大相撲

現代最強力士は誰か

2023年4月5日

テーマは「現代最強力士は誰か」だが、通常なら番
付通りなのである。だが、横綱照ノ富士は休場続き
だし、ひざを手術した後遺症も心配である。なによ
り休場後、土俵感覚がすぐには戻らない。さらに、
31歳という年齢的な面が懸念される。

それでは大関貴景勝かというとそう単純にいかない
点が混迷の時代である。貴景勝が最強ならもっと優
勝してもおかしくない。優勝の顔ぶれが変わるなか
でたった1回しか優勝できていない。ここ1年で56
勝26敗8休である。毎年休場があるのも気になる。

<貴景勝>

7場所連続関脇の若隆景はどうか。若隆景が初優勝
したのはちょっとだけ遠い昔になってしまった。そ
の後2けた勝ったのは1場所である。三月場所は7
勝7敗1休で、五月場所は関脇の座を明け渡すこと
になりそうである。ここ1年は、52勝37敗1休であ
る。

<若隆景>

7場所連続上位で勝ち越した力士がいる。三月場所
優勝した霧馬山である。7場所連続上位勝ち越しの
なかに4場所2ケタ勝利がある。実は貴景勝もここ
1年で4場所2ケタ勝利がある。霧馬山はここ1年
6場所で58勝32敗とトップの成績である。

<霧馬山>

豊昇龍も7場所連続上位勝ち越しである。8場所前
の11勝は幕内中位であってカウントしていない。関
脇には霧馬山より先にあがった。ここ1年は54勝36
敗で、1場所平均9勝である。

現代最強力士は霧馬山といってさしつかえない。た
だ、抜群の強さではない。紙一重であるし、変動も
あり得る。

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.