武蔵丸と貴乃花は幕内の本割で52番対戦し、武蔵丸の19勝33敗。優勝決定戦も武蔵丸の0勝4敗だった。貴乃花が横綱、武蔵丸が大関だった時期は6勝18敗と大きく負け越したが、両者が横綱になってからは武蔵丸が7勝3敗と勝ち越した。
星取は相撲記者・田口 通廣が2022年12月25日の記事に記録したもの。初対戦は平成4年一月場所、最後の一番は平成14年九月場所。
武蔵丸の幕内50回以上の対戦相手を書いた田口の記事の後編で、前編は武蔵丸 対 貴ノ浪の対戦成績である。
武蔵丸 対 貴乃花|番付の局面ごとの対戦成績
対戦したときの番付の組み合わせごとに、田口の星取を並べた。右の列は同じ星取を貴乃花の側に入れ替えたもの。
| 対戦時の番付 | 武蔵丸の成績 | 貴乃花の成績 |
|---|---|---|
| 関脇以下どうし | 2勝5敗 | 5勝2敗 |
| 武蔵丸 関脇・貴ノ花 大関 | 3勝3敗 | 3勝3敗 |
| 大関どうし | 1勝4敗 | 4勝1敗 |
| 武蔵丸 大関・貴乃花 横綱 | 6勝18敗 | 18勝6敗 |
| 横綱どうし | 7勝3敗 | 3勝7敗 |
| 本割の通算 | 19勝33敗 | 33勝19敗 |
| 優勝決定戦 | 0勝4敗 | 4勝0敗 |
初対戦から大関どうしまで|関脇以下では2勝5敗
貴乃花の新入幕は平成2年五月場所だった。一度跳ね返され、再入幕は十一月場所だった。武蔵丸の新入幕はその1年後、平成3年十一月場所である。
初対戦は平成4年一月場所で、ともに平幕上位だった。貴花田が寄り切りで勝ち、この場所で初優勝して日本中を熱狂させた。両力士は初対戦から29場所連続で対戦している。

関脇以下どうしの対戦は武蔵丸の2勝5敗だった。平成5年三月場所、貴花田は大関になり、貴ノ花に改名している。関脇武蔵丸と大関貴ノ花の対戦は3勝3敗の五分だった。
貴ノ花の大関昇進から1年後に武蔵丸が大関になった。大関どうしの対戦は武蔵丸の1勝4敗だった。
大関武蔵丸 対 横綱貴乃花は6勝18敗、横綱どうしでは7勝3敗
大関武蔵丸と横綱貴乃花の対戦は、武蔵丸の6勝18敗だった。武蔵丸にとって横綱貴乃花はなかなか勝てない存在だった、と田口は書いている。
武蔵丸が初めて勝ち越したのは、横綱どうしの対戦で、7勝3敗だった。
平成13年五月場所の優勝決定戦|負傷の貴乃花が上手投げ
平成13年五月場所の14日目、武双山戦で貴乃花は致命的な負傷をした。千秋楽は負傷を抱えたまま、本割で武蔵丸に敗れた。だが優勝決定戦では、上手投げで武蔵丸に勝った。

その瞬間、貴乃花は鬼の形相だった。出場の代償は大きく、翌場所から貴乃花は7場所連続で全休した。
このけがのあとの1年間の休場数は90休で、田口が数えた横綱の1年間の休場数14傑で1位にあたる。武蔵丸も引退直前の1年間の80休で2位に入っている。
最後の一番|平成14年九月場所
平成14年九月場所が最後の一番になった。武蔵丸が寄り切って勝った。貴乃花はその2場所後に引退した。
通算は武蔵丸の19勝33敗、優勝決定戦は武蔵丸の4敗だった。武蔵丸にとって貴乃花は、たちふさがる強敵であった、と田口は書いている。
幕内で50回以上の対戦は珍しい
前編で田口は「幕内対戦50回以上はつくづく大変な記録だと思う。怪童北の湖もウルフ千代の富士にもない。」と書いている。武蔵丸にはその相手が、貴ノ浪と貴乃花の2人いた。
武蔵丸と貴乃花の対戦についてよくある質問
Q. 武蔵丸と貴乃花の通算対戦成績は?
A. 幕内の本割は武蔵丸の19勝33敗(52番)です。優勝決定戦は武蔵丸の0勝4敗でした。
Q. 武蔵丸が貴乃花に勝ち越した時期はありますか?
A. 横綱どうしの対戦で、武蔵丸の7勝3敗です。両者が横綱になってから武蔵丸が上回りました。
Q. 平成13年五月場所の優勝決定戦はどんな一番ですか?
A. 14日目の武双山戦で致命的な負傷をした貴乃花が、千秋楽の本割で武蔵丸に敗れたあと、優勝決定戦で上手投げで勝った一番です。翌場所から貴乃花は7場所連続で全休しました。
Q. 何場所続けて対戦しましたか?
A. 初対戦の平成4年一月場所から、29場所連続で対戦しています。
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