大相撲

くだされた暴行2度目の処分

2019年9月26日

貴ノ富士をめぐる2度目の暴行事件。これ
までの動きだが、暴行の相手はいずれも立場
の弱い付け人である。1度目は前名の貴公俊
のとき、支度部屋というまわりの目がある中
での暴行だった。2度目はそうでなかったが、
被害者の姿が部屋から消えてしまい、発覚
した。そのため、九月場所は出場停止になっ
ていた。
180311初日幕下 354
<新十両>

ところが、協会のコンプライアンス委員会
及び師匠の千賀ノ浦(元隆三杉)から、ひそ
かに引退勧告を受けていた。ところがこれを
行き過ぎと判断した貴ノ富士は、9月25日に
スポーツ庁に上申書を提出した。ただ、日刊
スポーツネットニュースによると「国がどう
こうする問題ではない」として静観する模様
だ。なお、協会は正式に引退勧告をしていな
い。それは理事会が決定することである、と
いう見方もある。

今日9月26日、理事会で正式な処分がくだ
された。処分は「自主的な引退を促す」、と
表現はやわらかだが、これは事実上の引退
勧告と変わりない。ただ、懲罰的な意味は
含まない。とはいえ、相撲協会は暴行事件に
2度目はない、という判断をくだしたことに
なる。暴力決別宣言をしながら、いっこうに
なくならない現実に厳しい結論をくだしたと
言える。貴ノ富士は「考えます」と答えたと
いう。
190721千秋楽十両幕下以下 876貴富士対英乃海
<最後の一番(?)となった七月場所の英乃海戦>

この処分、表現はやわらかいとはいえ、貴ノ
富士は力士生命を終えることになる。ところ
が、前日まで貴ノ富士は、その場合は代理人
と記者会見をする予定である。そうなると
処分が妥当か否か、司法の場へ持ち込まれる
ことになる。ただ、最終判決が出るまで時間
は相当かかることになる。その間貴ノ富士の
力士生命の維持は困難になる。

さらに、相撲協会は受け入れない場合は、
さらに重い処分を課すという。貴ノ富士が
最終的にどういう判断をするのか。ボールは
貴ノ富士にある。

消費税値上げ前の買い占め、少しだけ
やっています。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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