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5場所経過した2019年 年間最多勝レース

七月場所まで休場がありながら鶴竜と白鵬が
争っていた年間最多勝レースは、5場所経過
して、どのように変化したか。九月場所は、
横綱・大関が3人休場した。これがどのよう
な影響を与えたか。5場所までの経過をまと
めてみた。
なお、対象は5場所幕内に在位した力士と
させていただいた。ただし4場所で好成績
だった友風を加えた。単なる数字の比較で
はなく、横綱大関の対戦率によってクラス
分けさせていただいた。それが以下である。
年間1A
年間2A
191001赤井羽根 116
<九月場所優勝した御嶽海>

5場所経過した年間最多勝争いは、九月場所

優勝した御嶽海と小結2場所経験した阿炎の
争いに変わった。ただし45勝と寂しい数字に
なった。十一月場所全勝しても60勝にしか
ならない。まして御嶽海・阿炎が全勝する
ことは考えにくい。今年も年間最多勝は低レ
ベルの50勝台になる可能性が高い。
190520九日目南門 167
<年間最多勝トップタイの阿炎>

かんじんの横綱・大関はどうなのか。休場が
増えて多くを望めない。白鵬29休、貴景勝
23休、栃ノ心・高安19休、鶴竜16休では、
最多勝は望むべくもない。白鵬は不戦敗を
入れると2場所休場したことになる。十一月
場所で優勝して、復活を印象づけたいところ
である。また、休場が多いことで、横綱・
大関の対戦率が全体で下がってきている。
御嶽海、阿炎に続くのが、ぐんぐん力をつけ
てきた朝乃山である。44勝で1勝差に迫って
いる。さらに大関豪栄道が43勝と追っている。
また、逸ノ城は横綱・大関と互角以上の成績
を残している。きっかけをつかめば、大関に
あがれる力はあるのだが。
191001赤井羽根 124
<九月場所活躍した朝乃山>

年間最多勝レースはいよいよ納めの場所、
十一月場所を残すのみとなった。しかし、
50勝台の最多勝争いは、力が入りにくいのも
確かである。

暑い日が続いています。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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