大相撲

■23初 8日目 場所の行方

8日目を迎えれば優勝のカタチが見えてくるとこれまで書いて
きた。

1敗貴景勝は錦富士と対戦した。貴景勝は押すしかないが、思
いがけず錦富士が突き離しで対抗。両者激しい応酬。そのなか
から錦富士がまさり出るが、貴景勝まわり込んで対抗。最後正
面土俵で貴景勝かろうじてはたき込んだ。貴景勝流血の勝利で
1敗を守った。

<貴景勝、錦富士をかわす>

もう一人の1敗大栄翔は明生と対戦した。相撲は激しい突き合
い。両者一歩もひかぬ攻防。明生たぐりながらの攻撃から最後
送り出した。大栄は痛恨の2敗となった。

<大栄翔、明生に敗退>

豊昇龍は立合い一瞬右に動いて佐田の海の上手を取って素早く
送り倒した。勝負にこだわった豊昇龍の相撲だった。

<勝負にこだわった豊昇龍が佐田の海を退ける>

2敗阿炎は霧馬山と対戦した。突いて引いたところを霧馬山に
出られ、3連敗となった。このあと全勝すれば3敗だが、それ
は容易なことではない。阿炎は優勝戦線一歩脱落とみていい。

<阿炎、霧馬山に敗れ3連敗>

混戦のなかで上位1敗は貴景勝、2敗豊昇龍・大栄翔となった。
それぞれの相撲内容からいって優勝ラインは3敗もありえる。
貴景勝対豊昇龍戦はまだ対戦していない。終盤に対戦が予想さ
れるが、そこまで両力士がどういう成績でいるか。貴景勝は連
日の大相撲でスタミナが懸念される。

幕内下位で琴勝峰が1敗であり、かつてのホープだった。最近
は幕内下位で低迷が続いていた。その琴勝峰が上位と対戦して
勝ち抜く姿は想像しにくい。

優勝は貴景勝が一歩リードで、勝負に執着する豊昇龍の争いに
なりそうである。ただし、絶対ではないのが混迷の時代である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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