大相撲

朝乃山のカムバック街道

三月場所、朝乃山は十両東筆頭で13勝2敗をあげ、
幕内復帰を確実にした。本来なら一月場所の優勝で
幕内に上がっても不思議はなかった。しかし、空き
枠がなく、不運にも十両にとどまった。

朝乃山はケガではなく、コロナ外出期間に外出した
ことで出場停止となった。2021年五月場所の途中で
あった。そこから6場所全出場停止になった。地方
場所は同行できたが、番付は三段目まで降格した。

<日刊スポーツの記事>

2022年七月場所、朝乃山は三段目で再出発した。そ
の場所は7戦全勝で優勝した。その中に去る三月場
所序二段優勝した勝呂と対戦している。

<三段目で勝呂に勝利>

九月場所は幕下15枚目に番付をあげた。これは7戦
全勝なら十両昇進を意味していた。朝乃山は川副、
湘南乃海などに勝って5勝。6番相撲に挑んだ。11
日目5勝同士で対戦した勇磨の突き落としにばった
り両手をついてしまった。勇磨は組まずになおかつ
圧力をまともに受けなかったことが勝因である。

朝乃山は幕下4枚目で、再び十両復帰を目指すこと
になった。だが十一月場所、歴史は繰り返された。
5勝しての6番相撲は玉正鳳と対戦した。朝乃山は
またしても不覚を取り、この場所も6勝1敗で優勝
はできなかった。だが十両復帰は確定的であった。

<玉正鳳に敗北>

2023年一月場所、十両12枚目で、朝乃山は初日から
連戦連勝。10連勝した。11日目は大翔鵬に敗れたが
14勝1敗で優勝した。半枚差で入幕は北青鵬が決め
た。

そして三月場所十両筆頭、13勝2敗でついに幕内復
帰を決めた。2敗は逸ノ城と幕内の王鵬によるもの
だった。幕下のとき敗れた玉正鳳が新十両だったが
対戦はなかった。

<幕内復帰を決めた朝乃山>

朝乃山の幕内復帰は第一歩に過ぎない。問題は大関
復帰がなるかである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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