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2023年一月場所総評&私製番付
★一月場所の優勝争いについて 千秋楽相星決戦となったが、貴景勝と琴勝峰では対戦相手に差があり過ぎた。琴勝峰は上位3番、そのうち三役はたった一番。琴勝峰が優勝なら権威なき優勝だった。途中優勝のトップに立った阿武咲にしても上位4番であった。 そ... -
■23初 千秋楽 意外なカタチで貴景勝が優勝
前日見どころとしてあげた朝乃山は北青鵬に勝って14勝1敗とし、幕内復帰を決定づけた。十両と幕下の入れ替え戦は下記になった。●十両10照強5勝9敗-幕下1玉正鳳3勝3敗○〇十両12貴健斗6勝8敗-幕下5塚原5勝1敗●玉正鳳の十両昇進は濃厚である. 千... -
■23初 14日目 思いがけない方向にいった優勝争い
優勝の行方はますます混迷を深めてきた。 今場所初の三役戦となった3敗阿武咲。9勝4敗小結霧馬山と対戦した。貴景勝を別にすると三役で最も成績がいい。勝負はあたって霧馬山が左から突き落とした。一瞬の勝負だった。 <阿武咲、霧馬山に敗れ4敗> 阿... -
23初 13日目 貴景勝対阿武咲!決戦を斬る
2敗トップの阿武咲を3敗の大関貴景勝が追うという、何とも奇妙な図式になった。そのからくりは阿武咲が前頭5枚以下との対戦が11番あるということだ。貴景勝の2関脇(若隆景・豊昇龍)4小結(霧馬山・琴ノ若・明生・若元春)ほか大栄翔・玉鷲・阿炎・... -
■23初 12日目 貴景勝の破綻は権威なき平幕優勝へ繋がる?
貴景勝は自分の押し相撲が取れず、霧馬山に左を差され、すくい投げで土俵にはった。霧馬山を押せなかった。連敗である。一時は1敗で単独トップに立ったが、ここにきて急速に調子を落とした。 <貴景勝、霧馬山に敗れ3敗> ただ、突然調子を落としたわけ... -
■23初 11日目 幕内は上位クラスとそれ以下は所詮別もの
1敗貴景勝は琴ノ若と対戦した。分のいい相手である。押し勝ったのは琴ノ若。押し戻す貴景勝。探り合いから琴ノ若が思い切って出て土俵下に豪快に押し倒した。「押せなくなったときの貴景勝は危ない」という貴景勝の法則の典型的な一番となった。 <貴景勝... -
■23初 10日目 急速に冷え込んだ優勝争い
豊昇龍が休場した。4敗目で優勝戦線から脱落である。ただし、11日目は出場してくる。千秋楽の不戦敗は別にすると、不戦敗のあとの出場はこれまで大内山そして琴勇輝が2度やっている。この記録に豊昇龍が加わることになった。 <豊昇龍> 1敗貴景勝は明... -
■23初 9日目 波乱ではなく上位は紙一重の実力差
優勝を争うと見られた2敗豊昇龍と同じく2敗の大栄翔がそろって敗れた。 2敗豊昇龍は若元春と対戦した。立ち合いから激しく攻め合い。若元春は左を差して出るところを豊昇龍が強引な小手投げにいってつぶされた。明らかに豊昇龍が先に落ちた。 <豊昇龍... -
■23初 8日目 場所の行方
8日目を迎えれば優勝のカタチが見えてくるとこれまで書いてきた。 1敗貴景勝は錦富士と対戦した。貴景勝は押すしかないが、思いがけず錦富士が突き離しで対抗。両者激しい応酬。そのなかから錦富士がまさり出るが、貴景勝まわり込んで対抗。最後正面土俵... -
■23初 7日目 満員御礼の中の激闘と大熱戦
落合が幕下で勝ち越しを決め、十両で朝乃山が7連勝した7日目。今場所4度目の満員御礼となった。人が多いと感じたのは抽選会場に長い列ができていたことからもわかった。 1敗大栄翔は2勝4敗の佐田の海と対戦した。翔猿とは同部屋のため対戦がなく、繰... -
■23初 6日目 苦手相手に明暗を分けた貴景勝・豊昇龍
幕下15枚目格付出で注目の落合が老練明瀬山と対戦した。四つに組んでどうなるかと思った瞬間、落合のあざやかな内掛けが決まった。すかっとする切れ味だった。落合の強さをみせつけられた。これで3勝である。 平日前半の6日目、思いもよらず満員御礼とな... -
■23初 5日目 豊昇龍、大栄翔の突きに苦杯
押し相撲は怖い。4勝豊昇龍対1敗大栄翔は、豊昇龍が立ち合い勝って踏み込んだ。だが、大栄翔の逆襲の強烈な突き押しで一気に白房下土俵に豊昇龍を突き倒した。豊昇龍は立ち合い二の矢がなかった。逆に大栄翔は立ち合い負けしたが、体勢はくずれず、すぐ... -
■23初 4日目 豊昇龍、快調玉鷲を撃破
朝乃山が對馬洋を寄り切って4連勝と快調である。四つ相撲ではまず、朝乃山のモノである。ここまで貴健斗、千代栄、白鷹山と番付の近い力士が対戦相手である。5日目も魁勝である。朝乃山に全勝優勝を期待する方がいるが、先はまだ長い。なお、全勝優勝は... -
■23初 3日目うっすらと明暗が見えかかった土俵
初日、2日目祝日と満員御礼が出たが、さすが3日目はそうはいかなかった。体温測定もカメラを見る方式が復活した。ガラポンのはずれは大相撲カレンダーだが、初日・2日目はミニサイズ。だが3日目は大型版一枚刷りカレンダーに変わった。konisikiの国技... -
■23初 2日目 貴景勝の横綱は最初からない
貴景勝が今場所の成績しだいで横綱の可能性があるという声に驚かされた。横綱は品格・力量抜群の推薦基準第1項がある。貴景勝のどこにこれが当てはまるのか。かすりもしない。横綱の重みを数字あわせに終始するのは御免こうむる。 <貴景勝、翔猿に不覚>... -
■23初 初日 注目の三番勝負を分析
新しい年に初の本場所を迎え、大相撲が帰ってきた。木戸に親方が立った。コロナ禍のなか、これまでは協会が委託した外部の方であった。体温測定もカメラを見つめる方法からおでこにあてる簡易測定に変わった。館内放送では特に飲食に関する内容はなかった... -
2023年一月場所直前考
一月場所は場所としては最も早い8日に始まる。正月が入り、落ち着く間もなく場所に突入することになる。もっとも元出羽ノ花の武蔵川理事長はよく松の内興行をやったものである。 活気があり、盛り上がっているかとなると話は別である。照ノ富士は休場であ... -
関脇連続在位記録 下
引き続き関脇の連続在位記録をみていこう。 若ノ花・長谷川の8連続関脇在位記録を破った力士が出た。逆鉾である。ご存じ井筒3兄弟の次男坊である。昭和62年十一月場所から平成元年三月場所までの9場所連続関脇在位である。殊勲3回、技能1回受賞してい... -
関脇連続在位記録 上
目立たない記録であるが、若隆景がきたる一月場所で6場所連続関脇在位となった。1年間関脇を維持するのは大変な偉業である。しかも今は1横綱1大関で手薄なため、この記録は伸びる可能性を秘めている。 <若隆景> 大関に昇進したら自動的に消滅するが... -
違和感ある一月場所番付の関脇の位置
一月場所番付は東関脇若隆景、西関脇豊昇龍となった。前場所の成績は以下であった。東関脇 若隆景8勝7敗西関脇 豊昇龍11勝4敗豊昇龍のほうが成績がいい。それにも関わらず若隆景が上位に位置した。 <若隆景> 横綱・大関だって成績順で順位が決まる... -
2023年はどうなる 大相撲人気
サッカーのワールドカップは日本中を熱狂させた。しかるに大相撲人気はコロナの影響があってなかなか戻ってこない。コロナのニュースは以前ほどではないが、感染者はこの冬増加している。 昨年の七月場所は部屋ごと休場が多発して休場力士だらけになった。... -
2023年はどうなる 年間最多勝のレベルは上がるのか
2022年の年間最多勝は、若隆景が57勝で獲得した。といっても1場所平均9.5勝と数字的には低レベルであった。それでも若隆景に責任はない。若隆景は関脇である。 <若隆景> 横綱・大関が休場がちと弱体化による結果である。要するに横綱は満足に出場できず... -
2023年はどうなる 優勝
昨年(2022年)は6場所優勝者が違った。この記録は継続中である。なおかつ3場所連続平幕優勝中である。昭和47年は6場所で記録はストップした。平成3年は前後1場所を加え、8場所優勝者が異なった。 <十一月場所優勝の阿炎> 昭和47年後は琴櫻が横綱... -
今年(2022年)1年ご愛読ありがとうございました
賢明な読者の皆様、今年1年ご愛読いただき誠にありがとうございました。今年、毎日執筆でき、ランキングトップクラスに位置できましたのもご愛読いただき、ご支持いただいた皆様のおかげです。 現在、既成のブログではなく、オリジナルのブログで展開して... -
2022年土俵の目撃者を振り返って
今年もコロナの影響を受け続けた大相撲でした。2月の嘉風の引退相撲では関取70人中26人出場でした。このあとのトーナメント、福祉大相撲は中止になってしまいました。七月場所はコロナ部屋ごと休場がこれでもかというくらい多発し、休場者続出の場所にな... -
逸ノ城と湊親方の確執問題はどこへ
逸ノ城と師匠の湊(元湊富士)親方の確執が表ざたになったのは11月であった。1.親方とは不仲で口をきかない2.弁護士を通してしか話さない3.深酒が原因でおかみさに暴力があった4.協会が双方から事情を聴いた正式発表がないため、どこかぼやっとした印象だ... -
問題点を探る またも繰り返された暴行傷害
年末になって事件が明るみになった。伊勢ヶ濱(元旭富士)部屋でおきた幕下2力士による暴行事件である。弟弟子に対して以下のことが行われた。 4月 腕立て用の補助具を角材として使い、頭部を殴った7月 腹部を数回殴打し、その後踏みつけた8月 熱湯... -
2023年はどうなる 朝乃山はどこまで復帰する
朝乃山が十両に復帰した。無給から給料をいただける立場になったわけである。三段目から3場所かかっての十両復帰になったわけである。半年かかったことになる。 <幕下浅乃山> 朝乃山にとって十両は通過点にすぎない。果たして何場所で通過するのか。 出... -
2023年一月場所番付を読み解く
2023年一月場所の番付が発表された。1横綱1大関と手薄の反面、4関脇4小結という派手さである。関脇には大関から降格した正代、前頭筆頭で優勝同点の高安が返り咲いた。小結は琴ノ若・若元春が新、明生が再となった。 <琴ノ若> <若元春> もっとも4... -
武蔵丸の幕内対戦成績50回以上 下
武蔵丸のもう一人の幕内50回対戦以上の相手は貴乃花である。貴乃花の新入幕は平成2年五月場所であった。一度跳ね返されて再入幕は十一月場所であった。武蔵丸の新入幕はその1年後平成3年十一月場所であった。 初対戦は平成4年一月場所であった。ともに... -
2023年はどうなる 新横綱・新大関は誕生するのか
きたる一月場所は1横綱1大関という寂しさである。今年の一月場所後大関御嶽海が誕生したが、4場所で大関から降格している。ひざの手術をした照ノ富士は万全の体調でなければ出場しにくい。今ほど横綱・大関が求められる時代はない。 すぐに横綱・大関が... -
武蔵丸の幕内対戦成績50回以上 上
幕内対戦50回以上はつくづく大変な記録だと思う。怪童北の湖もウルフ千代の富士にもない。天才輪島、大関在位50場所の貴ノ花にもない。 武蔵丸の幕内50回以上の対戦相手の一人に貴ノ浪がいる。武蔵丸と貴ノ浪は平成3年十一月場所に入幕した。新入幕同士の... -
2023年はどうなる 大関優勝はあるのか
今年(2022年)は5場所関脇以下の優勝だった。ついに大関優勝はなかった。大関は弱体化して2人の大関が陥落して、ついには貴景勝の一人大関になってしまった。その貴景勝は2023年優勝できるのだろうか。 <貴景勝> 今年の貴景勝は以下の成績だった。1... -
2022年大相撲10大ニュース 2位・1位
■2位 御嶽海 正代の大関陥落 一月場所、3回目の優勝で大関に昇進した御嶽海。七月場所はカド番、2勝4敗でピンチだったが、コロナ部屋ごと休場で翌場所にもちこした。しかし、御嶽海はこの幸運を生かせず、九月場所4勝11敗と大敗した。大関としての... -
北の富士の幕内対戦50回以上 下
北の富士のもう一人の幕内50回対戦以上は琴櫻である。琴櫻は北の富士より早く、昭和38年三月場所入幕していた。1度跳ね返されたが、1場所で再入幕した。再入幕3場所目には上位で殊勲賞を獲得している。北の富士が新入幕を果たした昭和39年一月場所、琴... -
2022年大相撲10大ニュース 4位・3位
■4位 朝乃山の土俵復帰 七月場所2日目、朝乃山が土俵に復帰した。朝乃山が土俵から姿を見せなくなったのは、2021年五月場所の12日目からである。実に1年以上かかって三段目からの復帰であった。 <三段目の朝乃山> 朝乃山が出場停止になった理由は以... -
2022年大相撲10大ニュース 6位・5位
■6位 七月場所コロナ部屋ごと休場が多発 七月場所はコロナの嵐となった。初日からの田子ノ浦部屋、途中からの出羽海・鳴戸・放駒・武蔵川・佐渡ヶ嶽・玉ノ井・浅香山・片男波・伊勢ノ海・芝田山・追手風・八角部屋と部屋ごと休場が多発した。幕内で16人... -
北の富士の幕内対戦50回以上 上
幕内で50回以上対戦するのは大変なことである。地位が接近し、なおかつ休場が少ないと実現しにくい。大鵬には幕内対戦50回以上はなかった。柏戸戦が優勝決定戦を含み22勝16敗だった。北の富士には幕内対戦50回以上が2人いる。 <北の富士> まず清國であ... -
2022年大相撲10大ニュース 8位・7位
8位はなく7位と同点となった。 ■7位 不振照ノ富士3度休場 昨年、3回優勝。年間77勝を達成した照ノ富士が今年は1回の優勝、3度の休場となった。九月場所後膝の手術をしたため、十一月場所は全休した。長期休養もありえる。となると1横綱1大関は実... -
2022年大相撲10大ニュース 10位・9位
■9位 引退相撲ラッシュ 10位はなく9位が同点であった。2021年、琴勇輝が関係者のみで引退相撲を実施した。これを契機にコロナ禍のなかで実施されなかった引退相撲が本格的に始まった。お客さんを入れた興行は現役名でいうと以下になる。 一月場所後 豪... -
2022年大相撲10大ニュース 前文
今年も新型コロナウイルスの影響を受けての本場所開催であった。それでも地方場所全席使用、引退相撲の実施、巡業再開、昇進祝い開催など変化が見られた。そんななか、大相撲のニュースが相次いだ。まったく予期しないニュースも飛び込んできた。 そこで、... -
壁にはばまれた力士たち
十一月場所千秋楽、前頭14枚目7勝7敗の東龍は、同じく7勝7敗の妙義龍と対戦した。今度こそ東龍の幕内初勝ち越しなるか。相撲は、妙義龍が東龍のふところに入って東土俵で寄り切った。またしても東龍の幕内初勝ち越しはならなかった。 <東龍> 東龍の... -
大相撲人気は戻ってくるのか
十一月場所は7日目、14日目に満員御礼がでて、千秋楽が満員札止めであった。初日、8日目の日曜、11日目の祝日は満員御礼にならなかった。平日前半はガラガラだった。 <福岡国際センター> 福岡県は人口で千葉県、埼玉県より少ない。加えて福岡国際セン... -
1年間優勝の顔ぶれが違う3例を比較
令和4年はすべて優勝者が違った。これは昭和47年、平成3年に続き3例目である。なぜそんなことになったのか。昭和47年、一人横綱の北の富士は大乱調。大関は最初4人いたが、頼りにならない弱い大関だった。平成3年、横綱の交代期であった、平成4年一... -
2022年幕下のホープ 下
引き続き以下の基準で幕下のホープを取り上げよう。1.22歳以下(2022年12月31日時点)2・幕下成績が勝ち越していること3.元関取は対象外とした 出羽ノ龍モンゴル出身 出羽海(元小城ノ花)部屋最高位幕下3枚目 幕下成績43勝24敗10休 21歳 昨年に引... -
来なかった時代
昭和36年九月場所後、大鵬と柏戸が同日横綱に昇進した。物理的には2場所連続優勝の大鵬が先に決まったとみるのが常識である。柏戸は直前3場所優勝がなく、大鵬と抱き合わせ的に横綱になった。大関の勝率が大鵬と遜色がないが理由だったが、基準にないこ... -
一人横綱一人大関時代はいつまで続く
弱体化した大関陣は御嶽海の大関降格に続いて正代まで降格が決定した。これできたる一月場所は一人横綱一人大関である。正代が10勝以上あげれば大関に復帰するが、前例から復帰は容易でないことは、これまでさんざん書いてきた。 <一人大関貴景勝> 1横... -
2022年幕下のホープ 上
昨年の2021年幕下のホープから熱海富士、菅野(栃武蔵)、狼雅の3力士が十両に昇進した。熱海富士は新入幕までいった。彼らに続く幕下の有望株は誰か、探ってみた。基準は以下とした。1.22歳以下(2022年12月31日時点)2・幕下成績が勝ち越していること... -
写真で見る阿炎栄光の日々
十一月場所は優勝決定巴戦になり、最下位の阿炎が前頭筆頭隆康、大関貴景勝を撃破して初優勝に輝いた。まさかのなかから浮上したが、実力者であり、大関にも勝ったのだから納得の優勝だった。阿炎の年表と栄光の日々の写真を改めて見ていこう。 <201... -
現代大相撲関取事情
12月4日第71回全日本相撲選手権が両国国技館開催された。アマ日本一を決める大会で社会人や高校生も出場した。日体大の中村泰輝選手が優勝し、前年に続き2連覇を達成した。中村選手はプロ入りを示唆している。彼のプロでの活躍はどのようなものになるか... -
今年の写真二枚、思いがけない過去一枚
大相撲がコロナ禍に入って永くなっている。引退大相撲や巡業など戻りつつあるモノがある反面、前夜祭、土俵祭などまだまだのモノもある。コロナ禍だとどうしても土俵を離れるとマスクがつきまとう。そんななか今年の写真を土俵外と土俵上からピックアップ... -
2022年大相撲の記録
■一月場所御嶽海が3回目の優勝を達成した。優勝はいずれも関脇でこれは新記録である。関脇以下で3回優勝している力士が照ノ富士である。関脇2回、平幕1回である。関脇以下というくくりになると3回優勝は照ノ富士と御嶽海の2人である。御嶽海は意外に... -
2022年入門者数と引退力士数
2022年の入門者数と引退力士数が確定した。五月場所から三段目の枚数がこれまでの100枚から90枚に減削された。力士数が減少していることをうかがわせる出来事だった。日本自体が人口減少、少子化に入っており、相撲界への影響が出ている。幕下以下にはベテ... -
照ノ富士のこれから
十一月場所、結びの一番は貴景勝か正代であった。横綱が結びでないともうひとつ締まらない。今年(2022年)は照ノ富士にとってさんざんな1年であった。休場が3場所で優勝は1回きりであった。三場所横綱初休場があったが、このあと2場所休場することに... -
2022年年間最多勝最終形
今年の年間最多勝が確定した。それが以下である。単なる数字の比較ではなく、横綱・大関との対戦率によってクラス分けした。また、幕内在位6場所の力士を対象とした。 6場所幕内に在位した力士は32名である。幕内の定員は42名だから、76%が幕内を1年間... -
2022年架空年間三賞
今年(2022年)すべての場所が終了した。改めて今年も年間三賞力士を選出してみる。まず、今年の各場所の三賞はどうであったか。 1月 殊勲阿炎 敢闘琴ノ若 技能御嶽海3月 殊勲なし 敢闘高安・琴ノ若 技能若隆景5月 殊勲大栄翔・隆の勝 敢闘佐田... -
2022年十一月場所総評&一月場所私製番付
★優勝争いはまったく意外なカタチになった 2敗高安が阿炎に負けたことがすべての始まりだった。阿炎は早々と10日目に3敗して優勝候補とみなされていなかった。この時点で豊昇龍が1敗だったから無理もなかった。2敗で高安もいた。終わってみれば、3敗... -
■22福岡千秋楽 大波乱!巴戦制した阿炎が初優勝
2敗高安か3敗阿炎か。直接対決は後半3番後に迎えた。相撲は、突き押しの激しい応酬となった。高安が前に攻め込むが、阿炎はまわり込んでの反撃。目まぐるしいまでの攻防のなかから、阿炎が踏み込み、向こう正面に高安を突き倒した。 <3敗阿炎、2敗高... -
■22福岡14日目 3大決戦を斬る
7日目に続いて2度目の満員御礼が出た14日目。優勝争いは大詰めを迎えた。 後半最初の一番は2敗でトップの高安が登場した。対戦相手は輝である。輝は上位戦から遠ざかっているだけに対戦相手としてはもう一つと思っていた。ところが相撲は、激しい突き合... -
■22福岡13日目 2敗高安、3敗4人の大混戦
思いがけず2敗同士の対戦となった高安対王鵬戦。王鵬が前日1敗の豊昇龍に勝ったことで浮上してきた緊張の対戦になった。相撲は離れての攻防から高安が組み止めた。圧力をかけて上手投げで投げ捨てた。この辺は豊昇龍が終始離れて弾みで負けた教訓が生き... -
■22福岡12日目 豊昇龍対王鵬!まさかの結末
12日目、上位同士の取組は3番と少なく、上位対中位あるいは上位対下位が目白押しの日となった。その中で注目度が高かった一番は1敗豊昇龍対2敗王鵬戦であろう。といっても王鵬は幕内下位の経験しかない。しかも、何度か負け越している。人生には上り坂... -
■22福岡11日目 気力なき御嶽海は引退間際のような相撲
幕下で朝乃山が6番相撲で負けた。対戦相手は玉正鳳である。朝乃山に勝つためには2つの方法が考えられる。1つは離れて戦うことである。四つ身では幕下クラスでは対抗できない。2つめは朝乃山の圧力をまともに受けないことである。玉正鳳は動きのなかで... -
■22福岡10日目 速攻豊昇龍!正代くだし1敗堅持
優勝争いは佳境に入ってきた。場所前優勝候補をあげることは困難となった今、中盤最終日の10日目で見通しが立ってきた。 1敗の豊昇龍は大関正代と対戦した。カド番正代はここまで4勝5敗と苦しい展開。地元熊本出身とあって福岡国際センター内に声援や激... -
■22福岡9日目 優勝戦線に変化あり
幕下朝乃山が湘南乃海をくだして5連勝とした。この中には十両徳勝鵬に勝った一番も含まれている。朝乃山は5勝なら十両に上がれる可能性がでてきてた。だが、朝乃山は7勝で文句なしの十両復帰が狙いであろう。今度こそ、関取復帰を達成しておきたい。 優... -
■22福岡8日目 上位2敗以下!3力士3様
千代大龍が引退した。力がでないということだが、いかにも突然という印象が強い。今場所は前日まで2勝5敗だった。協会には残らず、第2の人生に踏み出すという。最高位小結、近年は上位との対戦は間遠になっていた。34歳だった。 <死闘を制して高安が霧... -
■22福岡7日目 脆弱で手薄な横綱・大関陣は続く
最低10勝に挑まなければならない力士が2人いる。それは大関復帰を目指す御嶽海と大関の足固めをする若隆景である。御嶽海の大関復帰は、過去の事例から容易でないことはすでに前述した。昨日の6日目、高安とのサバイバルマッチ敗北を受けて臨んだ対戦相... -
■22福岡6日目 サバイバル戦、熱戦、幻の一番、カド番脱出戦が交差
画像呼び込み、更新が思うように作用しなくなるときがあり、アップの時間が定かでないことを改めましてお詫び申しあげます。苦しい中格闘していますが、それでもどうかご支援何卒宜しくお願いいたします。大相撲は趣味ではなく道です。 中盤に入って早くも... -
■22福岡5日目 リベンジ・微妙・逆転・予想外の展開の1日
5日目は様々な展開にお目にかかれた。それだけに観戦する者をエキサイトさせた。順を追って記していこう 。 まず、玉鷲対高安戦である。先場所千秋楽直接優勝を争った両力士である。なかなか優勝に届かない高安。だが、今場所はひと味違う。闘志、激しさ... -
■22福岡4日目 三役対平幕戦は1勝4敗のお寒い現実
4日目、三役同士の取組は霧馬山対翔猿、玉鷲対大栄翔の一番である。霧馬山は翔猿の動きを封じた。左上手、翔猿の首を決めた形で右がはいった。これでは翔猿は苦しいし、何もできない。霧馬山は機会をうかがって上手捻りで決めた。玉鷲は激しい突き押しの... -
■22福岡3日目 優勝条件!まず中日まで3敗しないこと
まず、最初にお詫び申し上げます。土俵の目撃者を皆様にお届けするための設定に不具合が生じ、公開が大幅に遅れてしまいました。プログラムの師匠とメールしながら、日付を変更後も取り組んできました。どうも師匠のほうでは操作に問題がなく、こちらの不... -
■22福岡2日目 混迷の時代!持続しない強さ
初日、お客さんの入りがよくなかったから、2日目はさらによくないことは予想された。そしてその通りになった。ところが筆者の周辺は密なのである。筆者はイスSから観戦しているが、2日目もまわりは空席がなかった。ふと思ったことがある。 <空席 幕内... -
■22福岡初日 明暗分け、激闘うずまくなかで開幕
初日そうそうかくも盛大にご来場いただき誠にありがとうございます。とはいかない観客数だった。かなり空席が目立った。マス席3列がブロックとなって四方に空席をつくっていた。横綱の休場は確かに痛い。正代のカド番、御嶽海の大関降格といい話題からは... -
◆2022年11月 お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。土俵の目撃者は自分の足を使い、自分の目で確かめ、大相撲ファンと接することをモットーとしております。生で接した大相撲をお届けするために、十一月場所の15日間を福岡国際センターで観戦... -
2022年十一月場所直前考
九月場所は幻の取組が多過ぎた。▼大関同士貴景勝-御嶽海▼大関対関脇貴景勝-大栄翔正代-若隆景御嶽海-豊昇龍▼関脇同士若隆景-大栄翔▼優勝玉鷲をめぐる一番玉鷲-小結逸ノ城玉鷲-小結霧馬山玉鷲-琴ノ若玉鷲-宇良▼次点高安をめぐる一番高安-大栄翔高... -
幕内上位陣のここ1年の横綱・大関戦
大関はその弱体化が顕著になり、一人横綱照ノ富士は休場が多くなり、存在感を示せなくなっている。御嶽海の大関降格で横綱大関陣は3人となり、今や質量ともに風前の灯火と化している。幕内上位陣のここ1年の成績はどのようになっているのか。それが以下... -
玉鷲は再び勝てるのか
先場所久々に2回目の優勝をした玉鷲。俄然十一月場所の注目が集まる。今年(2022年)にはいって久々の優勝、初優勝が多い。そして翌場所あるいは、それ以降の成績が芳しくない傾向が出ている。 1月御嶽海→11勝4敗以後大関降格3月若隆景→9勝6敗5月照... -
大横綱双葉山の幕内対戦成績4
笠置山17勝「双葉山に勝ったらその場で引退してもいい」と言っていた笠置山だったが、ついに1度も勝てずに終わった。笠置山は当時珍しく早稲田大の学生出身だった。大学へは出羽海部屋から通っていた。インテリで、文章を書かせたら見事なできであった。... -
令和横綱大関リーグ戦事情
きたる十一月場所は1横綱・2大関の番付という、さびしさである。横綱大関リーグ戦がおこなわれても3番しかない。照ノ富士はひざの手術のため出場は難しい。となると貴景勝対正代の1番しかないことになる。これが優勝をかけた一番になればそこそこ盛り... -
熱海富士に続くすごい奴ら
十両は28人が定員である。十一月場所の番付では元幕内が13人、未入幕が15人と拮抗している。新入幕熱海富士の素質・素材・スピード出世による期待値は大きい。だが、十両では熱海富士に続くすごい奴らが未入幕組に控えている。それは北青鵬と金峰山である... -
大波3兄弟関取は実現するか
専門誌「相撲」の最新号表紙は若隆景と若元春の兄弟力士である。三男若隆景は関脇5場所連続在位であり、最も大関に近い力士である。今年(2022年)の三月場所は優勝決定戦で高安と熱闘の末初優勝している。年間最多勝の可能性もある。 次男若元春は今年一... -
横綱の連続休場6
武蔵丸は琴櫻と並んで大関在位32場所という最長タイ記録を持つ。琴櫻が32歳で横綱になったのに対し武蔵丸は28歳だった。貴乃花にとって曙が前年の宿敵なら武蔵丸は後年の好敵手であった。武蔵丸は長期大関時代1度も休場がなかった。引退直前に6場所連続... -
混迷の時代はいつまで続く
今年(2022年)に入って優勝候補にあげられ、その通り優勝したケースがどれくらいあっただろうか。しいて言うなら五月場所の照ノ富士の優勝だが、3敗もして絶対強者の優勝ではなかった。きたる十一月場所、優勝候補をあげるのは非常に困難な状況である。... -
現代幕内力士の新入幕までの所要場所数番付
新入幕の熱海富士のスピード出世が話題になっている。高校出身力士では朝青龍の所要場所数11場所と並んだと。朝青龍は厳密には留学生で、高校3年時に19歳になるため大会に出場できなくなり、元大関朝潮の若松部屋に入門した。序ノ口から新入幕まであるい... -
熱海富士の出世街道
明日のホープ熱海富士が十一月場所で入幕を果たした。その素質、素材は下の頃から注目されていた。四股名からわかる通り静岡県出身だが、生まれは千葉県である。稀勢の里の生まれは兵庫県だが、出身は茨城県であった。出身は申告制になっているから実情と... -
2022年十一月場所番付の視点
今年納めの十一月場所の番付が発表された。横綱照ノ富士が途中休場、大関正代・御嶽海が4勝11敗と大敗したことで、幕内上位関脇から前頭4枚以内に勝ち越し力士が9人もでた。そのため幕内上位は頭打ちで勝ち越してもそれほどアップしない事態となった。... -
令和新十両事情
令和に入って20場所が経過した。この間新十両は32人誕生した。きたる十一月場所はすでに新十両が狼雅、對馬洋と発表されているつまり21場所で34人誕生していることになる。それにしても21場所で34人の新十両は1場所1.6人である。元関取以外の幕下は九月場... -
大横綱双葉山の幕内対戦成績3
玉ノ海6勝1敗双葉山の幕内対戦相手で絶対触れなければならない力士が玉ノ海である。双葉山の69連勝の話題になったとき「このなかに私の名前もけっこうありますな」と語っていた。実際69連勝中は5連敗している。5連敗した昭和13年夏場所後の12月、師匠... -
2022年現代関取四股名事情
現代の関取の四股名で目につくのは圧倒的に本名が多いことである。5人いる。全員あげられるだろうか。正代、高安、遠藤、宇良、そして下の名前であるが、明生である。石浦は休場続きで、幕下である。一山本は本名を含んだ四股名である。 <遠藤> 解説の... -
一天にわかにかき曇った照ノ富士・御嶽海
十一月場所がだんだん近づいてきている。1年前の十一月場所、照ノ富士は全勝優勝して新横綱から連続優勝している。年間最多勝77勝13敗でまさに充実期であった。照ノ富士に対抗できる力士はいない。照ノ富士は何回優勝できるのか。11人しかいない3連覇以... -
新十両の優勝【平成編】
平成は30年4カ月あった。場所数は181場所である。その間新十両優勝した力士が下記である。 21人の新十両優勝力士が生まれた。約12%の誕生率である。6.3場所に1人だから平成は新十両優勝が生まれやすい時代だった。平成初期に9人、平成10年代に3人、平... -
横綱の連続休場5
北勝海は千代ノ富士の弟弟子で自己の限界以上の力を発揮した横綱であった。惜しむらくは連続優勝と全勝優勝がなかったことである。横綱6場所目の千秋楽の不戦敗後3場所連続全休して、46連続横綱休場している。優勝4回目のあとのことであった。これだけ... -
相撲界の珍事
これまで横綱・大関の再出場、不戦敗の翌日の出場、表彰なき優勝など相撲界の珍事を取り上げてきた。今年の七月場所、コロナ禍によって部屋ごと休場で多くの力士が休場に追い込まれたことも珍事に入るかもしれない。ほかに何があるか探ってみた。 ■休場-... -
決め手に欠ける上位陣
九月場所で大関御嶽海が4勝11敗と大敗して、大関の座を明け渡した。これによって1横綱・2大関の3人体制となった。どうみても手薄な横綱・大関陣である。それだけではない。横綱照ノ富士はひざの手術をするという。そうなると十一月場所の出場は絶望的... -
大横綱双葉山の幕内対戦成績2
引き続き双葉山の対戦成績をみていこう。 <双葉山のブロマイド> 鏡岩戦10勝1敗双葉山と猛牛鏡岩は同日大関に昇進した。このとき鏡岩は34歳であった。69連勝以前は3勝1敗。69連勝中は5勝。69連勝以後は2勝であった。双葉山には歯がたたなかった。唯... -
新十両の優勝【昭和編】
九月場所、栃武蔵が久々に新十両優勝を達成した。新十両であるから当然前の場所は幕下である。それが元幕内もいる十両で優勝するのだから簡単なことではない。新十両優勝はどれくらいあって誰がいるのか。調査してみた。 <栃武蔵> はじめにお断りしてお... -
最高位大関はなぜ優勝できないのか
現代は混迷の時代である。優勝候補をあげ、その通り優勝することは稀である。それどころか思いがけない力士が浮上して優勝争いをする展開が続いている。そのなかで大関はいっこうに優勝争いができないでいる。それどころか、弱体化が進んでいる。貴景勝が... -
横綱の連続休場4
怪童北の湖は横綱フル出場連続43場所の記録をもつ。22回目の優勝3場所後に横綱初休場している。連続休場はまず、不戦敗を含み18連続休場している。1場所フル出場後に6場所連続休場している。その中で不戦敗を含み52連続休場している。北の湖は新国技館... -
若隆景あの日あの時
今年三月場所初優勝した若隆景は、九月場所11勝で再び脚光を浴びてきた。若隆景は2017年三月場所、三段目付出でデビューした。三段目・幕下時代の若隆景を写真で振り返ってみよう。 【三段目2017年】 <5月 錦富士を突き落としで勝利> <5月 優勝決定... -
大横綱双葉山の幕内対戦成績1
双葉山といえば真っ先に思い起こすのが69連勝である。では69連勝は誰から始まり、69連勝目は誰かご存知だろうか。答は、最初は瓊ノ浦であり、69連勝目は駒ノ里である。双葉山の幕内対戦成績はどのようなモノなのか。改めて調査してみた。 <双葉山のブロマ... -
2022年十一月場所チケット事情
十一月場所のチケットは九月場所7日目に発売された。先行予約は当然その前である。いささか早すぎるきらいはある。休日の予定が決まらない職種にとっては、いかんともし難い。また休日出勤を余儀なくされる場合も出てくる。何より、場所中は場所に集中し...