朝乃山が十両に復帰した。無給から給料をいただけ
る立場になったわけである。三段目から3場所かか
っての十両復帰になったわけである。半年かかった
ことになる。
朝乃山にとって十両は通過点にすぎない。果たして
何場所で通過するのか。
出場停止の先人阿炎は十両2場所で突破した。24勝
6敗、十両優勝1回であった。同じく竜電は十両3
場所で通過した。成績は34勝11敗、優勝2回であっ
た。
朝乃山が2場所で十両を通過するためには22勝以上
が必要である。文句なしで幕内入りするためには23
勝以上しておきたいところである。幕下ではなかっ
た優勝もしておきたいところである。
2023年、十両2場所通過なら幕内は4場所あること
になる。4場所目の地位はどこか。どこまで戻せる
か。阿炎は幕内復帰後3場所目に関脇になっている。
竜電はきたる一月場所が幕内復帰3場所目だが、5
枚目まで来た。
ただ、阿炎も竜電も幕内復帰は27歳であった。朝乃
山は2023年三月場所から29歳になる。一般的には成
長途上とはいかなくなる。
それでも照ノ富士は29歳で横綱になった。朝乃山も
気力あるうちはやってくれそうである。2023年、上
が詰まっていなければという条件つきだが、ズバリ
関脇まで戻れるのではないだろうか。