大相撲

大盛況の中、稀勢の里髷との別れの日

2019年9月30日

それは一通のメールで始まった。稀勢の里の
引退相撲が大行列だというのだ。大勢の人が
入り口に集中しているのか。と思っていたが、
そうではなかった。入場しようとする方が
長蛇の列をつくっていたのだ。それは正門
から南門を曲がり、さらに先にのびている
のだ。入場するのに1時間くらいかかって
しまった。

木戸を通るとA3サイズで二つ折りプログ
ラムが配られていた。このサイズで二つ折り
のプログラムは引退相撲では珍しい。綱を
締め、太刀を持った稀勢の里の写真が表紙に
なっている。通常は引退力士がお客さんを
むかえるのだが、混乱を避けるためか、入場
したときは姿はなかった。

プログラムを見ると、稀勢の里の登場は横綱
の土俵入りと断髪式である。横綱の土俵入り
は現役横綱をしたがえてではなく、高安、
松鳳山をしたがえてのモノになった。大阪
から引退相撲は初めてという相撲仲間と、
稀勢の里のグッズ売り場で再会。
190929稀勢引退相撲 149
<稀勢の里最後の土俵入り>

稀勢の里最後の土俵入りを満員のお客さんは
固唾をのんで心待ちにしている。しばらく
間があったが、ついにその時がきた。稀勢の
里が登場。どよめきがおきる。たんたんと
最後の土俵入りが始まる。化粧まわしの下地
の色の赤が強烈に目に飛び込む。梅ヶ谷型
土俵入り。せりあがりが最大の見せ場。もう
見られないと思い、目に焼き付けた。

そして髷との別れとなる断髪式。まず後援会
会長とともに土俵へ。稀勢の里の土俵歴と
功績を語る。それが終わり、断髪式が始まっ
た。水泳の松田丈志氏がはさみをいれた。
引退大相撲の断髪式では向きを正面、東、
向こう正面、西の4方向に向きを変えること
が慣例になっていたが、稀勢の里はそれを
しなかった。不動のまま正面を見据え、進行
していった。女性のはさみもなかった。
190929稀勢引退相撲 716
<はさみを手にする元日馬富士>

相撲関係者では、部屋の先輩の元力櫻、元隆
乃若がはさみをいれた。そして父。異色は
モンゴルから元日馬富士がはさみをいれた
ことだった。スピードか圧力か。現役時代は
好勝負を展開した両雄が時を超え、はさみを
いれる、いれられる立場にいた。また、元
3代目若乃花の花田氏もはさみをいれた。
さらに元横綱で現相撲博物館館長の元三重
ノ海の姿があった。
190929稀勢引退相撲 1059
<はさみをいれる弟弟子高安>

力士では豊ノ島、琴奨菊、高安、白鵬、鶴竜、
親方では小野川(元北太樹)、稲川(元普天
王)、二子山(元雅山)、芝田山(元大乃
国)、西岩(元若の里)がはさみをいれた。
ここで館内が暗くなり、稀勢の里にスポット
ライトがあたる。
190929稀勢引退相撲 1562
<師匠によるとめばさみ>

そしてついに師匠田子ノ浦(元隆の鶴)に
よるとめばさみ。ここで大銀杏に別れをつげ
た。四方に会釈して断髪式はぶじ終了した。
幕内の取組の最中にお茶屋に整髪で挨拶を
する稀勢の里の姿があった。
190929稀勢引退相撲 1707
<整髪姿の稀勢の里>

電車に遅れがでました。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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