若隆景はきたる三月場所で7場所連続関脇在位にな
る。上位安定度は抜群で、実力者といっていい。か
つて御嶽海は関脇以下最強であった。いまや現時点
ではそれは若隆景に移ったといっていい。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2023/02/221002蒼国来-151A.jpg)
その若隆景のカモと苦手を調べてみた。対戦は幕内
同士とした。
まず、1度も負けていない現役幕内力士が6人いる。
宇良 6勝(不戦勝1)
遠藤 4勝
錦木 3勝
宝富士3勝
千代丸3勝
竜電 2勝
三月場所対戦が予想されるのは錦木と竜電である。
千代丸は三月場所、十両落ちが予想される。隠岐の
海には4勝だったが、惜しくも(?)引退してしま
った。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2023/02/221117五日目幕内-733A.jpg)
比較的分がいい幕内力士が次である。
玉鷲 7勝2敗
翔猿 6勝2敗
北勝富士5勝1敗
玉鷲には初対戦から5連勝した。さらに玉鷲が優勝
した昨年九月場所に兄若元春とともに勝っている。
三月場所、翔猿との対戦はありそうだが、北勝富士
戦はなさそうである。
五分の力士が6人いる。
隆の勝 7勝7敗(不戦勝1)
阿武咲 4勝4敗
琴ノ若 4勝4敗
琴恵光 2勝2敗
錦富士 1勝1敗
琴勝峰 1勝1敗
隆の勝戦は昨年の七月場所不戦勝が最後になってい
る。琴勝峰戦は令和2年九月場所が最後の対戦にな
っている。三月場所で対戦が実現したら久々の一番
になる。三月場所対戦濃厚なのは琴ノ若、阿武咲戦
である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2023/02/2205120十三日目幕内-895A.jpg)
負け越している相手が7人いる。
照ノ富士1不戦勝10敗
御嶽海 4勝8敗
碧山 0勝3敗
正代 5勝7敗
霧馬山 4勝6敗
貴景勝 5勝6敗
阿炎 2勝3敗
照ノ富士に不戦勝したのは、照ノ富士が前頭筆頭の
ときである。大関照ノ富士、横綱照ノ富士戦は7敗
である。御嶽海には初顔から4連敗している。その
後五分の戦いが繰り広げられている。碧山には1度
も勝てていないのは意外である。もっとも三月場所、
対戦はなさそうである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2023/02/220720十一日目幕内-838A.jpg)
若隆景がもう一皮めくれるためには苦手の克服が不
可欠である。特に番付下位には負けをなくすことで
ある。