大相撲

■23春3日目 貴景勝が弾丸相撲で正代を圧倒

3日目も満員御礼となった。この分だと千秋楽まで
続くかもしれない。「横綱休場なのに満員御礼か」
という声が聞こえた。外国人客もかなり目立つ。大
相撲の人気復活は喜ばしいが、早く新しい英雄が出
てきてほしいが本音である。

霧馬山、豊昇龍の両関脇を撃破して強さをみせてき
た正代。結びの一番は大関貴景勝対正代戦となった。
両者十一月場所、一月場所と番付は近いのになぜか
2場所も組まれなかった幻の取組である。特に十一
月場所は大関同士で組まれなかったのだから不可思
議である。

<貴景勝、正代に完勝>

相撲は、貴景勝が弾丸のようなあたりから正代を一
気に土俵際に追い込んだ。貴景勝は休まず押し立て
押し出した。貴景勝は最高の相撲を取り切った。強
さ復活の正代も押し立てられてはどうしようもなか
った。貴景勝は4日目苦手阿炎戦を迎える。

若隆景は3連敗となった。重傷スタートである。阿
炎の突きを耐えたまではよかったが、そこから引か
れ、最後ははたき込まれた。豊昇龍は琴ノ若の攻め
をしのぎ、逆襲で1勝をあげた。若隆景は現在7場
所連続関脇在位中である。連敗が続くとその座を明
け渡すことになる。4日目は正代戦である。今の正
代は油断できない。

<若隆景、阿炎に敗北>

正代に刺激されたわけではないだろうが、3日目の
御嶽海は強かった。小結若元春を一直線に持ってい
った。パワー、出足とも最高の相撲だった。もっと
もムラのある相撲も御嶽海の相撲。だからこの一番
だけでは判断しにくい。

<御嶽海のパワーが若元春に炸裂>

3日目を終えた段階で明暗を分けたとは言いがたい
のが混迷の時代である。絶対強者の時代はいつくる
のか。場所はまだまだこれからである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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