大相撲

貴景勝15番勝負 上

三月場最も注目を集める力士が大関貴族景勝である。
貴景勝は3回優勝しているが、初優勝後は11勝した
が2回目の優勝後は休場している。3回目の優勝後
は吉と出るか凶と出るか。対戦相手別にみていこう。

<一月場所優勝の貴景勝>

5(×●〇×××)6照ノ富士
対戦成績に2度の優勝決定戦を含んでいる。1勝1
敗の成績である。昨年の三月場所は貴景勝が休場し、
ここ3場所は照ノ富士が休場している。照ノ富士の
出場がはっきりしなく、出場しても万全でないと貴
景勝に分がある。

7(●〇〇●〇〇)2豊昇龍
このところ力をつけてきた豊昇龍も貴景勝の押し相
撲に苦戦している。対戦はすべて貴景勝が大関のと
きである。普通に相撲を取れば貴景勝有利。勝負の
ポイントは豊昇龍が立ち合い踏み込んでまわしをつ
かめるか否かにかかっている。

8(〇〇●●〇●)6霧馬山
霧馬山の6勝には不戦勝が含まれている。一月場所、
貴景勝は優勝したが、霧馬山に負けている。貴景勝
は自分の押し相撲が取れず、霧馬山に左を差され、
すくい投げで土俵にはった。霧馬山が力をつけてき
ているのは間違いない。ここ1年でも3勝3敗であ
る。貴景勝は四つになっては霧馬山に勝てない。先
手をとって押しまくるしかない。

<霧馬山戦で敗北>

3(××〇×〇〇)0若元春
貴景勝はまだ幕内では若元春には1度も負けていな
い。しかし要注意の相手であることは間違いない。
ひたすら押しで圧倒するしかない。

5(〇●〇〇〇〇●)2琴ノ若
先場所は琴ノ若に敗れている。押し勝ったのは琴
ノ若。押し戻す貴景勝。探り合いから琴ノ若が思
い切って出て土俵下に豪快に押し倒した。「押せ
なくなったときの貴景勝は危ない」の法則通りの
相撲になった。貴景勝は同じ轍を踏まないことで
ある。

<琴ノ若に敗退>

12(●〇×××〇)13御嶽海
対戦成績は優勝決定戦を含んでいる。その差1勝
である。貴景勝が対戦圏内で負け越している3人の
うちの一人である。しかし、いまや力関係は完全に
逆転している。油断なくあたれば勝てそうである。

<御嶽海を圧倒>

3(××××××)1竜電
竜電とは令和2年三月場所以来の対戦である。3年
ぶりの対戦になる。実力通りなら貴景勝のものであ
る。

6(〇×〇〇××)1錦木
貴景勝は初顔で負けただけで現在6連勝中である。
錦木の力はまだ上位には通じにくい。番狂わせはお
こりそうもない一番である。

(この項目続く)

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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