優勝戦線トップの豪栄道が、松鳳山に敗れて、
2敗となった。立ち合いは2度不成立。3度
目に立って突き合い、押し合いの応酬から
豪栄道が引いた。まわり込んで再び攻めに
転じたとき、はたき込まれてしまった。豪栄
道の敗因は引いた点にある。

それでもトップには変わりないが、この1敗
の意味は大きい。今場所は13勝2敗もしくは
12勝3敗の優勝の恐れがでてきた。これより
下は最悪のケースになる。今場所は3横綱、
2大関が不在である。そうした中での優勝と
しては物足りない数字になりそうである。

これは何を意味するか。今場所の優勝は横綱
につながらないということである。もちろん、
3横綱、2大関が休場したのは、豪栄道の
責任ではない。豪栄道のあずかりしらぬこと
である。だからといって、通常の場所と同列
には扱えない。今場所の優勝はラッキー優勝
の要素が大きい。だから成績が大事になるの
だ。

加えて、豪栄道は先場所7勝8敗と負け越し
ている。負け越して品格力量抜群とはとても
いえない。近年横綱の昇進基準である2場所
連続優勝が一人歩きしてしまっている。第一
項にある品格力量抜群がなおざりにされて
いる。本来横綱の昇進基準は、第一項で十分
である。横綱昇進の実態が第一項とかけ離れ
ているため、同じ横綱といっても差があり
すぎる結果を生んできている。

<豪栄道(はたき込み)松鳳山〇>
豪栄道が今場所仮に優勝しても抜群の力量に
よる優勝とは言いがたい。来場所、横綱を
かけての場所にはなりにくい今日の敗戦で
あった。
疲れが出てきました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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