大関昇進の成績と目安|直近3場所で33勝・歴代大関の昇進成績一覧【2023年版】

近年の大関昇進は、直近3場所で通算33勝が一つの目安とされる。昇進直前の場所を10勝で通過して昇進したのは北の富士・貴ノ花・稀勢の里・貴景勝の4人。かつては若羽黒・北の富士・琴風のように、大関が手薄な時期にやや甘い成績で昇進したケースもあった。この記事は歴代の大関が昇進時にどんな成績だったかを、直前3場所(参考までに5場所も)でまとめたものである。

※成績一覧は2023年5月場所(霧馬山の昇進が話題になった時点)に田口がまとめたもの。昇進3場所の成績と昇進後の成績に関連性はない、と田口は記している。

一月場所11勝、三月場所12勝優勝をなし遂げた霧馬
山の大関昇進は五月場所に持ち込まれた。大関は貴
景勝一人である。こういうときは過去において甘い
成績でも大関に昇進させたケースがあった。若羽黒、
北の富士、琴風などがそうである。

優勝霧馬山
<優勝霧馬山>

しかし、近年大関は3場所通算33勝目安が定着して
きている。霧馬山は3場所31勝である。しかも三月
場所は関脇以下だけの成績である。もっともこれは
霧馬山の責任ではない。

五月場所霧馬山は10勝で3場所33勝となる。昇進直
前10勝だった力士は4人いる。北の富士、貴ノ花、
稀勢の里、貴景勝である。稀勢の里は千秋楽を迎え
る前に大関が決定していた。千秋楽負けて10勝5敗
になった。10勝は数字あわせであって、霧馬山には
文句なしにあがっていただきたい。

稀勢の里
<稀勢の里>

大関昇進の成績はいいにこしたことはない。初代若
乃花は、内容はいいが、星が足りない、と言われた。
若乃花を大関に押し上げたのは、横綱千代の山との
17分に及ぶ死闘で引き分けたことである。先人の大
関はどのような成績で大関に昇進してきたのか。
それが以下である。

年6場所制なので、いちおう5場所前からの成績を
出してみたが、事実上そこまでさかのぼることはな
い。3場所だけを対象とするのが通常の見方である。
数字は両方だしてみた。また、昇進3場所の成績と
大関昇進後の成績に関連性はない。

栃ノ心
<栃ノ心>

さらに、近年は元大関が多すぎる。大関にあがった
後こそ大切である。大関は三賞がもらえない。それ
は優勝争いをする立場であることを意味する。霧馬
山にはそういう大関になっていただきたい。

目次

大関昇進の成績についてよくある質問

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Q. 大関昇進の成績の目安は?
A. 近年は直近3場所で通算33勝が一つの目安とされる。

Q. 昇進直前の場所を10勝で大関に上がった力士は?
A. 北の富士・貴ノ花・稀勢の里・貴景勝の4人。

Q. やや甘い成績で大関に昇進した例は?
A. 若羽黒・北の富士・琴風など。大関が手薄な時期に起きやすかった。

大関・番付のルール:大関の歴代優勝回数ランキングはこちら | 大関の降格・陥落の条件はこちら

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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