大相撲

現役力士の優勝者からの勝利数

一月場所、阿武咲は一時トップに立ちながら最後連
敗して優勝を逃した。その反面、実は阿武咲は現役
力士では優勝にかかわる記録の持ち主である。それ
は優勝力士からの勝利数である。詳細にみていこう。

<阿武咲>

阿武咲が優勝力士に初めて勝利したのは平成29年九
月場所、横綱日馬富士からであった。成績は11勝4
敗だから優勝というより単なる1位であった。この
とき阿武咲は入幕3場所目であった。金星をあげ、
敢闘賞を受賞している。平成はこの1回であった。

<平成29年9月 阿武咲、日馬富士から勝利>

令和に入った最初の場所、平幕優勝朝乃山から勝利
した。3勝目が令和2年三月場所、横綱白鵬からで
ある。白鵬の成績は13勝2敗であった。無観客開催
となった場所である。金星と殊勲賞を獲得している。

以下阿武咲の優勝力士からの勝利である。トータル
7勝している。最近は阿炎に勝っている。
令和3年1月 前1大栄翔 13勝2敗
令和3年3月 関脇照ノ富士12勝3敗
令和4年1月 関脇御嶽海 13勝2敗
令和4年11月 前9阿炎  12勝3敗

現役で優勝力士から6勝をあげている力士が、高安
である。高安はたびたび優勝を逃しているが、優勝
力士には強かったことになる。最初の勝利は、平成
26年十一月場所である。14勝1敗の白鵬の唯一の黒
星が高安だった。高安が前頭3枚目で金星と殊勲賞
を獲得している。これが現役力士の最古の優勝力士
からの勝利である。

<平成30年11月 高安、貴景勝に辛勝>

高安が大関の時、優勝力士から3勝している。鶴竜
には優勝が決定した後の千秋楽に勝っている。貴景
勝にはうしろをみせながら勝っている。
平成30年3月 横綱鶴竜 13勝2敗
平成30年7月 関脇御嶽海13勝2敗
平成30年11月 小結貴景勝13勝2敗

大関降格後は2勝している。照ノ富士に分がよかっ
た時期がある。
令和2年7月 前17照ノ富士13勝2敗
令和3年5月 関脇照ノ富士12勝3敗

ほかに御嶽海が優勝力士から5勝、貴景勝・照ノ富
士・正代が4勝している。きたる三月場所、優勝力
士から勝利する者は誰になるか。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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