大相撲

2023年三月場所直前考

2023年3月10日

貴景勝の横綱に関してはこれまで記述した通りであ
る。2場所連続優勝は、品格力量抜群ではない。ま
た、こういう史実あることだけは知っていただきた
い。玉錦は大関で3連覇しても横綱にあがることは
なかった。千代ノ山は連続優勝しても大関据え置き
だった。

<貴景勝>

現在7場所連続優勝者が異なる事態である。この記
録は三月場所で終止符が打たれるのか。内訳は以下
である。

横綱 1
大関 1
関脇 2
平幕上位 2
平幕中位 1

13勝 2
12勝 5

<十一月場所優勝の阿炎>

これは群雄割拠ではない。どんぐりの背比べである。
三月場所も優勝候補はあげられない現実を直視する
ことになる。

大関以上2人はいつまで続くのか。現在1横綱1大
関である。ともに片翼飛行である。閉塞感が強い。
最低でも2横綱2大関はほしいところである。何よ
り今新大関が求められているが、誕生の気配は見え
ない。新大関は現在の関脇若隆景・豊昇龍・霧馬山
に期待したいが、十両からあがってくる新しい力か
ら誕生する可能性もある。

一月場所も幻の取組が出てしまった。

・大関対関脇
貴景勝-若隆景
貴景勝-正代(2場所連続)
・関脇同士
豊昇龍-正代
・小結同士
霧馬山-明生
・そのほか勝ち越し同士
大栄翔-阿炎
玉鷲-阿炎

<若隆景>

特に貴景勝と若隆景は対戦成績が拮抗しているだけ
になくてがっかりした。なぜ毎場所こんなことにな
るのか。取組編成がお粗末だからである。それだけ
ではない。失敗から学ばないから同じことを繰り返
すことになる。幕内中位以下の好成績者は早めに上
位優勝争いをしている力士にぶつけることである。
12日目では遅すぎる。終盤は千秋楽の取組のように
その日の取組終了後に組むのも一案である。

初日はもうすぐである。

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.