denkouriki– Author –
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大関陥落制度は見直すべき
栃ノ心が苦しみながらも10勝をあげ、大関復帰を果たした。大関復帰はのべ6人目である。栃ノ心は数少ない成功例となった。ところが大関復帰10勝以上の規定は必要か、という疑問が出ている。確かに必要かと問われれば、ノーという答になってしまう。<2019... -
優勝予測不能の時代
五月場所の朝乃山の優勝を場所前予想できた方はほとんどいなかったのではないだろうか。3人優勝候補をあげても難しかったのでは、と思われる。こうした傾向が昨年(2018年)の一月場所の栃ノ心から続いている。9場所経過して初優勝が5人、それも関脇以... -
平幕優勝の翌場所の成績2
昭和46年七月場所からようやく幕内中位以下でも、好成績者は横綱・大関と対戦させるという規定が施行された。さすがに横綱・大関戦ゼロの平幕優勝は消えた。ところが朝乃山の例でわかるように、どこか徹底されていない。5例は横綱・大関の部分対戦での優... -
平幕優勝の翌場所の成績1
<五月場所平幕のべ26人目の優勝朝乃山>令和最初の場所は朝乃山の平幕優勝で終わった。早くも朝乃山の翌場所の成績を気にする声がある。朝乃山は七月場所で初めて横綱・大関とフルに対戦する。五月場所で出場した横綱・大関とフル対戦して関脇以下で勝ち... -
2019年七月場所チケット事情
五月場所の12日目、七月場所のチケットが発売された。場所の終盤ということでいささかあわただしい日だった。以前の5日目発売のほうがまだよかった。さて、七月場所のチケットだが、コンビニの発券機では10時0分0秒で土日祝日が×印が表示された。まさか... -
2019年五月場所総評
★アメリカ大統領の大相撲観戦に関して国技館で観戦する相撲ファンはかなり振り回された。正面席は買い占められ、締め出されるのではと思った方さえいた。飲食がいっさいできず、この暑さの中、水分捕球はどうなるのか、と心配する時期があった。荷物は最低... -
■夏千秋楽 大統領騒動と朝乃山の強者未証明
千秋楽はトランプ大統領が大相撲を観戦する特別の日である。大相撲好きだった昭和天皇でさえしなかった千秋楽観戦である。それも土俵の近くでという異例さである。そのため、様々な噂や憶測がとんだ。1.正面席は買い占められた2.自由席は販売しない1... -
■夏14日目 続大物言いと注目の2番
前日大物言いの末、かかとが出ていたということで栃ノ心の負けとされた判定について、その後様々なニュースが流れた。1.西の審判以外は踏み越したかかとが土俵外についたかどうかは判断できなかった。2.西審判放駒(元玉乃島)は「かかとが砂を連れて... -
■夏13日目締まらない展開になってきた令和最初の場所
横綱大関関脇(栃ノ心)リーグ戦をくずしてまで組んだ栃ノ心と2敗朝乃山戦は、大物言いの一番となってしまった。相撲は朝乃山が素早く右四つになり、寄り立てた。栃ノ心は左へ回り込みながらすくい投げをうって朝乃山を土俵にはわした。<微妙な勝負とな... -
■夏12日目 知恵なき取組編成
1敗単独トップに立った朝乃山が今場所初めて平幕上位と対戦した。玉鷲である。玉鷲は16場所連続横綱・大関とフル対戦中の実力者である。この点は横綱・大関フル対戦ゼロの朝乃山とは大違いの点である。勝負は玉鷲が突き押しで圧倒し、朝乃山を押し出した... -
■夏11日目 白け場所の流れ
<栃ノ心、阿炎に敗れ2敗>11日目、1敗栃ノ心の対戦相手は6勝4敗の阿炎。負ける要素はなかった。だが、勝負は阿炎の突いてのはたきに栃ノ心はついていけず、土俵を割った。10勝目ということで意識したのか、いささかもろい負け方だった。結びは1敗鶴... -
■夏10日目 わくわく感に欠ける取組
場所は中盤最終日に入った。小兵炎鵬の相撲は注目に値するが、どうも上位の取組はもう一つ盛り上がりに欠ける。鶴竜対阿炎豪栄道対隠岐の海高安対竜電すべて平幕戦である。平幕戦が悪いというわけではないが、いまひとつわくわく感に欠ける。10日目、比較... -
■夏9日目 平幕優勝争いトップ朝乃山の今後
前日再出場した新大関貴景勝は今日9日目、再び休場した。現象面だけとらえればなんとも安直な出場であり、休場である。どのくらい戦えると判断しての出場だったのか。出場を決断したからには最後まで戦い抜く覚悟は、微塵もなかったことを世に示す結果に... -
■夏8日目 黒星連鎖の日
快調に力強い相撲を取っていた栃ノ心がまさかの黒星となった。対戦相手は相撲巧者の遠藤である。勝負は立ち合いで決まった。遠藤、素早く右で前まわしを取るやすぐに出し投げをうつと栃ノ心はひざから崩れた。負けるときはこんなものかもしれない。休場か... -
■夏7日目 場所の行方
前日安易にはたいた鶴竜は修正してきた。パワー相撲の千代大龍に逆に出て出足で圧倒してしまった。今場所の鶴竜はこうした相撲が目立つ。いままでの鶴竜の相撲とは明らかに違う。四つ身にこだわらず、前に出て一気に土俵際まで相手を追い込んでいる。7日... -
■夏6日目 優勝のチャンスを生かせない大関
全勝栃ノ心は関脇逸ノ城と右四つがっぷりから力相撲となった。途中栃ノ芯が一瞬もろざしになったものの、右四つから長い相撲になった。最後は栃ノ心が渾身の力で寄り切った。先場所逸ノ城の唯一の黒星は栃ノ心からだった。勝負はともかく栃ノ心にとって、... -
■夏5日目 優勝争いは1年前の再現になる?
今日5日目から大関貴景勝が休場した。一気に寂しい場所になってしまったが、どうしようもない。残された大関豪栄道は力なく大栄翔に敗れ、早くも2敗。大関高安は千代大龍に土俵際まで押し込まれ、かろうじて勝つ始末。どうもしまらない相撲内容である。... -
■夏4日目 貴景勝が目指すF1相撲
昨日負けた3大関は、4日目締めて来た。注目は貴景勝であった。対戦相手の御嶽海には貴景勝3(…●●●●●)7御嶽海、で目下5連敗中である。先場所はつかまって負けている。御嶽海戦に限らず、貴景勝がさらに上を目指すためには、突き押し相撲では限界があ... -
■夏3日目 天に見放された大関陣
大関の雲行きがにわかに怪しくなってきた。まず一番手で登場した高安。御嶽海相手に当たり負けして後退した。土俵際まで押しこまれ、そこを御嶽海にはたかれるともう残れなかった。高安は早くも2敗である。優勝は13勝ラインなら一番も落とせないところま... -
■夏2日目 もう1つの鶴竜の法則
1横綱3大関は2日目において全員強さを発揮した。なかでも抜群の強さを見せたのが横綱鶴竜であった。突き押しのパワー相撲の北勝冨士に踏み込んで一気にもっていってしまった。北勝冨士は勢い余って花道まで足が止まらないほどであった。鶴竜はここ1年3... -
■夏初日 中心を欠いた大相撲
大相撲のその日の取組の最大の注目点は良くも悪くも稀勢の里であった。稀勢の里は大丈夫か。稀勢の里よ、何としても勝ってくれ。御願いだから勝ってくれ。悲痛な叫びのなかでむかえる稀勢の里の取組をじっと見守ったものである。そして一喜一憂したもので... -
横綱・大関に挑む10人のサムライ
貴景勝が大関に昇進して、挑む側から挑まれる側に変わった。大関になった貴景勝を見る対戦力士の目は違ってくる。1横綱3大関に挑む力士は前頭西4枚目阿炎までである。ただし、栃ノ心、琴奨菊は元大関のプライドから、挑むサムライからはずした。横綱・... -
貴景勝の15日間を推測する
五月場所の注目の1つに新大関貴景勝の相撲があげられる。大関目指しての白星、黒星と違って神経質にならずに思いっきり取れる。その反面2場所連続して負けなければ落ちないという規定に甘えれば、1ケタ勝利に終わりかねない。貴景勝は15日間どんな相撲... -
白鵬の優勝ペース
三月場所、白鵬は42回目の優勝を全勝で飾った。これまでの大鵬の32回の優勝回数を大幅に上回るというとてつもない回数である。舞の海氏は専門誌で白鵬は数字だけの横綱と書いていたが、その数字がとてつもない域であり、横綱に対してずいぶん失礼で一方的... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 6場所制系統別2
大鵬は第一人者の道を歩まんとしていた。時代は新しい英雄を誕生させようとしていた。昭和36年五月場所、上位は総崩れであった。横綱若乃花・柏戸10勝5敗、横綱大鵬11勝4敗であった。そんななか浮上してきたのは、入幕3場所目前頭13枚目の佐田の山であ... -
豪栄道と高安の優勝の可能性を探る
大阪場所、豪栄道は地元優勝を目指して奮闘し、12勝3敗の好成績をあげた。豪栄道が上位で12勝をあげたのは、関脇時代2度、大関時代は3度目である。豪栄道にはほかに15膳全勝優勝をしたときがある。平成28年九月場所である。もはや過去のことになりつつ... -
分岐点に立つ鶴竜
昨年の三月場所、五月場所で初の連続優勝を達成した鶴竜は、その後印象が薄いというか存在価値を示せないでいる。その後の成績は以下である。3勝3敗9休10勝5敗全休2勝4敗9休10勝5敗場所数からいうと休場のほうが多いのである。フル出場した場所に... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 6場所制系統別1
昭和33年から年6場所制がスタートした。前年福岡で本場所が開催されたばかりだが、6場所目は名古屋となった。昭和33年一月場所、13日目を終え、2敗は横綱千代の山、大関若乃花、前頭14枚目大内山であった。大内山の対戦相手はすべて平幕であった。14日... -
炎鵬の出世街道
炎鵬は小学校に入る前から相撲を取っていた相撲少年であった。中学校時代は輝とともに相撲部であった。輝は中卒で大相撲に入門したが、炎鵬は大学まで進学した。金沢学院大学時代に世界相撲選手権大会の軽量級で2連覇するなど多くの実績を残した。卒業前... -
志摩ノ海の出世街道
志摩ノ海は相撲少年であった。この辺は遠藤と同様である。しかし、明徳義塾高校では部員不足で十分な活動ができず、大学へ進学することになった。現役では栃煌山、琴奨菊を生んだかつての名門高校も寂しい限りである。大学は近畿大学に入学した。現役では... -
令和最初の番付から見えるモノ
令和最初の五月場所の番付が発表された。番付には令和の文字と大関貴景勝の名が見える。貴景勝は3場所34勝で大関に昇進した。ちなみに高安は3場所31勝、豪栄道は29勝である。成績は先輩大関を超えている。超えられないのは年齢である。<新大関貴景勝>... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 戦後系統別1
戦後、相撲人気を高めるために好取組を増や そうということになり、系統別総当たり制が 昭和22年秋場所から復活した。その場所新入 幕の出羽錦は好調。千秋楽をむかえて、1敗。 上位では横綱羽黒山がただ一人1敗であった。 千秋楽、出羽錦の対戦相手は前... -
歴史的一番横綱太刀山対小結栃木山戦
大正5年5月25日は歴史的一番がおこなわれた日であった。夏場所8日目(当時は10日制)、横綱太刀山が5年ぶり黒星を小結栃木山からきっした日であった。よく太刀山の56連勝がストップしたという言い方がされるが、それは違う。その中には太刀山の都合に... -
現代チケットネット事情
あるオークションサイトで土曜日のマス席Cが4枚で6万8千円の値をつけたのには、驚かされた。東京場所でマス席Cは通常3万8432円である。オークションというカタチをとると人気の土日は破格の値段がつきやすい。だからといって、あるオークションサイ... -
白鵬の功罪
世の中が10連休と浮かれ気分のなか、日本相撲協会は24日に臨時理事会を開いた。大阪場所の優勝インタビューで三本締めをした白鵬の処分を検討するためである。相撲界の秩序、伝統に反する行為としてコンプライアンス委員会の聴取を受けていた。三月場所の... -
35年目を迎えた両国国技館
新しい元号令和の始まりが迫ってきている。両国国技館は昭和、平成、令和と3つの元号を迎えることになる。両国国技館は昭和60年からスタートした。北の湖は新しい国技館で相撲を取らんと粘ったが、2日間出場して、引退した。<両国国技館>両国国技館は... -
連敗記録
『NHK「趣味の手帳」より 大相撲こぼれ話』という本が手元にある。これはNHKラジオ「趣味の手帳」を一冊にまとめたものである。大相撲に関してのラジオ放送は昭和47年から52年まで放送され、12人の方が登場している。誰がどんなテーマで話したこと... -
現役帰化力士・親方と今後の相撲界
力士は自分が育つだけでは半人前。いい力士を育ててこそ一人前と言われている。弟子を養成したいという白鵬の帰化をめぐる動きに騒がしい日々である。さて、現在、帰化している力士・親方はどれくらいいるのだろうか。現役では魁聖があげられる。魁聖はブ... -
相撲協会に求められる合理的説明
横綱白鵬が日本国籍取得へ動いている、というニュースが駆け巡った。34歳になっての動きである。かなり決断までに時間を要したことが読み取れる。いうまでもなく、白鵬の動きは、年寄は日本国籍を保有するものから来ている。<白鵬(後ろ)>そもそもこの... -
その後の横綱の優勝率
横綱の優勝率は約4年前に触れている。当時現役だった日馬富士は、今なら固定評価できるし、その後横綱になった稀勢の里も同様である。また、休場が増えた白鵬の横綱優勝率はどう変化したのか。優勝回数を増やした鶴竜の横綱優勝率はどう変わったのか、み... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 復活東西制
昭和15年春場所から東西制が復活した。復活の理由は、出羽系(出羽海(元両国=前名国岩)部屋、春日野(元栃木山)部屋、山分(元大門岩)部屋)の力士が幕内の半分近くを占めたことであった。西方で出羽系でない力士は横綱男女ノ川と前田山の高砂系の2... -
横綱同士の対戦記録
稀勢の里が土俵を去ったのは一月場所だった。休場が多かったので横綱同士の対戦は少ないが、それでも日馬富士(1敗)、鶴竜(1勝1敗)、白鵬(1敗)と3横綱との対戦はあったわけである。1勝3敗と振るわなかったのは、やむを得ない。横綱同士の対戦... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 戦前系統別期
昭和7年10月場所、千秋楽をむかえ、2敗は大関清水川、関脇沖ツ海、前頭筆頭高登、前頭6枚目瓊ノ浦であった。このうち清水川、沖ツ海、高登は直接対戦している。千秋楽は全員が勝ち、番付上位の清水川の優勝となった。<瓊ノ浦のブロマイド>>昭和8年... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 戦前系統別へ
昭和7年、大相撲をゆるがす大事件が起きた。事件は1月6日におきた。幕内西方の全力士20人と十両の出羽系11人が、中華料店春秋園に集結した。大相撲の近代化へ向け、力士生活の安定化、大相撲の大衆化、協会の制度改善を天竜が中心になってまとめ、協会... -
白鵬三本締めの波紋
4月8日、白鵬と師匠宮城野親方がコンプライアンス委員会の事情聴取を受けた。これは三月場所の優勝インタビューで、優勝者白鵬が平成最後ということで盛り上げようと三本締めを観客に促した行為についての聴取である。内容は公表されなかったので、大き... -
突き押し相撲の先駆者
貴景勝は突き押し相撲で見事に大関に昇進した。横綱になるためには四つ相撲を覚えたほうがいい、という見方がある。貴景勝は若い。若いうちは突き押しに徹したほうがいい。身長が低く、腕も短いのだから四つで取っても限界がある、という見方もある。それ... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 東西制3
昭和4年夏場所、横綱・大関の対戦圏外から大関と対戦する力士が現われた。前頭7枚目の和歌嶋である。本来横綱・大関の対戦圏内は6枚目の天竜までであった。和歌嶋は好成績だから大関豊國との対戦が組まれたわけではない。初日に対戦しているのである。... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 東西制2
昭和3年春場所、横綱・大関対戦圏外の力士が優勝のトップを走る展開になった。前頭13枚目の三杉磯である。三杉磯は初日から連戦連勝。十両3番、平幕7番を終え、千秋楽を前に10勝と単独トップ。追いかける力士は9勝1敗の大関常陸岩。むろん両力... -
令和元年五月場所チケット事情
令和最初の場所の大相撲のチケットが発売された。大相撲過熱人気は続いている。コンビニにおける土日のチケットは、発券機に明示されることなく完売されることは珍しくなかった。それは7日目、8日目も例外ではなかった。千秋楽を第一に狙っていた方は千... -
幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 東西制1
優勝制度が正式に始まったのは、大正15年からである。協会は優勝確立のために不戦勝制度を設けた。今までは、対戦相手が休場すると、自分も「や」扱いされた。そして段階的ではあるが取り直し制度も導入された。しかし、幕内で横綱・大関と対戦圏外で優勝... -
幕内中位以下の横綱・大関戦 序章
15戦全勝で白鵬優勝、前頭西4枚目逸ノ城14勝1敗。三月場所、全勝白鵬と1敗逸ノ城の対戦はついに実現しなかった。優勝を争っている力士同士が顔を合わせない。そんなカタチで決まった優勝が幕内最高優勝なのである。三月場所はまさに汚点を残した場所と... -
立ち合いの一部にこだわる現代大相撲
大相撲独特の特徴に立ち合いがある。これは対戦する両力士の阿吽の呼吸で立つことで成り立っている。行司が立たせるわけではない。競技者に委ねられているのである。柔道は審判の「はじめ」とともに始まる。ボクシングはゴングで始まりとラウンドの終わり... -
大関復帰率
三月場所の千秋楽、栃ノ心は貴景勝に敗れて7勝8敗と負け越した。一月場所の5敗10休とあわせて連続負け越しで大関降格が決定した。大関直前3場所37勝8敗というりっぱな成績で大関に昇進したが、大関昇進後は29勝28敗18休とさんざんな結果に終わった。&... -
貴景勝あの日あの時
新大関貴景勝は新十両になるまで、わずか9場所で駆け昇っている。貴景勝が佐藤という四股名でとっていたときである。そんな貴景勝の下積み序ノ口から幕下1年半のなかからあの日あの時の写真をピックアップしてみた。<H26年9月 新序出世披露><H26年1... -
新大関の成績
若い新大関の誕生にわいた先週。貴景勝はどんな大関を目指すのか、という質問に「大関ではなく、もうひとつ上を目指す」と答えている。横綱を目指す以上、新大関の場所から躓くわけにはいかない。五月場所はいやおうなしに注目が集まる。<貴景勝>これま... -
元横綱の短命続く中、双羽黒が早すぎる死
元横綱の双羽黒が2月10日、慢性腎不全のため亡くなられたことが判明した。55歳という若さだった。50歳台で亡くなられた横綱は戦後12人目である。なお、戦後40歳台でなくなられた元横綱はいない。双葉山武蔵山羽黒山前田山東富士照国千代の山吉葉山朝潮柏... -
次の大関は誰か
貴景勝の大関昇進は多くの祝福と期待のなかで誕生した。それでは貴景勝に続き、大関昇進を果たす力士は誰か。相撲界のこれからを考えると、続く逸材がいてこそ活気が出てくる。実力的には13場所連続関脇小結在位中の御嶽海である。チャンスはあった。昨年... -
大関昇進をめぐる三賞記録
新大関貴景勝は伝達式を終え、記者会見を 済ませた。その後各番組に生出演して精力的 に応えた1日だった。大関の昇進というと 直前の3場所の勝ち数が取り上げられる傾向 がどうしてもある。もう一つの見方は相撲 内容の評価としての三賞受賞である。 <... -
新大関貴景勝論
27日貴景勝の大関昇進が正式に決定した。伝達式会場は部屋ではなく、ホテルで行われた。使者を迎え、貴景勝は「謹んでお受けいたします。大関の名に恥じぬよう武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず相撲道に精進します」と口上を述べた。<2... -
大関昇進をめぐる快記録珍記録
貴景勝の大関昇進は既成事実として動いている。貴景勝は13勝優勝-11勝次点-10勝で決定した。これを機会に大関昇進をめぐる記録を調べてみた。対象は年間3場所が実施されて3場所目の昭和24年秋場所以降誕生した吉葉山以降とした。吉葉山から貴景勝まで6... -
平成最後の場所総評
★大相撲人気について稀勢の里が引退しても人気に影響がでなかった。連日満員札止めで、関西人の相撲熱を感じる。千秋楽のチケットが発売初日の10時0分0秒でなくなった。先行予約、お茶屋、関係者ルートが大きいのかもしれない。いす席でも出方さんが案内... -
■春千秋楽 最大の注目は大関めぐる貴景勝対栃ノ心戦
千秋楽最大の見所は、優勝がかかる横綱同士の結びの一番ではない。10勝をあげ、大関昇進にかける貴景勝対7勝7敗のカド番大関栃ノ心戦である。貴景勝はとにかく10勝をあげないと話しにならない。栃ノ心は負けると大関転落のピンチに陥る。貴景勝は大関栃... -
■春14日目 1敗死守と大関昇進をかけた激突
14日目、最大の注目の取組は、1敗逸ノ城と4敗で大関昇進を目指す貴景勝の一番である。果たして貴景勝の突き押しが逸ノ城を追い込めるのか。それとも逸ノ城が踏みとどまって受け止めるのか。答は後者となった。逸ノ城は今場所、冷静に相手の動きを読んで... -
■春13日目 全勝と1敗の対戦なき不思議な場所
横綱・大関と対戦がない2敗組琴奨菊と碧山が敗れ、3敗で完全に優勝圏外になった。「中位以下の平幕力士の力なんてそんなものさ」と一言で片付けるのは簡単である。だが、歴史を紐解けばそのまま突っ走った力士だっているのだ。軽く一笑に付すわけにはい... -
■春12日目優勝圏内横綱・大関と平幕組は別次元の世界
12日目、平幕の優勝圏内の対戦相手は以下である。1敗逸ノ城に朝乃山2敗碧山に竜電2敗琴奨菊に千代大龍琴奨菊と千代大龍はいい勝負をするかもしれない。しかし、他の2番はまったく興味がわいてこない。勝負は優勝圏内力士がすべて勝った。ただし、逸ノ... -
■春11日目 失われた昭和46年の精神
この日もサバイバル戦は続いた。最初の一番は逸ノ城対碧山の1敗同士の対戦である。相撲は突き合いになった。重量級だけにスピードはともかく、一発、一発に迫力がある。両力士ゆずらぬなかから、逸ノ城がスキをみてはたいて決めた。次の一番は全勝白鵬対大... -
■春10日目 優勝圏内戦で番付下剋上となった二番
優勝圏内の直接対決二番が行われた。いずれも番付下位力士が上位力士を倒すという下剋上になった。最初の一番が1敗高安と1敗逸ノ城戦であった。前回高安が勝てば問題ないと書いた。だが、勝負は問題のあるほうに転んだ。土俵際で逸ノ城が高安を土俵に這い... -
■春9日目 豪栄道を投げた逸ノ城の今後の対戦相手
眠れる巨象逸ノ城は時として目覚めることがある。それが豪栄道を相手に出てしまった。豪栄道は出足速攻の相撲がさえわたっていた。だが、逸ノ城に出足を止められた。それだけではない。上手が取れない体勢になった。しかし、豪栄道は盛り返し、いい体勢に... -
■春8日目 平生最後の場所の行方
結び前の白鵬対栃煌山戦。栃煌山が白鵬の後ろにつき、誰しもが白鵬の敗退か、と思うほどのピンチであった。だが、白鵬のままの態勢で勝ってしまった。久々に見る白鵬の反応の速さであった。同時に白鵬は勝負をあきらめていない。最後の最後まで粘る。それ... -
■春7日目 好取組に熱戦なし
8時40分博多行きの新幹線に乗り、11時11分ごろに新大阪に着いた。地下鉄御堂筋線に乗り換え、ついに大阪府立体育館に戻ってきた。何も変わらないかと言うとそうはいかなかった。4階通路にあった連結椅子がなぜか消えていた。ちなみに土俵は2階に設置さ... -
◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするため、7日目から千秋楽まで大阪入りします。狼雅・照ノ富士の動向、さらに大阪情報もお届けする予定です。原則その日に更新しますので、引き... -
■春6日目 豪栄道の思いがけない敗戦
思いがけない敗戦は相撲につきものである。序盤、出足速攻で磐石の相撲を取ってきたのが、豪栄道である。相手につけいるスキを与えず、強者の相撲を発揮してきた。豪栄道が万全の相撲を取るのは、平成28年九月場所の全勝優勝以来である。体からは気迫がみ... -
■春5日目 貴景勝の大関昇進の可能性を探る
5日目、関脇同士の対戦が実現した。大関を目指す貴景勝と精彩を欠いていた玉鷲の一戦である。この日の玉鷲は違った。果敢に突き押しで攻め立て、思わず貴景勝が足を踏み出すほどであった。玉鷲らしさが発揮された一番だが、貴景勝は序盤で2敗となった。... -
■春4日目 精彩欠く先場所優勝者玉鷲
先場所優勝した玉鷲が負け先行と苦しんでいる。4日目は鶴竜、貴景勝を撃破している御嶽海が対戦相手である。玉鷲は目下御嶽海に7連敗中であり、優勝した先場所も負けている。相手が悪いかもしれないが、あきらめたら勝負はそこで終わりである。だが、相... -
■春3日目 2つの敗戦
大関を目指す貴景勝にとって、御嶽海はいやな相手である。このところ4連敗。優勝した昨年の十一月場所でさえ負けている。大関にチャレンジするにあたり、下位に苦手がいては、いけない。相手は自信をもって向かってくるからである。そんな心理がそのまま... -
■春2日目 勝利へつながった辛抱相撲
大関最強の高安対関脇・小結13場所連続在位の御嶽海が2日目に激突した。相撲は御嶽海が頭をつけて食い下がる体勢をつくった。だが右手は高安のさがりをつかみ、左の差し手も抱えているだけである。体勢はいいが、これでは攻められない。もとより高安とて... -
■春初日 注目の取組3番を斬る
三寒四温があるかと思えば、1日でも温度差がある季節である。こうした要因で荒れる春場所と言われるようになった。今年は荒れる三月場所となるか。今日10日から初日が始まった。初日注目の取組3番。まず、大関昇進がかかる貴景勝。取組前の表情はやや堅... -
2019年三月場所の視点
明日10日から三月場所が始まる。関取の休場は千代の国である。昨年の三月場所は電光掲示板のスペースがもつか心配されたほど休場力士が出た。7人の休場力士は以下である。横綱白鵬 全休横綱稀勢の里 全休貴景勝阿武咲 全休蒼国来水戸龍貴公俊(現貴ノ... -
横綱・大関に挑む11人のサムライ
三月場所、横綱白鵬・鶴竜が土俵に戻ってくる。2横綱3大関の上位にフルに挑む力士は、上位に新たな休場者が出ない限り、4枚目の栃煌山までである。東関脇貴景勝から栃煌山までのここ1年間の上位戦の成績は以下である。大関昇進を目指す貴景勝が急激に... -
御嶽海、関脇・小結連続在位場所数の中身
先場所(一月場所)、御嶽海は途中休場したため、これで連続関脇・小結在位場所数の記録は12でストップすることになった、と思った。だが、御嶽海はなんと再出場してきた。それだけではない。8勝と勝ち越し、殊勲賞まで受賞してしまった。休場までの成績... -
玉鷲実力評価の変遷
<優勝した玉鷲(右)>一月場所苦節15年の末、玉鷲が幕内最高優勝を達成した。34歳であった。最近でこそ玉鷲の実力や相撲ぶりは知られているが、これまでどのような幕内人生を歩んできたのか。改めて振りかえってみた。玉鷲の新入幕は平成20年の九月場所... -
横綱初休場後の白鵬、直近の白鵬
三月場所にむけて意欲的に稽古に臨む白鵬。先場所、白鵬は10連勝の後3連敗して休場しているだけに雪辱を晴らし、優勝を奪還したいところである。先場所14日目、白鵬の休場にファンはがっかりした。そのなかで気になる声があった。「白鵬は休み癖がついて... -
貴景勝と3大関を比較する
三月場所、貴景勝は大関に挑む。先場所3場所33勝をあげながら、あっさり見送られた。それでは3場所32勝の高安、29勝の豪栄道、17勝の栃ノ心は、貴景勝以下になる。審判部は、高安・豪栄道・栃ノ心が大関にふさわしいと思っているとしたら、整合性はどう... -
稀勢の里10番勝負7
平成29年一月場所で初優勝した稀勢の里は、場所後横綱に推挙された。久々の日本人横綱の誕生であった。その人気は凄まじかった。明治神宮の横綱土俵入り初披露では朝早から人が並び、拝殿前に入りきれず人数を制限するほどであった。入れた方も3列目以降... -
友風の出世街道
一大勢力を誇っているモノに学生相撲がある。そこに新たに加わってきたのが友風である。友風が本格的に相撲に打ち込んだのは、高校時代からであった。その熱意は続き、日体大へ進学し、相撲部に入部した。ちなみに日体大出身の幕内現役力士に嘉風、妙義龍... -
元横綱の親方定年模様4
一月場所中、横綱稀勢の里が引退した。そのとき元横綱の親方は4人しかいなかった。元北勝海の八角、元大乃国の芝田山、元旭富士の伊勢ヶ濱、元武蔵丸の武蔵川である。大鵬が引退したときは元横綱の親方は11人いた。隔世の感がする。なぜ、こうした差が生... -
大翔鵬の出世街道
大翔鵬が入幕を決めた。モンゴルでは25番目の入幕力士にあたる。モンゴルは平成において一大勢力を築いていたが、その一翼を担うまでになった。モンゴル入幕力士は以下である。大翔鵬は少年期に来日し、家族とともに千葉県で暮らし、過ごしている。小学生... -
照強の出世街道
169センチ116キロの小兵で派手な塩まきの照強がついに入幕を果たした。入門から9年かかっての苦労の末の結果であった。まだ24歳の若武者である。相撲は右前褌をとっての投げ技である。照強は阪神・淡路大震災の平成7年に淡路島で生まれた。少年時代は相... -
平成最後 三月場所番付のポイント
平成最後の番付が発表された。関脇は13勝優勝の玉鷲が東に、11勝次点の貴景勝が西もありえたが、そうはならなかった。大関は9勝2力士と0勝なのだから、関脇より弱い大関となってしまった。これは大相撲がかかえる未だに続く矛盾である。小結は問題なく... -
元横綱の親方定年模様3
昭和2ケタ生まれの大鵬から隆の里までをみていこう。この世代になると定年65歳までぶじ務める元横綱の親方が増えてきている。大鵬、栃ノ海、佐田の山、琴桜、三重ノ海と5人が名前を連ねている。しかし、長生きかと言うと必ずしもそうは言えない。佐田の... -
稀勢の里10番勝負5
平成28年は大関稀勢の里にとって優勝のチャンスがある年だった。三月場所10勝0敗で1敗の白鵬と対戦したが敗れている。翌日横綱日馬富士にも敗れ、13勝2敗の好成績も、優勝は結局14勝1敗の白鵬となった。翌五月場所、稀勢の里と白鵬は12勝と無敗同士で... -
元横綱の親方定年模様2
昭和1ケタ生まれ及びそれ以前の元横綱の親方定年模様をみていこう。横綱の代では双葉山から朝潮までである。昭和36年(1961年)1月から65歳定年が施行された。ところが昭和43年双葉山、翌年羽黒山、約3年弱後前田山が50代でなくなられた。無敵双葉山、戦... -
元横綱の親方定年模様1
定年まで務めあげるということは、それほど簡単なことではない。それは相撲界とて例外ではない。筆者は36代木村庄之助の定年祝いにかけつけたことがある。これはぶじ務めあげたお祝いとして開催されたものである。相撲界の定年は65歳である。これは昭和36... -
稀勢の里10番勝負4
平成25年、白鵬は再び連勝を始めた。一月場所千秋楽横綱日馬富士に敗れた後、三月場所初日安美錦に勝ってから連勝はスタートした。三月場所全勝、五月場所全勝、七月場所13日目琴欧洲に勝って連勝は43まで伸ばした。そして14日目、稀勢の里と対戦した。稀... -
大関の3場所連続の成績 平成12年~22年
魁皇は千代大海と並んで65場所大関在位の最高記録をもつ。それでは両大関の出場回数は、どうだろうか。不戦敗を数えなければ、魁皇は大関838回出場。千代大海は851回で千代大海が上回った。不戦敗を含む休場数、千代大海が124、魁皇が137と差がつくポイン... -
四股名あれこれ 丸と城と王(皇・旺・桜・凰)
丸がつく最高位が幕内力士は千代丸が浮かぶ。一方城がつく幕内力士は逸ノ城がいる。幕下以下となると栃丸とか大野城と広がりを見せる。「おう」は現在幕内にいないが、現役として元幕内の鏡桜、千代ノ皇ががんばっている。江戸から脈々と続く大相撲だが、... -
稀勢の里10番勝負3
稀勢の里によって63連勝でストップされた白鵬。だが平成22年十一月場所は14勝1敗で優勝している。5連覇である。白鵬は連勝を止められても相撲がくずれることはなかった。そうしたなか迎えたのが翌場所平成23年一月場所である。稀勢の里は先場所10勝5敗... -
大関の3場所連続の成績 平成3年~12年
貴ノ浪から大関降格後関脇で10勝以上しての復帰が始まった(横綱になった三重ノ海を別にし、最高位大関では)。関脇の場所は大関在位場所数としてカウントはしないが、復帰できる成績の場合は、連続3場所の成績に加えた。貴ノ浪は3場所連続10勝以上が17... -
稀勢の里10番勝負2
平成22年一月場所、横綱朝青龍が25回目の優勝を成し遂げた。だが、場所後知人への暴行が明るみとなり、引退を余儀なくされた。カタチの上では自ら引退となったが、周囲の状況から引退やむなしの流れであった。横綱白鵬はこの知らせに涙した。しかし、この... -
稀勢の里10番勝負1
引退しても元稀勢の里の人気は衰えることなく、未だ続いている。横綱としては実績を残せなかったが、これほど相撲ファンに愛された横綱は珍しい。稀勢の里は横綱時代以外では、ガチンコの強さを発揮していた。そのなかから、稀勢の里10番勝負をピックアッ...