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本場所レポート
◆24秋千秋楽 大の里有終の美を飾れず、課題残す
優勝が前日決まった千秋楽はどうしても緊張感が薄れる。そのため優勝大の里の対戦相手は番付上関脇の阿炎となった。阿炎はすでに負け越しており、優勝が千秋楽までもつれにもつれていたら優勝圏内の対戦相手になったと思われる。 しかし、逆に大きく負け越... -
本場所レポート
◆24秋14日目 行きつく先は大の里優勝
1敗大の里。2差つけて残り2日間。大の里が優勝できないケースは14日目、千秋楽負けてなおかつ3敗優勝決定戦でも負ける場合である。これは机上の理論に過ぎない。2日目から11日目まで敵なしの相撲を取ってきた大の里にはありえない、考えられないケー... -
本場所レポート
◆24秋13日目 大の里取り直しを制し再び2差つける
13日目各段序ノ口、三段目、幕下での優勝が決まった。三段目はかつての輝鵬、現在の川副である。序二段は優勝決定戦になる。なお優勝賞金は幕下50万円、三段目30万円、序二段20万円、序ノ口10万円である。当然ながら各段に一人しかいない。十両は1敗で尊... -
本場所レポート
◆24秋12日目 若隆景がみせた大の里攻略法
大の里の破壊力の源に体の大きさがある。力士の中でもひときわ大きい存在である。この体が鍛えられ圧力とパワーを生んでいる。12日目の対戦相手は対戦圏外の若隆景である。 相撲は意外な展開をみせた。大の里はもろ手突き、出足で圧倒するも、若隆景は土俵... -
本場所レポート
◆24秋11日目 大の里紙一重に見えた1勝
大の里の対戦相手は琴勝峰である。特別奇襲があるわけではない。上位戦はしばらくぶりである。さほど気にするほどでの相手ではない。むしろこれまでの対戦相手のほうが手ごわかった。 ところが相撲はやってみなければわからない。大の里はいつものように前... -
本場所レポート
◆24秋10日目 大の里決戦を制し優勝へ前進
全勝大の里か1敗霧島か。今場所の優勝の行方を占う一番が組まれた。霧島の1敗は平戸海による敗戦である。優勝は優勝を争う者同士の対戦に勝つことによって決まる。 大の里対霧島はあっけなく終わった。霧島が左に変化するが、大の里はあわてることなく落... -
本場所レポート
◆24秋9日目 大の里の圧力・馬力誰も防げず
大の里は若元春と対戦が組まれた。見所は一つである。大の里の前に出る圧力にどう対応するかである。しかし、大の里の馬力あふれる相撲の前にはどうにもならなかった。これで初日から9連勝である。誰も大の里を後退させられない。泳がせることができない... -
本場所レポート
◆24秋8日目 大の里!成績・相撲内容断然トップ
全勝大の里は先場所負けている御嶽海と対戦した。この日はいつもの相撲と少し様相が違った。もろ手突き、御嶽海下がらない。御嶽海左四つに組とめるも、大の里おっつけて一気に出る。赤房下土俵押し出しで決めた。 <大の里8戦全勝> 大の里の前に出る破... -
本場所レポート
◆24秋7日目 大の里!平戸海にリベンジ圧勝
大の里は7日目成長著しい平戸海と対戦した。先場所は立ち合いの突き落しで勝っている。しかし、相撲は大の里のペースだった。立ち合いから体を生かして一気に出て圧倒してしまった。平戸海はまともに行き過ぎた。期待の対戦に名勝負なしになってしまった... -
本場所レポート
◆24秋6日目 入幕5場所目の大の里が全勝
大の里はますます強さを増してきた。その破壊力は容易に止めることはできない。6日目の対戦相手は元大関の正代である。立ち合いからもろ手突き、一気に向こう正面に押し出した。正代をまったく問題にしなかった。正代は何もできなかった。 <大の里、正代... -
本場所レポート
◆24秋5日目 明暗分かれる!大の里全勝、琴櫻1敗
炎鵬が連日土俵にあがった。好調を持続し、勝って3勝とした。炎鵬見たさに早く来るお客さんがいる。声援が飛ぶ。勝った後炎鵬は拍手に包まれる。炎鵬に過大な期待は禁物である。とにかく静かに見守っていきたい。 <王鵬、琴櫻に初勝利> 結びの一番琴櫻... -
本場所レポート
◆24秋2日目 2大関・大の里三者三様
2日目は高須クリニック院長が漫画家西原理恵子氏とともに観戦する日である。赤房下の土俵下が座席である。今回はいないのかなと思いきや目立ちにくい白地のシャツであった。この日は錦木戦と結びの一番に高須クリニックの懸賞がつけられた。 前日危ういな... -
本場所レポート
◆24秋初日 大の里紙一重で勝利をつかむ
暑さが続くなか、大相撲九月場所がスタートした。幕内の取組はまず、若武者同士の取組に注目した。大の里対熱海富士戦。小結から関脇を経験した大の里。これから三役へ挑む熱海富士。 相撲は大の里の右下手、熱海富士の左上手の力相撲となった。出る大の里... -
相撲の歴史
二所ノ関一門の部屋一覧|全17部屋と分家(阿武松・放駒・稀勢の里)【2026年】
本稿は二所ノ関一門の続きとして、分家のさらに分家をたどる。押尾川から阿武松、放駒から芝田山・峰崎、尾車系、そして田子ノ浦から西岩・二所ノ関(元稀勢の里=大の里・白熊を擁する)まで。二所一門は現在16部屋・親方27人で構成される。 ※相撲の一門... -
力士・人物
熱海富士の壁
熱海富士が優勝戦線に絡んだのは新入幕とその翌場所である。いずれも昨年のことである。今年(2024年)は幕内上位に定着してきた。4場所経過したが、3場所負け越している。7勝8敗が2回あり、大負けはない。 勝ち越せそうで勝ち越せない。そのため、小... -
観戦と楽しみ方
2024年九月場所チケット事情
8月10日10時、九月場所チケットが発売開始された。五月場所は半日で完売した。だが、今回はそれをさらに上回った。相撲仲間からの情報によると11時20分頃完売したという。 大相撲人気の過熱は続いている。その要因に今までは誰が優勝するかわからない点。... -
記録と統計
4場所経過した2024年年間最多勝レース|琴櫻44勝・大の里43勝・豊昇龍40勝(最終は琴櫻の66勝)
2024年の年間最多勝は琴櫻の66勝24敗で、次点は1勝差の大の里(65勝)だった。この記事は4場所(一月〜七月場所)を終えた時点のレースで、琴櫻44勝・大の里43勝・豊昇龍40勝の順だった。九月場所で大の里が4勝差のトップに立ち、最後の十一月場所で琴櫻が... -
場所の総括と番付
大相撲 2024年名古屋場所(令和6年七月場所)の結果|優勝は照ノ富士、三賞・幕内の全成績と田口の15日間の観戦記
令和6年七月場所(2024年名古屋場所)の幕内優勝は横綱 照ノ富士、成績は12勝3敗。前頭六枚目 隆の勝と12勝3敗で並び、優勝決定戦を寄り切りで制した。 三賞は殊勲賞が大の里(関脇・9勝6敗)、敢闘賞が隆の勝(前頭六枚目・12勝3敗)、技能賞が平戸海(小... -
本場所レポート
■24名11日目 照ノ富士、大の里にまさかの1敗
先場所優勝の大の里は強い相撲とスキあり相撲でここまで5勝5敗。さすがにとんとん拍子にきたホープもここにきて壁にあたったか。一方照ノ富士は強さと安定性は抜群で初日から10連勝。先場所負けている大の里に対してリベンジのチャンスである。 しかし、... -
本場所レポート
■24名2日目 周囲の見る目が違った連敗大の里
2日目、愛知の相撲仲間と出会った。彼から様々な情報を得ることができた。2日目は客足が早かった。理由は炎鵬が序ノ口に登場するからである。応援空しく敗れたという。首はこわい。体が不自由になる恐れがあった木崎海は若くして引退した。 名古屋の相撲... -
力士・人物
大の里に立ちふさがる豊昇龍
先場所優勝した大の里。場合によっては七月場所の成績・相撲内容次第では大関もあり得る。実現したら入幕5場所目に大関という年6場所制では驚異の記録になる。 これは大の里がすごいのか。筆者は長年大相撲をみてきたが、現在は混迷の時代である。誰が優... -
記録と統計
大の里が狙える記録
デビューから7場所で初優勝した大の里。これは最短記録であることは広く知られるところである。公式の優勝制度で、新小結の優勝は安念山と二人だけである。大の里が狙える記録はほかにも様々ある。つぶさに検証してみよう。 <大の里> ■三賞大の里は新入... -
コラム・論考
写真で見る顔今昔7人衆
以前の企画の続編です。新しい力、実力者が加わりました。若いころの写真を探し出すのはかなり時間を要しました。写真を何度も加工してようやくカタチにしました。その成果が下記です。 アマ横綱中村→大の里 新序坂口→平戸海 序ノ口熱海富士 幕下石橋→朝乃... -
場所の総括と番付
2024年年間最多勝レース中間地点
五月場所が終了したことで今年の場所も半分が消化した。混迷の時代の年間最多勝は低レベルになりがちである。昨年は霧島が62勝でトップになった。 今年の年間最多勝レースはどのように展開しているのか、調査してみた。それが以下である。単なる数字の比較... -
記録と統計
新入幕から初優勝までの場所数|最短は尊富士の1場所目、大の里は3場所目(連載1・戦前編)
公式優勝制度が始まった大正15年から令和6年五月場所までで、新入幕から初優勝までが最も短いのは尊富士の1場所目。次いで大の里と佐田の山の3場所目、6場所目に大鵬・東富士・安藝ノ海・琴光喜・沖ツ海・綾櫻の6人が並ぶ。 相撲記者・田口 通廣の連載「新... -
相撲の歴史
関取がいない相撲部屋は11部屋|2026年9月場所の一覧と横綱親方の部屋・独立の条件
関取(十両以上)がいない相撲部屋は、2026年九月場所の番付で11部屋ある。尾上・山響・式秀・朝日山・武蔵川・浅香山・湊・秀ノ山・芝田山・西岩・錦戸の各部屋で、横綱出身の親方の部屋では武蔵川(元武蔵丸)と芝田山(元大乃国)が当たる。部屋は全部... -
場所の総括と番付
大相撲 2024年夏場所(令和6年五月場所)の結果|優勝は大の里、三賞・幕内の全成績と田口の15日間の観戦記
令和6年五月場所(2024年夏場所)の幕内優勝は小結 大の里、成績は12勝3敗。同じ成績で並ぶ力士はいなかったので、優勝決定戦は行われていない。次点は11勝4敗の大関 琴櫻・前頭筆頭 大栄翔。 三賞は殊勲賞が大の里(小結・12勝3敗)、敢闘賞が欧勝馬(前... -
本場所レポート
■24夏千秋楽 大の里が最短7場所で初優勝
2024年五月場所は一人の男に託されることになった。それは新小結大の里である。3敗は彼一人しかいない。4敗は超低レベル過ぎて優勝に値しないことはこれまで何度も触れてきた。100メートル競走でいえば11秒の1位である。 大の里は結び前に登場した。運... -
本場所レポート
■24夏14日目 大の里が単独トップで千秋楽へ
混戦模様から3敗は琴櫻と大の里の2人となって14日目を迎えた。それにしても予想以上の混戦で12勝優勝が達成できるか否か微妙な情勢である。絶対的強者不在がもたらした展開である。 最初に大の里対湘南乃海が対戦した。湘南乃海は上位に通じる力はなかっ... -
本場所レポート
■24夏8日目 1敗対決で大の里浮上
連日満員御礼続くなか伯桜鵬が休場した。9日目からは高安が再出場する。なお、大の里の1敗は高安による敗戦である。 上位1敗同士の対戦が実現した。大の里対大栄翔戦である。大栄翔の1敗は豊昇龍戦によるものである。今場所の優勝の行方を左右する一番... -
本場所レポート
■24夏6日目 1敗同士の一番を制した大の里
6日目は大阪から2人、始発の新幹線でいらした。大阪場所で再会して以来だが、東京で一緒の観戦は初めてである。それに相撲Tの会のときの知人が加わり、酒を酌み交わした。大阪からの来客に敬意を表したのか、優勝がらみの取組が2番組まれた。 1敗同士... -
力士・人物
大関の優勝回数|最多は貴ノ花の5回、3代目若乃花・魁皇ら4回【田口調べ】
大関の地位で最も多く優勝したのは貴ノ花(のちの横綱貴乃花)の5回で、10場所のあいだに達成した。4回は玉錦・琴櫻・3代目若乃花・魁皇で、日馬富士も大関で2回優勝したあと大関のまま連続全勝優勝しており、大関での優勝は4回になる。最高位が大関のまま... -
記録と統計
幕内在位場所数ランキング【2026年9月】|高安91場所、玉鷲は幕内100場所
2026年九月場所の幕内42人で、幕内在位場所数がいちばん多いのは高安の91場所である。正代の64場所、大栄翔の63場所が続く。十両に下がった玉鷲は幕内在位100場所で、田口 通廣が作った2024年三月場所の番付では87場所で1位だった。 2026年は日本相撲協会... -
観戦と楽しみ方
2024年五月場所チケット事情
4月6日10時五月場所のチケットが発売された。それは大阪場所をはるかにこえるスピードでなくなった。半日で15日間のチケットが完売した。琴奨菊が約10年ぶりに日本出身力士優勝をした後1日で全チケットがなくなったことがあった。今回はそれを上回った... -
力士・人物
琴櫻という力士
「琴櫻/琴桜」は佐渡ヶ嶽部屋ゆかりの四股名で、大関を張った2代がいる。先代の琴櫻傑将は昭和47年に大関で連続優勝して第53代横綱に昇進した力士(この記事の主題)。現大関の琴櫻将傑(旧・琴ノ若)は先代の孫であり、2024年5月場所から祖父の名跡「琴... -
場所の総括と番付
大相撲 2024年春場所(令和6年三月場所)の結果|優勝は尊富士、三賞・幕内の全成績と田口の15日間の観戦記
令和6年三月場所(2024年春場所)の幕内優勝は前頭十七枚目 尊富士、成績は13勝2敗。同じ成績で並ぶ力士はいなかったので、優勝決定戦は行われていない。次点は11勝4敗の大関 豊昇龍・前頭五枚目 大の里・前頭八枚目 高安。 三賞は殊勲賞が尊富士(前頭十... -
本場所レポート
■24春10日目出足に優った尊富士が大の里を粉砕
京都の古いなじみの方と大阪府立体育館で再会した。メールをいただいて座っている位置は把握していた。マニアックな大相撲問題をいただいた。続いて大阪在中の宇良ファンと再開した。名古屋や東京で会うこともある。五月場所一緒に観戦できれば幸いである... -
本場所レポート
■24春7日目大の里に土!新入幕尊富士唯一の全勝
2勝4敗3連続金星を配給した照ノ富士がついに休場した。今場所はやたらもろ差しになられ、なすすべなく敗れた。この状態を続けるわけにはいかなかった。しかし、照ノ富士は先場所の優勝者である。こうも様変わりしてしまうとは。思い起こせば昨年も優勝... -
力士・人物
入幕2場所目の大の里 十両1場所突破の尊富士
一月場所の新入幕大の里は大活躍であった。横綱照ノ富士、大関豊昇龍、優勝同点の関脇琴ノ若と対戦した。力及ばず敗れたものの11勝4敗の好成績をあげた。人によっては横綱戦はやりすぎという見方があった。 これは学生出身で唯一横綱になった輪島を超えた... -
場所の総括と番付
大相撲 2024年初場所(令和6年一月場所)の結果|優勝は照ノ富士、三賞・幕内の全成績と田口の15日間の観戦記
令和6年一月場所(2024年初場所)の幕内優勝は横綱 照ノ富士、成績は13勝2敗。関脇 琴ノ若と13勝2敗で並び、優勝決定戦を寄り切りで制した。 三賞は殊勲賞が若元春(前頭筆頭・10勝5敗)、敢闘賞が大の里(前頭十五枚目・11勝4敗)、技能賞が琴ノ若(関脇... -
力士・人物
大の里は第2の輪島になれるか
2年連続アマ横綱になった大の里が入幕を果たした。幕下10枚目格でスタートしてわずか4場所の快挙となった。日体大出身である。十両2場所通過は輪島の4場所を超えた。 <大の里> 学生出身の横綱は輪島一人である。輪島が横綱になったのは昭和48年五月... -
力士・人物
大の里の出世街道
大の里は7歳から相撲を始めた相撲少年であった。新潟の中学・高校を経て日本体育大学へ進学した。大学時代に学生横綱、アマ横綱になっている。アマ横綱は2年連続で獲得している。 <アマ横綱> 誘惑が少ない茨城県の二所ノ関(元稀勢の里)部屋に入門し... -
コラム・論考
2023年入門者数と引退力士数
▶ 2026年に引退した力士は、協会の発表をもとに「2026年に引退した力士一覧」にまとめている(場所ごとに追記)。 ▶ 2025年に引退した力士は「2025年の引退力士一覧」にまとめている(十両以上の7人と場所ごとの59人・協会の発表と田口の集... -
力士・人物
狼雅の出世街道|序二段で照ノ富士に勝った優勝決定戦から最高位前頭五枚目まで
狼雅は二子山部屋のロシア出身の力士で、最高位は前頭五枚目(2026年九月場所)。2019年三月場所の序二段で照ノ富士と7戦全勝同士の優勝決定戦に勝ち、2023年九月場所の千秋楽に大の里を破って入幕を決めた。田口 通廣は序二段の決定戦を大阪府立体育館で... -
力士・人物
大関昇進の条件と成績の目安|直近3場所33勝は慣例、協会の記録でさかのぼれる新大関13人の昇進直前3場所【2026年9月更新】
近年の大関昇進は、直近3場所で通算33勝が一つの目安とされる。昇進直前の場所を10勝で通過して昇進したのは北の富士・貴ノ花・稀勢の里・貴景勝の4人。かつては若羽黒・北の富士・琴風のように、大関が手薄な時期にやや甘い成績で昇進したケースもあった... -
相撲の歴史
花籠部屋はなぜ消えたのか|元大ノ海が興し初代若乃花・輪島を育てた名門
花籠部屋は、元大ノ海が二所ノ関一門の分家として興し、横綱初代若乃花・輪島と大関魁傑を育てた部屋である。1981年3月に輪島が部屋を継いだが、年寄名跡を借金の担保にしたことで協会を追われ、部屋の力士は元魁傑の放駒部屋へ移って、花籠部屋は消滅した... -
記録と統計
短命横綱ランキング|横綱在位が短い順の55人と、琴櫻・双羽黒ら短命の理由
横綱在位が短い、あるいは横綱としてのフル出場が極端に少ない横綱を「短命横綱」と呼ぶ。常陸山以降で在位が終わった55人を協会公式の在位期間で短い順に並べると、最短は大阪相撲の横綱だった大木戸の13か月、次が琴櫻・三重ノ海・双羽黒の15か月だった... -
記録と統計
横綱昇進の条件とは|横審の内規と綱取り、歴代32人の昇進前5場所の成績
横綱昇進の条件は、横綱審議委員会の内規が定める「大関で2場所連続優勝」が原則で、それに準ずる成績なら出席委員の3分の2以上の決議で推薦できる。大関がこの昇進をねらうことを綱取りと呼ぶ。千代の山から稀勢の里までの32人を昇進直前5場所の成績で並... -
コラム・論考
現代幕内力士の新入幕までの所要場所数番付
新入幕の熱海富士のスピード出世が話題になっている。高校出身力士では朝青龍の所要場所数11場所と並んだと。朝青龍は厳密には留学生で、高校3年時に19歳になるため大会に出場できなくなり、元大関朝潮の若松部屋に入門した。序ノ口から新入幕まであるい... -
記録と統計
横綱になって優勝できなかった力士9人|双羽黒・3代若乃花ら一覧と連続優勝なしワースト51人
横綱に上がってから一度も優勝(幕内最高成績)できなかった横綱は9人いる。前田山・武蔵山・鳳・男女ノ川・吉葉山・2代西ノ海・安藝ノ海・双羽黒・3代若乃花である。このうち横綱になる前も含めて優勝が一度もないのは双羽黒だけで、横綱が優勝から遠ざか... -
場所の総括と番付
5年後の番付予想は当たるのか|2022年の見立てを2026年9月に答え合わせ
5年後の番付を当てるのは難しい。田口 通廣が2022年2月に振り返ると、2017年一月場所の幕内から5年で3横綱と稀勢の里をはじめ17人が引退し、稀勢の里のあとに横綱へ上がったのは照ノ富士ただ一人だった。その2022年一月場所の幕内42人も、4年8か月後の2026... -
力士・人物
横綱昇進 最速ランキング|新入幕から大鵬11場所・稀勢の里は73場所
新入幕から横綱昇進までが最も短いのは、第75代横綱 大の里の9場所。田口が2021年に作った番付で最速だった大鵬の11場所より2場所少ない。その大鵬に、双羽黒の12場所、朝青龍の13場所が続く。逆に最も時間がかかったのは稀勢の里の73場所(12年以上)で、... -
記録と統計
最年少横綱ランキング|横綱デビューは北の湖・大鵬の21歳(常陸山以降)
常陸山以降の横綱で、横綱として最初の場所を最も若く迎えたのは北の湖で、約21歳4カ月だった。次いで大鵬の約21歳6カ月、白鵬・貴乃花・朝青龍・柏戸の22歳が続く。最年長は2代目西ノ海の36歳である。 常陸山以降の東京横綱(宮城山を除く)51人を、田口 ... -
力士・人物
日本人横綱と日本出身横綱の違い|歴代67人の一覧と日本国籍を取得した5人【2026年最新】
「日本人横綱」と「日本出身横綱」は、指している範囲が違う。横綱75人のうち、日本相撲協会の記録で出身地が日本国内なのは67人。外国出身は8人(米国2・モンゴル6)で、そのうち5人(曙・武蔵丸・白鵬・鶴竜・照ノ富士)は日本国籍を取得している。国籍... -
記録と統計
歴代横綱の勝率・優勝回数ランキング|優勝率・出場率と田口の総合番付
横綱在位中の勝率の1位は太刀山の0.955で、栃木山の0.905、双葉山と大錦の0.882が続く。横綱に上がる前を含めた優勝回数(協会公式)は白鵬の45回が最多で、大鵬32回、千代の富士31回。勝率・優勝率・出場率を合わせた田口の総合番付では、栃木山と双葉山... -
記録と統計
大関在位の最短2場所・最長32場所|大関から横綱まで何場所か、東京横綱50人
横綱になるまでの大関在位は、最短が2場所(双葉山・栃木山・照國)、最長が32場所(琴櫻・武蔵丸)。番付の真ん中は白鵬・柏戸らの7場所で、田口は横綱を目指す力士にとって「この7場所がひとつの目安になる」と見ている。 ※対象は、実質的に横綱が地位... -
記録と統計
横綱の引退年齢ランキング|常陸山以降の最年長は太刀山・常陸山の40歳、白鵬は36歳・千代の富士は35歳
常陸山以降の横綱で最も高齢まで務めたのは太刀山と常陸山の40歳。年6場所制では千代の富士が36歳直前まで取り、白鵬は令和3年九月場所に36歳で引退した。最も若く土俵を去ったのは双羽黒の24歳で、常陸山以降の東京横綱51人を田口が引退年齢の高い順に並... -
力士・人物
横綱が優勝から遠ざかった理由|北の湖・輪島ら7人の連続優勝なし場所数
横綱が優勝から遠ざかった理由は、故障や休場、引退までそのまま勝てなかった晩年など、人によって違う。田口はこの記事で北の富士・玉の海・琴櫻・輪島・北の湖・2代目若乃花・三重ノ海の7人を取り上げ、7人のうち最長は頚椎の疾患もあった2代目若乃花の1... -
力士・人物
最年少大関ランキング|歴代最年少は20歳の貴ノ花・大鵬・北の湖
15日制(昭和24年以降)の新大関78人のうち、最も若く大関になったのは20歳の2代目貴ノ花です。大鵬・北の湖も20歳、白鵬・柏戸と、2026年一月場所に新大関になった安青錦が21歳で続きます。22歳以下で大関に昇進した18人のうち11人が横綱まで昇進しており... -
記録と統計
入幕から三役までの所要場所数番付(2020年一月場所)|最速は阿武咲の3場所、玉鷲は38場所
2020年一月場所の幕内力士で、新入幕から三役に上がるまでが最も早かったのは阿武咲の3場所、次いで白鵬と妙義龍の4場所だった。最も長くかかったのは玉鷲の38場所で、魁聖30場所・遠藤28場所・大栄翔26場所が続く。 相撲記者・田口 通廣が2020年一月場所... -
記録と統計
記録からみた優勝決定戦
優勝決定戦は、本割(通常の取組)を終えて同じ星(勝ち数)で並んだ力士が、優勝者を決めるために千秋楽の結びの一番のあとに行う取組である。1947年(昭和22年)秋場所に始まった。それ以前は同成績なら番付上位者が優勝だった。2人なら一番勝負、3人以... -
力士・人物
豊昇龍は朝青龍の甥|十両昇進で語った目標「おじさん朝青龍より上に」
豊昇龍は朝青龍の甥(おい)にあたる。2019年九月場所で十両昇進が決まった豊昇龍は、「目標はおじさん朝青龍より上に行きたい」と語った。序ノ口から十両までにかかったのは朝青龍が9場所、豊昇龍が10場所で、十両入りの年齢は豊昇龍のほうが若かった。 ※... -
力士・人物
クンロク大関とは|9勝6敗の意味と、15日制以降で一度も10勝できなかった大関
クンロク大関とは、9勝6敗(クンロク)の成績しかあげられない大関を揶揄した言葉である。田口は2019年の記事で、15日制以降に最高位が大関だった力士のうち、大関在位中に一度も10勝以上をあげられなかったのを松登・前の山・雅山・大受と、大関に復帰す... -
記録と統計
横綱の連敗記録|ワーストは稀勢の里の10連敗(不戦敗含む)、常陸山以降54人
常陸山以降の横綱で、連敗記録のワーストは稀勢の里の10連敗である(田口の数え方で、不戦敗を含む)。平成30年(2018年)九月場所の千秋楽から、引退した平成31年(2019年)一月場所の4日目まで、不戦敗2つを含めて負け続けた。それまでのワーストは照國... -
力士・人物
輪島大士とは|学生出身初の横綱、優勝14回と70歳で死去するまでの栄光と波乱
輪島大士は、学生出身で初めて横綱になった第54代横綱である。2年連続の学生横綱をひっさげて角界に入り、横綱昇進を15戦全勝優勝で決め、優勝は14回を数えた。2018年10月8日、70歳で亡くなった。 ※相撲記者・田口 通廣が亡くなった2日後の2018年10月10日... -
角界ニュース・論
横綱審議委員会(横審)とは|メンバーと委員長、いつ開くか・内規・誕生の経緯
横綱審議委員会(横審)は、日本相撲協会が定款で置く諮問機関で、横綱の推薦など横綱に関する案件について協会の諮問に答え、自ら進言もする。委員は協会の外の有識者で、横綱の推挙は横審の答申か進言を受け、理事会の承認を経て番附編成会議で決まる(... -
記録と統計
横綱の昇進年齢 一覧|最年少は大鵬・北の湖の21歳、豊昇龍・大の里は25歳
横綱に上がった年齢(横綱として最初の場所を務めたときの年齢)は、千代の山以降では大鵬と北の湖の21歳が最年少、吉葉山の33歳が最年長である。30歳以上での昇進は、田口が2016年に数えた吉葉山・琴桜・三重ノ海・隆の里・旭富士の5人に、平成29年三月場... -
記録と統計
史上最弱の横綱は誰か|田口のワースト10は1位武蔵山・2位前田山
「史上最弱の横綱」と名指しされたのは前田山で、NHKの番組がそう紹介した。ただ田口は、前田山に劣らず振るわなかった横綱はほかにもいたと書き、弱い横綱の条件を①短命 ②成績がよくない ③優勝が少ない ④休場が多いの4つに置いている。そのうえで玉錦以降... -
記録と統計
横綱の初優勝・優勝間隔記録|横綱での初優勝は照国の18場所目、優勝間隔は曙の18場所(2015年時点)
常陸山以降の横綱で、横綱になってからの初優勝が最も遅かったのは照国の18場所目(2015年7月・田口の調べ)。優勝と優勝の間が最も長くあいたのは曙の18場所で、田口は2015年7月の時点でこれを「現在ワースト記録」と書いている。 相撲記者・田口 通廣が... -
記録と統計
横綱同士の対戦成績ランキング|1位大鵬・2位白鵬・最下位は輪島(常陸山以降)
常陸山以降の横綱同士の対戦成績(優勝決定戦を含む)で、勝敗差の1位は大鵬の40勝21敗(+19)である。2位は白鵬の35勝17敗(+18)で、千代の富士の+13が続く(双葉山は田口の2014年の表で+13、2019年の記事では+10)。最下位は輪島の21勝33敗(-12)だっ...