大相撲

■23春4日目 貴景勝苦手阿炎の戦法に2敗

2023年3月15日

相撲は阿炎の突き離しを貴景勝が左から押し上げ、
最期押し出した。貴景勝は苦手対策ができていた。
同じ負け方はせず、貴景勝は大関の面目を保った。
これが先場所の貴景勝対阿炎の相撲内容であった。

苦手阿炎との対戦成績は優勝決定戦を含め、3勝6
敗である。今度は阿炎が戦法を変えてきた。もろ手
で突き上げといて、すぐ引いてまわり込むと、貴景
勝は体勢をくずした。そこを阿炎がはたき出して決
めた。

<貴景勝、阿炎に敗れる>

貴景勝は足を痛めていた。それが敗因なら今後は苦
しい展開になる。負けが先行すると途中休場がある
かもしれない。「健康上の理由などいくら言っても
相手には勝てん」と言ったのは力道山である。貴景
勝が不屈の闘志で立ち向かうのか否かで今後が決ま
る。

粘りと強さがでてきた正代。2関脇を撃破した。3
連敗スタートの若隆景。4日目両者が対戦した。両
力士あたって四つ身の争い。正代左をさすと前に出
る。若隆景まわりり込むも、正代追撃し、最後西土
俵に押し出した。正代はこれで3関脇から勝利した
ことになった。若隆景は4連敗と苦しい展開になっ
た。

<正代、若隆景を押し出す>

先場所11勝あげた霧馬山が調子をあげてきた。若元
春を問題にせず、送り出しで3勝目をあげた。また、
大栄翔が真っ向からの相撲で御嶽海を突き出した。
上位で唯一の4勝である。

<霧馬山、若元春を送り出す>

幕内下位では新しい力北青鵬が4勝である。十両の
朝乃山が逸ノ城を追い込みながら土俵際で逆転負け
をきっした。落合は優勝経験者徳勝龍を堂々と寄り
切った。

大相撲は面白くなってきている。4日目も満員御礼
だった。大阪府立体育館前の歩道は狭い。満員のお
客さんが一斉に帰るととてつもない人数に膨れ上が
り、大変な遅い歩みになるのが難点である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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