大相撲

一人大関・5人の元大関というバランスの悪さ

現在貴景勝の一人大関である。番付上何とも寂しい
現実である。本来は大関に昇進するチャンスである
はずだが、その気配はまだ感じられない。

これに対し元大関は5人もいる。朝乃山は出場停止
による降格である。だから降格場所での10勝以上復
帰の規定も適用されなかった。

<一人大関貴景勝>

ほかの4人高安、栃ノ心、御嶽海、正代は2場所連
続負け越しによる降格である。栃ノ心は1度は10勝
で大関に復帰している。貴景勝も1度関脇に降格し
て12勝で復帰している。

以前は2場所連続負け越しによる大関降格は1場所
おきの8勝、つまり2場所8勝22敗で大関が守れる
と揶揄された。こうした批判から
カド番5回で落ちる
1年間に2回負け越したら落とす
3場所間10勝以上がなければ落とす
など大関降格改造論を展開したことがあった。

<栃ノ心>

しかし、2場所連続で負け越しでこうも多くの元大
関が登場する時代がくるとは思わなかった。栃ノ心
は三月場所十両が予想される。高安、御嶽海、正代
は年齢的に大関に復帰することは難しい。

可能性があるとしたら朝乃山である。十両で14勝1
敗の高レベルで優勝したことは好材料である。しか
も関脇・小結に大関昇進の決め手に欠けるため、朝
乃山はチャンスである。

<十両優勝朝乃山>

照ノ富士はケガと病気で序二段まで番付を下げなが
ら大関に復帰した。それどころか横綱まで手中にし
た。まさに奇跡の復活劇だった。朝乃山に再現を期
待したくなっても不思議ではない。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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