大相撲

■23春12日目優勝圏内同士の対戦がなぜか少ない翠富士

2023年3月23日

1敗翠富士は関脇で最も成績が悪い5勝6敗の若隆
景と対戦した。どうも翠富士は優勝を争う力士との
直接対戦がことごとく避けられている。それでも若
隆景対翠富士は激しい動き・攻防のなか、最後は若
隆景が上手出し投げで仕留めた。若隆景は終始落着
いていた。あわてなかったことが勝因である。

<若隆景に敗れ、翠富士2敗>

結びは関脇同士の霧馬山対豊昇龍戦が組まれた。3
敗同士だけに4敗した力士は優勝から脱落となりか
ねない。関脇の実績は豊昇龍が上だが、霧馬山には
連続2ケタ勝利が求められる。あわよくば優勝だっ
てあり得ないわけではない。

相撲は、霧馬山が左上手十分で豊昇龍に上手を与え
ない体勢をつくった。こうなると豊昇龍の足技も通
用しない。霧馬山は寄り立て上手投げで決めた。13
日目は敗れた豊昇龍と翠富士戦だから優勝を争う力
士同士の対戦ではなくなったのは皮肉である。

<関脇対決を制した霧馬山>

2敗大栄翔は北勝富士を問題にしないで突き出した。
翠富士より過酷な状況のなかでようやく2敗で並ん
だ。翠富士は上位戦3番で1勝2敗である。13日目
は明生戦である。

<大栄翔、北勝富士を寄せ付けず>

優勝は3敗までとすると霧馬山、琴ノ若、若元春も
優勝圏内である。翠富士は無駄な対戦が多く、優勝
圏内同士の対戦が少な過ぎる。審判部の取組編成
は翠富士の対戦相手は大栄翔、霧馬山、琴ノ若のう
ち一人とは対戦できないことになる。ただ、13日目
の豊昇龍戦に負ければ話は別である。

<大栄翔、北勝富士をくだし2敗死守>

優勝は3敗までとすると霧馬山、琴ノ若、若元春も
優勝圏内である。翠富士は無駄な対戦が多く、優勝
圏内同士の対戦が少な過ぎる。審判部の取組編成
は翠富士の対戦相手は大栄翔、霧馬山、琴ノ若のう
ち一人とは対戦できないことになる。ただ、13日目
の豊昇龍戦に負ければ話は別である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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