大相撲

2023年三月場所番付を読み解く

三月場所の番付が発表された。先場所小結で11勝4
敗をあげた霧馬山が新関脇になった。前頭筆頭で10
勝をあげた大栄翔と8勝の翔猿がともに小結に返り
咲いた。

<新関脇霧馬山>

西小結で8勝の琴ノ若と西小結2で9勝の若元春が
成績順の番付になった。東小結若元春で、琴ノ若は
西小結のままだった。これは大変いい。

そうすると一月場所の番付で8勝の東関脇若隆景と
11勝の西関脇豊昇龍が入れかわらなかったのはなぜ
かという疑問が残る。合理的思考でも、歴史的にも
豊昇龍が東関脇にするケースが多い。照ノ富士の出
場ははっきりしないが、休場とすると上位は前頭4
枚目明生までが大関との対戦圏内である。

<豊昇龍>

幕内の番付で腐心したのは12枚目以降であろう。輝
と琴恵光は7勝8敗で現状維持である。宝富士は8
勝7敗で3枚半あがった。十両から上がってきた大
翔鵬、新十両3人の金峰山、武将山、北青鵬はほぼ
成績通りのアップになった。通常は成績以下である。

<新入幕金峰山>

幕内は東が22人、西が20人である。これを同じスペ
ースにいれるのだから、どうしても東の相撲文字が
いくぶん細ることになる。番付購入の方は文字幅を
はかってみれば違いを知ることができる。

なお、朝乃山は上がれる成績をあげながら入幕は見
送りとなった。東十両筆頭となった。西筆頭の東白
龍、西3枚目の湘南乃海は幕内を狙える地位である。
新十両玉正鳳は13枚目、幕下を1場所で突破した注
目の落合は十両尻の14枚目となった。

<幕下優勝落合>

幕下は東筆頭に塚原、2枚目に藤青雲、2枚目に川
副が上がってきた。幕下の成績は以下である。
塚原 96勝79敗
藤青雲33勝23敗
川副 14勝7敗
琴手計は17枚目まで番付をあげてきた。

三月場所は、3月12日が初日である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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