大相撲

モンゴル3横綱を比較

モンゴル出身の横綱は5人いる。朝青龍と白鵬は横
綱中の大横綱である。比較したいのは日馬富士、鶴
竜、照ノ富士である。この3横綱は横綱になった年
齢が近い。日馬富士と鶴竜は28歳、照ノ富士は29歳
であった。3横綱の年齢別実績を比較してみた。照
ノ富士は現役でこれから数字は変化することをお断
りしておく。

年6場所において28歳という年齢はけして早いとは
いえない。ぎりぎりの年齢である。照ノ富士は奇跡
のカムバックをし、29歳で横綱に昇進した。横綱に
なっただけでも大変な偉業である。

そのせいではないだろうが、日馬富士も鶴竜も休場
が目立つ。29歳以降は毎年休場がある。照ノ富士も
30歳以降は同様である。日馬富士と鶴竜は結局年間
最多勝に縁がなかった。照ノ富士は関脇から横綱に
なった29歳に76勝で獲得している。

<鶴竜>

横綱優勝は日馬富士と鶴竜が5回達成している。日
馬富士には11勝1位がある。両横綱ともあっても1
年に1回くらいである。優勝がない年もある。なお、
鶴龍に全勝優勝はない。照ノ富士は現時点では3回
だが、もう1回くらいは優勝ができるのでは。

横綱勝率は以下の順位である。1
照ノ富士0.769
日馬富士0.732
鶴竜  0.7
1場所に直すと次である。
照ノ富士11.54勝
日馬富士10.98勝
鶴竜  10.45勝
日馬富士、鶴竜は11勝未満であった。

<照ノ富士>

横綱休場が目立つが、不戦敗を含めた休場率は以下
である。
日馬富士17%
照ノ富士34%
鶴竜  39%
鶴竜は晩年休場の連続であった。親方の資格である
日本への帰化の許可がなかなかおりない事情があっ
た。

<日馬富士>

日馬富士は大関在位22場所、鶴竜は横綱昇進後8場
所優勝がなかった。照ノ富士を含め、みな苦労して
の横綱だった。貴景勝は彼ら以上の実績を残せる横
綱になれるだろうか。それとも横綱は次の世代にま
で待つことになるかもしれない。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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