大相撲

■23初 3日目うっすらと明暗が見えかかった土俵

初日、2日目祝日と満員御礼が出たが、さすが3日
目はそうはいかなかった。体温測定もカメラを見る
方式が復活した。ガラポンのはずれは大相撲カレン
ダーだが、初日・2日目はミニサイズ。だが3日目
は大型版一枚刷りカレンダーに変わった。konisiki
の国技館外の出店も3日目はなくなっていた。

結びの貴景勝対大栄翔は熱戦になった。似たタイプ
同士の一番である。相撲は激しい突き押しの応酬と
なった。両力士一歩もひかぬ激しい攻防。最後貴景
勝がかわすように突き落とすと大栄翔は土俵を割っ
た。いい相撲内容であった。

<貴景勝と大栄翔の熱戦>

ただ、貴景勝の相撲は大関相撲であるが、横綱相撲
ではない。かつて天竜三郎氏は言った「横綱はどこ
からいっても万全、大丈夫となって初めてなれるモ
ノである」と

前日の2日目若隆景相手にいい相撲を取った御嶽海。
3日目は豊昇龍と対戦した。相撲はいつもどおりの
パターンであった。豊昇龍が前褌をひきつけて寄る
と御嶽海はなすすべなく土俵をわった。負けて覚え
る相撲かな、とはかなり外れた御嶽海の敗北であっ
た。豊昇龍は三役でただ一人土つかずである。

<御嶽海、豊昇龍になすすべなし>

阿炎はうるさい明生と対戦した。誰であれ阿炎は思
い切りのいい突き押しあるのみ。明生はかいなを
たぐる場面があったが、阿炎は委細かまわず突き押
しで向こう正面に明生を押し出した。なお、先場所
の阿炎の3敗は阿武咲、錦富士、竜電である。今場
所の対戦圏内は錦富士だけである。

<阿炎快調!明生を圧倒>

鉄人玉鷲は今日も若々しい相撲で高安を退けた。う
っすらと明暗が見えかかった3日目の土俵であった。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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