵にかかる
ことなく、を土俵外に踏み出す始末であった。

これは単なる完敗ですまない。昨日も隠岐の
海相手に相撲に負け、勝負を拾った。ここへ
きて稀勢の里の相撲に勢いが失われた。負け
なくてもいい相手に負けた。それは何を意味
するか。それはこれからの稀勢の里の相撲に
不安を抱かずにはいられないということで
ある。

白鵬はもっと深刻だ。高安相手になすすべ
なく負けた。やったことは多少土俵をまわり
こんだ程度であった。白鵬のあっさり負けは、
白鵬の限界を感じさせる。白鵬の相撲の特徴
は、反応の速さであった。いつまでも不利な
体勢でいない。すぐに有利な体勢に切りかえ
て反撃することができたのが、白鵬だった。

それが消えたということは、この先まだ負け
が込むことが予想される。白鵬は復活して
いない。絶対王者だったときの安定感は失わ
れた。だいたい連敗すると優勝はできない、
と言ったのはNHK解説者だった神風氏で
ある。白鵬の優勝は難しくなった。

平幕貴ノ岩が1敗だが、横綱・大関とフル
対戦しない優勝にどれほどの価値があると
いうのか。平幕中位以下の2敗力士が浮上
したとしても同様である。そうなったときは
最悪の場所になる。稀勢の里、白鵬が土俵を
引き締めない限り、優勝はレベルダウンする
恐れさえ出てきた。

写真店にいってプリントしてきました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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