大相撲

■23春9日目 本日のメインエベントは琴ノ若対正代

2023年3月20日

9日目のメインエベントは全勝翠富士対5勝3敗の宇
良ではない。1敗大栄翔対1勝の玉鷲でもない。どち
らもわくわく感がない。そして予想通り翠富士、大栄
翔が順当に勝った。

<正代、琴ノ若を追い込みきれず>

小結琴ノ若対正代の2敗同士のサバイバルの一番、
これこそ9日目のメインイベントである。3敗にな
った力士は現時点では優勝から遠ざかる。琴ノ若、
正代ともに右四つだが、すんなりいかず、相撲は牽
制で始まった。右四つ気味になると正代下から攻め
て西土俵に琴ノ若を追い詰めるも決め手に欠ける。
琴ノ若逆襲。四つ身がとかれ、突き押しで応戦。最
後、押し倒しで勝負を決めた。琴ノ若は2敗を守っ
た。

<琴ノ若が正代を押し倒す>

結びの一番は横綱・大関の休場により、3関脇が交
代で務めている。しかし、関脇が結びの一番ではど
うにもしっくりこない。また若隆景、豊昇龍、霧馬
山は現時点では優勝争いできない成績である。若隆
景は5敗で完全に脱落している。

10日目、全勝翠富士は翔猿戦である。三役にはちが
いないが、翔猿は4勝5敗である。このままでは翠
富士は強者が少ない対戦で優勝達成か。それとも11
日目から大栄翔、琴ノ若、正代、若元春、霧馬山、
豊昇龍と対戦するのか。残り5日間では5人としか
対戦できないのは自明の理。

ほかに遠藤、高安が2敗である。高安は4勝4敗の
碧山を倒して連敗をストップした。それにしてもこ
のベテランを翠富士、高安にぶつける意図は何だろ
うか。理解に苦しむ。両力士の今後の取組も気にな
る。

<高安、碧山を倒して連敗ストップ>

場所は連日満員御礼である。だが、取組編成に上位
の割崩しを含め、失敗だと白け場所になりかねない。
それだけは御免蒙る

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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