まず、今日の取組でいただけなかった点を
指摘しておきたい。取組は昨日つくられた
ものだが、1敗の大栄翔と対戦したのは、
休場から再出場した佐田の海である。どう
みてもアンバランスだし、佐田の海に勝ち目
は薄い。結果はその通りになった。
<佐田の海(はたき込み)大栄翔〇>
同様なことが1敗の大翔丸対1勝の徳勝龍
にもいえる。こちらも勝者は大翔丸であった。
休場者が多く、取組編成が難しいのはわかる
が、だからといって間逆な取組は安易でいた
だけない。
ちなみに明日中日は、1敗大栄翔は3勝4敗
の隠岐の海、1敗大翔丸は2勝5敗の豪風と
対戦する。
7日目期待の一番は北勝富士対阿武咲戦で
ある。若くて、パワーがあって、将来楽しみ
な逸材同士が真っ向からぶつかった。押し
合いのなか、阿武咲が北勝富士をおこして
から右からいなして、およいだ北勝富士を
押し出した。勝負は短いが、見ごたえ十分で
あった。
<〇阿武咲(押し出し)北勝富士>
1敗阿武咲は明日中日、1勝の栃ノ心と対戦。
今後は栃煌山、琴奨菊、千代大龍、松鳳山、
正代、貴景勝との対戦が予想される。
豪栄道は正代相手に厳しい攻めの連続で快勝
した。これがきっかけで、白星だけでなく
内容が伴えば、優勝を争える。日馬富士は
すぐには組めなくてもバランスをくずすこと
なく松鳳山と攻め合いとなった。いったん
組みとめると勝負は決まった。日馬富士は
調子を取り戻してきた。
<〇豪栄道(押し出し)正代>
満員御礼ではあるが、いくぶん空席が目に
つく。筆者は絶対的強者なき混戦を嘆いて
いるが、人によっては、誰が優勝するか
わからない面白さがあるという。だとする
と好成績者が絞られる終盤はお客さんが
戻ってくるかもしれない。
遠方から来た相撲ファンと楽しく観戦。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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