大相撲

相撲界!終わりなき暴行

2019年10月17日

呼出の最高位立呼出の拓郎の暴行が発覚した。
10月8日の糸魚川巡業で後輩の呼出が客席で
弁当を食べていた。「なぜこんな所で食事を
しているんだ」と頭を拳で殴った。さらに
「なぜ注意しないのか」と幕下の呼出の背中
をたたいたという。2人にケガはない。拓郎
は10日から自宅謹慎となっていたが、15日に
退職を届け出た、ということである。今後は、
コンプライアンス委員会が調査し、理事会で
処分が決定することになった。
190108奉納土俵入り 197
<拓郎>

暴行はよくない、と言葉で言うのは簡単で
ある。関取・親方らを集めて戒めてもいっ
こうになくならない。研修会を何度も開き、
暴力決別宣言をしても、効果が上がっていな
いことをはからずも証明してしまった。なぜ
繰り返されるのか。立場が上の者が下に暴行
する体質がしみ込んでいるのである。男社会
で共同生活、上下関係がつきものの相撲ムラ
では躾、教育と称し、脈々と伝わってきた
暴行の歴史、伝統がある。ミスを痛みで償え。
あるいは痛みで仕事を覚えろということに
なる。

この発想を離れるにはそうとう時間がかかる。
一朝一夕にはできない。現に貴ノ富士は2度
も暴行に及んでいる。それだけではない。
差別発言、侮蔑発言までしていた。こうなる
と教育問題である。相撲部屋では教育はでき
ない。そもそも師匠は教育指導者といえる
のか。という素朴な疑問にぶつかる。暴行
だけではない。東関部屋の10代力士はわい
せつ騒ぎで書類送検になったことがあった。
これに関しては責任説明さえおこなわれて
いない。大砂嵐が無免許運転で事故をおこし、
その挙句虚偽報告をしたこともあった。
貴ノ冨士
<貴ノ富士の暴行を伝える9月4日付日刊スポーツ>

暴行をおこなった者を処分する、をいくら
繰り返しても根本からなくならない。こと
ここに至っては、出直し的改革が必要である。

1.兄弟子、弟弟子の区別をなくす。
2.人を教育するには、教育方針、具体的に
取組んでいること、というテーマで師匠に
レポートを提出させる。
3.危ないかつ未熟な関取には付け人をつけ
ない。
4.目安箱を儲け、各人の声が届くように
する。
5.上の者はからいばりする存在ではなく、
手本になれ。師匠は最大の手本であれ。
6.他のスポーツ界の見習うべき点を吸収
する。

終わりなき暴行の相撲界のままでは、門を
たたく者は躊躇する。それはひいては相撲界
の先細りにつながる。相撲ムラの知恵だけ
ではもはやどうしようもないところまできて
いる。

片付けをしています。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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