大相撲

貴ノ富士暴行事件の行く末

2019年9月27日

あまりにも悪質として協会が発表した事案に、
貴ノ富士の差別・侮蔑発言があった。仕事が
できない、遅い新弟子に対して、障がい者、
ひよこ、にわとり、地鶏などと呼び、しかも
返事はハイではなく、コケと言えと強要して
いたという。ここにいたっては貴ノ富士の
人間性が問われてくる話である。こういう
不快な話が伝わると、ファンを味方につける
ことは無理筋である。
190310初日幕下 281
<貴ノ富士>

付け人は小間使いではない。師匠の弟子で

ある。と、うち出したはずなのに勘違いする
関取がいる。双羽黒においては、付け人が
集団脱走事件をおこしたことがある。そう
いう関取には付け人をつけるべきではない。
世の中には自分のことは自分でせよ、という
教えがある。気の利いた関取なら、付け人を
食事に連れていくなり、こづかいをわたした
りする。
190908初日十両 1747
<八角理事長>

今日9月27日、貴ノ富士は代理人を伴って、
胸のうちを語った。要するに土俵に立てない
処分は重過ぎて承服できない、という趣旨で
ある。そう言われて相撲協会が、「自主的な
引退を促す」を覆すとは思えない。受け入れ
ない場合はさらに重い処分を課すこともあり
得る。

処分が重いか、適切かで争うことは、はたし
て賢明な方法なのか。まず、協会や師匠と
対立の図式になる。次に司法の場へ持ち込ま
れると最終判決が出るまで時間は相当かかる
ことになる。その間貴ノ富士の稽古や生活の
場は失われることになる。八百長嫌疑の蒼国
来は苦労した。蒼国来が復帰できたのは、
協会が無実の判決に、控訴しなかったからで
ある。蒼国来の復帰を嘆願したファンの熱い
署名活動が後押しをしていた面もあった。
復帰のあかつきはボランティア活動に励む
という申し入れの方法があったかもしれない
が、もう手遅れである。
130427蒼国来復帰祝い 149
<蒼国来の復帰祝い>

貴ノ富士の行く末はどうなるのか。放蕩と
本場所をさぼった清水川は破門になった。
しかし、父親が死をもって嘆願して、ついに
復帰できた。それが名大関を生むことにつな
がった。しかし、貴ノ富士の相撲界への復帰
は途方もなく遠い道と言わざるを得ない。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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