大相撲

2023年一月場所番付を読み解く

2023年一月場所の番付が発表された。1横綱1大関
と手薄の反面、4関脇4小結という派手さである。
関脇には大関から降格した正代、前頭筆頭で優勝同
点の高安が返り咲いた。小結は琴ノ若・若元春が新、
明生が再となった。

<琴ノ若>
<若元春>

もっとも4関脇4小結にしなければ前頭上位・中位
は行き場がなくなってしまう。それでも翠富士・佐
田の海は8勝7敗と勝ち越しながら現状維持となっ
てしまった。3関脇・2小結なら翔猿・大栄翔は7
勝8敗で2枚半、御嶽海は6勝9敗で4枚半落ちと
なるところである。

<翠富士>

照ノ富士の出場ははっきりしないが、休場となると
大関貴景勝との対戦圏内は前頭東4枚目の錦富士ま
でである。優勝阿炎が上位に戻ってきた。ただ、思
ったほどアップしなかった。

7勝8敗で現状維持となった力士が隆の勝・碧山・
一山本・東龍である。また、先場所前頭東8枚目で
3勝12敗の宝富士が幕内に残った。十両東5枚目10
勝5敗の天空海の幕内入りはなくなった。新入幕力
士はいなかった。

<宝富士>

十両ではホープ北青鵬が2枚目に、欧勝馬が3枚目
に番付を上げてきた。幕内を狙える。千代大龍・豊
山の引退が影響して、十両尻7勝8敗の対馬灘が現
状維持に、十両西10枚目5勝10敗の魁勝が西13枚目
に留まった。関取に復帰した朝乃山は12枚目に位置
した。新十両は湘南乃海である。

幕下上位で新十両が狙える力士は、先場所優勝した
東筆頭玉正鳳、西筆頭の石崎。さらに3枚目の栃神
山、4枚目上戸、東西5枚目の塚原・藤青雲あたり
になる。彼らの熱い戦いが始まる。

一月場所は、8日が初日である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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