大相撲

23初 13日目 貴景勝対阿武咲!決戦を斬る

2敗トップの阿武咲を3敗の大関貴景勝が追うとい
う、何とも奇妙な図式になった。そのからくりは阿
武咲が前頭5枚以下との対戦が11番あるということ
だ。貴景勝の2関脇(若隆景・豊昇龍)4小結(霧
馬山・琴ノ若・明生・若元春)ほか大栄翔・玉鷲・
阿炎・翠富士などの難敵・強敵・実力者を迎え撃っ
たことと比較すると差があり過ぎる。

<阿武咲対貴景勝1>

そうは言ってもここで貴景勝が敗れると2差で自力
優勝は困難になる。そして貴景勝は明らかに調子を
落としてきている。逆に阿武咲は前日上位の玉鷲を
押し出して勢いにのっている。貴景勝対阿武咲戦は
貴景勝有利とは必ずしもいえない状況である。

<阿武咲対貴景勝2>

そんな中で13日目結びの一番で両力士が激突した。
1度立ち合いあわず、2度目貴景勝があたっていな
し。阿武咲こらえて突き離し。貴景勝突き合いの応
酬のなかから張り手。阿武咲が張り返すところを貴
景勝が一気に押し出した。貴景勝渾身の一番であっ
た。

<阿武咲対貴景勝3>

これで貴景勝、阿武咲、琴勝峰が3敗で並んだ。14
日目の対戦相手は以下である。
貴景勝-豊昇龍
霧馬山-阿武咲
大栄翔-琴勝峰

貴景勝は関脇戦に入る。正代戦は幻になりそうであ
る。阿武咲は上位戦4番、琴勝峰は上位戦3番とい
うハンディのなか、貴景勝はどこまで踏みとどまれ
るのか。場所は残り2日間となった。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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