大相撲

2010年の事件簿

2019年10月27日

暴行問題は拓郎さんで終了と思いたいところ
だが、そうは言い切れないところに苦悩が
ある。しかし、暴力団との関係断絶は果たせ
たと見て間違いないようである。しかし、
この問題も古くからの癒着で、特に問題と
なっていた2010年は根が深かった。

琴光喜野球賭博うやむやが混迷の始まりだっ
た。2010年五月場所中、最初に週刊誌が報じ
た野球賭博。
「大関琴光喜」が「口止め料1億円」と脅さ
れたと見出しに出された。記事によると
・5年前から手を染めていた
・負け金が数千万円になる
・口止め料として暴力団が1億円を要求
・複数の親方も関係していた 
琴光A
<琴光喜の野球賭博を報じるスポーツ報知>
  
琴光喜が否定したことがボタンの掛け違いに
なってしまった。当然のことながら野球賭博
には暴力団が関わっている。琴光喜は「千秋
楽はお話しすることはありません。失礼しま
す」では何もわからない。琴光喜がないと
いうのなら、週刊誌を訴えるとか、謝罪を
求めるとかしないとおかしい。本人がやって
いないというのなら、協会も改めて問い質す
べきだ。本人がやってないからそうした結論
にするのでは問題を単純化しすぎる。

野球賭博に関して今のうちなら処分が軽い、
ということで力士に告白させたら、出るは
出るはで収拾がつかなくなった。そもそも
処分が軽いなんて司法取引じゃあるまいし、
場合によっては犯罪になるケースなのに
どうかしている。それも誰がどの程度関与
したのかがわからない。琴光喜と大獄(元
貴闘力)親方が解雇でその他は1場所謹慎と
なった。旭天鵬が自動車で1場所謹慎した
ことがあったが、同じレベルではないはずだ。
151222k北の湖協会葬
<暴力団問題で相撲協会が揺れた>

五月場所後に明るみに出たのが、暴力団へ
流した溜席チケット問題だった。事件がおき
たときは、まず、清見潟親方(元大竜川)と
木瀬親方(元肥後ノ海)が関与したとして
処分がくだった。木瀬親方は前代未聞の部屋
の閉鎖に追い込まれた(後に復活して現在に
至る)。だが、暴力団に3年にわたってチケ
ットをまわしていただけなら、重過ぎる処分
という印象を受けた。協会が発表してない
何かがあると思った。

出島の引退相撲でキャッチした情報だと、
木瀬部屋の建物そのものが暴力団の資金源
からでているとか。建物は違うが木部屋が
建つ土地そのものが暴力団のものという噂を
聞いた。木瀬部屋廃止の理由がそもそも発表
されなかったのだから、真相は藪の中だった。
表彰なき優勝A
<七月場所は優勝旗だけの表彰となった白鵬>

暴力団へ溜席チケットを手配した問題、暴力
団が関与する野球賭博に関わった事件、地方
場所の宿舎が暴力団のものだったと力士のみ
ならず、指導者たる親方まで出るは出るはで
際限のない状況が生まれていた。日本相撲
協会の存続を脅かしかねない事態だった。

一般企業でも信用を築くには何年もかかるが、
信用を失うことは一瞬である。2010年の相撲
協会はまさにそうした状態だった。協会の
対応はどうであったか。まずチケット売り場
で暴力団へ溜席チケット暴力団関係には販売
できない。という案内がでていたが、唐突な
感じがした。いったい何があったのだという
印象だ。まったく説明がなかった。開かれた
組織なら、まずお客さんに相撲ファンにきち
んと説明すべきであった。これこれこういう
事態がありました。日本相撲協会は暴力団の
関与ゼロを目指すが、これがまずスタートに
なる、と。

あれから約9年、暴力団との関係根絶は達成
されたようだが、2010年はとてつもなく深刻
な問題だった。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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