大相撲

■23初 5日目 豊昇龍、大栄翔の突きに苦杯

2023年1月12日

押し相撲は怖い。4勝豊昇龍対1敗大栄翔は、豊昇
龍が立ち合い勝って踏み込んだ。だが、大栄翔の逆
襲の強烈な突き押しで一気に白房下土俵に豊昇龍を
突き倒した。豊昇龍は立ち合い二の矢がなかった。
逆に大栄翔は立ち合い負けしたが、体勢はくずれず、
すぐ反撃に出たのが勝因となった。

<豊昇龍、大栄翔に敗退>

昭和48年七月場所は大受の押し相撲旋風が吹きあれ
た。大受が史上初の三賞独占した場所である。新横
綱輪島は大受に対して前褌を取って押しを防いだ。
大受の激しい抵抗にも最後まで前褌を離さず、押し
を封じだ。現代大相撲ではこうした相撲を取れる力
士は残念ながらいない

結びの一番は1敗同士の貴影勝対玉鷲である。立ち
合いがあわず、3度も繰り返した。これだけで白け
た気分になった。期待感も薄れた。相撲は激しい攻
防戦とはならず、貴景勝の一方的な相撲となった。
やっと立ってこの結果である。しらけ気分はしばら
く抜けなかった。

<白けた玉鷲対貴景勝>

阿炎の破壊力はますます増大している。5日目、若
隆景を相手につぶすような突き押しが炸裂した。若
隆景はひざから崩れた。若隆景の大関ないとばかり
の強烈なパワーだった。

<阿炎、若隆景を圧倒>

序盤戦が終了し、上位は全勝阿炎、1敗貴景勝、豊
昇龍、大栄翔となった。
貴景勝6-2豊昇龍
貴景勝2-6阿炎(優勝決定戦含む)
豊昇龍4-1阿炎
大栄翔7-7阿炎
阿炎は貴景勝に対して勝ち越している。6日目は貴
景勝と阿炎が早くも激突する。

優勝はまだ見えないのは当然である。8日目あたり
でカタチが見えてきそうである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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