2敗大栄翔か3敗霧馬山か。千秋楽結びの一番で決
着する。霧馬山が3敗目をきっしたのは、7日目で
ある。3敗は正代、阿武咲、琴ノ若によるものであ
る。8日目から驚異の7連勝して千秋楽を迎えた。
その精神力は恐るべきモノである。
一方大栄翔は初日から6連勝と快進撃。2敗は7日
目若元春、10日目豊昇龍でいい流れで、2敗で千秋
楽を迎えた。
千秋楽結びの一番、大栄翔は突き押しで霧馬山を攻
め立てた。霧馬山土俵際に詰まりながらの突き落と
し。大栄翔大きく泳ぎ、土俵にはった。霧馬山の逆
転勝ちである。大栄翔の敗因は上体だけに力が入り
過ぎたことである。
優勝決定戦になった。こうなるとどちらが有利とは
いえない状況である。気持ちの切りかえがどこまで
できるかにかかってくる。
しかし、優勝決定戦は本割と同様の展開となった。
ただ、勝負は微妙で物言いがついた。協議の結末は
霧馬山の勝ちであった。霧馬山が逆転初優勝達成と
なった。
霧馬山は優勝したことで大関昇進はあるのだろうか。
霧馬山は9勝-11勝-12勝優勝である。一人大関だし、
あがっても不思議はないが、文句なしという域では
ない。霧馬山は、これまで素材はよかったが、上位
で花開くことはなかった。星が伴ってきたことで、
ようやく開眼した。