大相撲

2023年一月場所総評&私製番付

★一月場所の優勝争いについて

千秋楽相星決戦となったが、貴景勝と琴勝峰では対
戦相手に差があり過ぎた。琴勝峰は上位3番、その
うち三役はたった一番。琴勝峰が優勝なら権威なき
優勝だった。途中優勝のトップに立った阿武咲にし
ても上位4番であった。

そうなる原因は取組編成のまずさにある。幕内中位
以下で勝ちあがってきた力士の上位対戦が遅すぎる
からである。上位戦で負けたら通常の取組に戻せば
いい。上位同士の対戦がなくなるのもよくない。

<貴景勝3回目の優勝>

★優勝した貴景勝について

孤軍奮闘、最後までよく戦った。連敗して3敗にな
ったとき優勝から遠ざかったかに見えたが、3場所
連続平幕優勝で断ち切った。幕内中位以下から勝ち
上がった阿武咲戦は気迫を超えた一番だった。琴勝
峰戦は圧倒した。この戦いで15日間を戦い抜く自信
になったのでは。

<優勝パレード>

★貴景勝の横綱問題に関して

横綱は品格力量抜群。2場所連続優勝は力量抜群
ではない。そして優勝と一口にいってもレベルが
ある。年6場所時代にわずか2場所で決める危う
さがある。力量抜群の横綱とは時代を築くほどの
力量である。昭和・平成でいえば玉錦、双葉山、
羽黒山、栃錦、若乃花、大鵬、玉の海、北の湖、
千代の富士、貴ノ花、朝青竜、白鵬であった。

★ほかに目に留まった力士は

霧馬山がうまさを発揮して11勝をあげた。優勝貴
景勝にも勝った。これまでは小結が最高位で玄人
好みであったが、今場所大きく開花した。

<霧馬山>

★大相撲人気について

初日、2日目、6日目から千秋楽まで11日間満員
御礼がでた。外国人客がいつも以上に目立った。
福島からの応援団もあった。ただ1月はほかのプ
ロスポーツが少なく、5月ようすをみないければ
はっきりしたことは言えない。

★一月場所の幻の取組は

・大関対関脇
貴景勝-若隆景
貴景勝-正代
・関脇同士
豊昇龍-正代
・小結同士
霧馬山-明生
・そのほか勝ち越し同士
大栄翔-阿炎
玉鷲-阿炎

★三賞に関して

勝ったら三賞はやめたほうがいい。三賞は内容な
のだから、負けたから全部チャラはおかしい。勝
ちにしても内容をともなはない勝ち方だってある。

★場所の採点は

60点

★最後に三月場所私製番付を掲載する

成績は関脇以下。ただし、大関に勝った場合は成
績に加えた。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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