九月場所優勝した御嶽海は、十一月場所大関
を目指すという。近年大関昇進の目安は直近
3場所で33勝である。だとすると御嶽海が
大関に昇進するためには、十一月場所で12勝
3敗が求められることになる。ところで大関
昇進はなぜ目安なのだろうか。はっきり基準
を定めてもいいのでは、と当然思えてくる。
横綱は適格者がいなければ欠いてもいい。
ところが大関は必ずいなくてはならない存在
なのである。その違いである。
を定めてもいいのでは、と当然思えてくる。
横綱は適格者がいなければ欠いてもいい。
ところが大関は必ずいなくてはならない存在
なのである。その違いである。
それでも一人大関、または大関不在のときは、
横綱が大関を兼ねて番付に横綱大関と書く
ことがある。ところが実際は、
1.大関の土俵入りをしてから横綱の土俵
入りをする、
2.大関の取組をすませてから横綱の取組を
する
3.大関と横綱の両方の月給がもらえる
ということはないのだから、番付上の体裁に
すぎない。
横綱大関は古くは、常陸山、梅ヶ谷が同日
横綱になった明治37年春場所に見られる。
このときは2人が横綱になり、大関が不在と
なったためである。この状態は3場所続いた。
国見山・荒岩が大関に昇進して解消された。
昭和では56年九月場所に大関不在が起きて
いる。それまで一人大関だった千代の富士が
横綱に昇進したためである。琴風が翌場所
大関に昇進したが、一人大関であった。昭和
57年三月場所、隆の里が大関に昇進して解消
された。なお、千代の富士の一人大関は増位
山の引退によって2場所あった。
こうした横綱大関を紛らわしい、意味がない
という意見がでるのは当然である。また、
大関が少ないときは昇進基準が甘くなる傾向
があるのは、大関は番付上欠くことができ
ないため、やむを得ない面がある。豊山が
一人大関になったとき、北の富士は8勝-
10勝-10勝で大関に昇進している。
現代は3大関がいて、横綱大関の心配はない。
場合によってはもう一人増える。横綱白鵬・
鶴竜、大関高安が戻ってくると思われる十一
月場所で、御嶽海はどういう成績をあげる
のか。最低でも10勝して一月場所につなげ
たいところである。
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