大相撲

大関昇進 その成績 2023年版

2023年3月29日

一月場所11勝、三月場所12勝優勝をなし遂げた霧馬
山の大関昇進は五月場所に持ち込まれた。大関は貴
景勝一人である。こういうときは過去において甘い
成績でも大関に昇進させたケースがあった。若羽黒、
北の富士、琴風などがそうである。

<優勝霧馬山>

しかし、近年大関は3場所通算33勝目安が定着して
きている。霧馬山は3場所31勝である。しかも三月
場所は関脇以下だけの成績である。もっともこれは
霧馬山の責任ではない。

五月場所霧馬山は10勝で3場所33勝となる。昇進直
前10勝だった力士は4人いる。北の富士、貴ノ花、
稀勢の里、貴景勝である。稀勢の里は千秋楽を迎え
る前に大関が決定していた。千秋楽負けて10勝5敗
になった。10勝は数字あわせであって、霧馬山には
文句なしにあがっていただきたい。

<稀勢の里>

大関昇進の成績はいいにこしたことはない。初代若
乃花は、内容はいいが、星が足りない、と言われた。
若乃花を大関に押し上げたのは、横綱千代の山との
17分に及ぶ死闘で引き分けたことである。先人の大
関はどのような成績で大関に昇進してきたのか。
それが以下である。

年6場所制なので、いちおう5場所前からの成績を
出してみたが、事実上そこまでさかのぼることはな
い。3場所だけを対象とするのが通常の見方である。
数字は両方だしてみた。また、昇進3場所の成績と
大関昇進後の成績に関連性はない。

<栃ノ心>

さらに、近年は元大関が多すぎる。大関にあがった
後こそ大切である。大関は三賞がもらえない。それ
は優勝争いをする立場であることを意味する。霧馬
山にはそういう大関になっていただきたい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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