里山の引退相撲が国技館でおこなわれた。
学生出身だけに母校の各学生が国技館をいく
らか占めた。9月28日、里山引退相撲の様子
を追ってみよう。
エントランス前には里山がファンに対応して
いた。人、人、人が里山を取り囲む。そばで
尾上(元濱の嶋)親方夫妻が来客に挨拶して
いた。エントランスに入ると出羽一門の関取
衆が勢ぞろいしていた。記念写真を撮る方、
サインを求める方などでここでも人であふれ
ていた。
プログラムでは2つにスポット。まず、里山
最後の土俵入り。これを息子とともに土俵を
一周。そして最後の取組を息子相手に取った。
メインの断髪式ではやくみつる氏、舞の海氏
などがはさみをいれた。協会関係者は春日野
(元栃乃和歌)、出羽海(元小城の花)など
の親方。部屋関係では元天鎧鵬の秀ノ山親方。
力士では鶴竜、白鵬の両横綱など。特筆すべ
きは、断髪を控えた稀勢の里の荒磯親方が
はさみをいれたことだ。また、土俵下では
里山母がはさみをいれた。
最後に師匠の尾上親方がとめばさみ。四方に
挨拶をした後、師匠と里山がマイクをもって
それぞれ思いを述べた。最後に家族から花束
が贈呈された。
整髪を終えた里山はお茶屋で御挨拶をした。
11時の開場からスタートした引退相撲は16時