18日牛久市で行われた稀勢の里のパレードに、
5万が人集まったという。とてつもない人数
である。筆者が常磐線の牛久駅で下車した
とき、明らかに稀勢の里のパレードが目的と
ひと目でわかる方を何人も見かけた。明治
神宮の1万8千人といい、久々の日本人横綱
とはいえ、稀勢の里の人集め能力には驚く
ほかない。
これで稀勢の里の行事はすべて終わった。
稀勢の里は遅れて優勝したから、琴将菊、
豪栄道がどうして優勝の翌場所1ケタ勝利に
終わったか、彼らの失敗から学んでいるはず。
今後は後援会や関係者の祝宴にひっぱられ
ないよう、心がけていただきたい。
あとは三月場所に向けて稽古に専念するだけ
である。一月場所後のため、幸い巡業はない。
巡業は1日ごとに移動するカタチが多いだけ
に、負担が大きい。大勢のため、稽古時間も
限られてくる。それだけに腰をすえて稽古に
打ち込める。本来なら横綱のいる部屋に出稽
古に来るのが本当だが、この慣習が崩れて
いるのはなげかわしい。柏戸は両国から横綱
若乃花のいる阿佐ヶ谷まで出稽古にいった
ものである。
ただ、三月場所は季節の変わり目のため、
体調維持が難しい。三寒四温だけではない。
現代は花粉症もある。「荒れる春場所」と
いわれるのもこの辺りにある。もっとも一月
場所は、これ以上ないくらい荒れすぎたので
、三月場所は土俵をしめていたただきたい。
昨年の三月場所、稀勢の里は13勝2敗で、
白鵬と優勝を争った。ここから好成績がスタ
ートした。横綱への足固めを踏み出したゲン
のいい場所といえる。ただ、新横綱はなに
ぶん初めてのことが多く、優勝はわずか7例
しかない。最多優勝を誇る白鵬でさえ、11勝
で終わっている。稀勢の里はとにかく稽古に
集中して自信をつけることである。あれだけ
稽古したのだから負けるはずがない、と。
三月場所は好むと好まざるとに関らず、稀勢
の里は最大の注目になる。変身した稀勢の里
の雄姿を再び大阪で見せていただきたい。
牛久の稀勢の里のパレードの興奮が
まだ残っています。
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よしなに
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