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■秋11日目 明暗分けた2敗組

5人が2敗といっても同列ではない。明生・
隠岐の海は上位の強豪との対戦は皆無である。
今後明生・隠岐の海と上位好調組の取組は、
組んだとしても2番くらいになる恐れがある。
審判部に「喝」をいれるためには、彼らの
なかから優勝したほうがいいのかもしれない。
朝乃山優勝のケース、すなわち大関豪栄道戦
のみで鶴竜・高安戦なしでも懲りない面々に
対しては、そのくらいのショック療法が不可
欠である。
さて、2敗組の対戦相手で負ける率が低い順
をみたてた。
御嶽海対竜電5勝5敗
明生対石浦6勝4敗
貴景勝対栃ノ心5勝5敗
隠岐の海対剣翔7勝3敗
朝乃山対北勝富士4勝6敗
実際はどうなったか。石浦には怖さがない。
明生を脅かす要素がない。相撲はその通りに
なって、明生が立ち合いから圧倒して一気に
寄り切った。剣翔は前日明生から勝利して
いる。剣翔は体格があるだけに、油断ができ
ない。隠岐の海、立ち合い鋭くあたるも、
剣翔、まわり込むようにはたき気味に肩透か
しを決めた。隠岐の海は3連敗で、勝ち運
から見放されている。
190918十一日目幕内 523
<隠岐の海は3連敗>

朝乃山は初日突き押しのパワー系御嶽海に
素早く左まわしを取って勝負を決めた。同系
統の北勝富士に対しても狙っていきたいとこ
ろである。だが、北勝富士はあたり、二の矢
ではず押し、休まず一気に攻めて押し出し
た。関脇以下最強の御嶽海はまさかの展開と
なった。御嶽海、突き押しで攻めていったが、
竜電に右をさされ、そのまま負けた。
190918十一日目幕内 1189
<御嶽海3敗で後退>

幕内上位の2人が負け、いやな流れのなかで
貴景勝対栃ノ心戦が始まった。相性がいい
栃ノ心とはいえ、激しく攻め続けて圧倒し、
送り倒し。貴景勝会心の相撲であった。上位
でただ1人2敗を守った。
190918十一日目幕内 1274
<貴景勝会心の相撲>

貴景勝対明生は果たして実現するのだろうか。
少なくとも明日12日目はない。

帰り、雨はあがっていました。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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