引き続き幕下の外国出身力士に触れていこう。全員モンゴルである。
旭海雄
大島(元旭天鵬)部屋 24歳
最高位幕下8 幕下成績20勝8敗
旭海雄は高校のとき15歳で来日し、高校相撲大会に参加した。大学
は日本体育大学に進学した。大学の同期に大の里、阿武剋がいる。
大島部屋に入門し、2023年十一月場所前相撲を取った。三段目で優
勝している。幕下は4場所経験したが、1度負け越している。

朝白龍
高砂(元朝赤龍)部屋 26歳
最高位幕下5 幕下成績36勝27敗
拓殖大出の学生出身である。入門した時点で既に23歳であった。そ
のため、新弟子検査の年齢制限緩和措置が適用された。スピード出
世しだが、幕下の壁をこえられずに初負け越し及び現在2場所連続
負け越している。

北勝丸
八角(元北勝海)部屋 25歳
最高位幕下6 幕下成績72勝61敗 20場所
入門は東関(元潮丸)部屋だった。大天馬の四股名で2018年に土俵
に上がった。2019年12月師匠の東関が死去した。元高見盛が部屋を
継いだものの長続きしなかった。東関部屋は結局八角部屋に併合さ
れた。2021年五月場所から北勝丸となった。幕下は20場所に及んで
決め手に欠けている。

聖白鵬
伊勢ヶ濱(元旭富士)部屋 24歳
最高位幕下28 幕下成績7勝7敗
四股名からわかる通り元白鵬の宮城野の直弟子である。昨年の三月
場所が前相撲だから、まだ1年経っていない。名門鳥取城北高へ留
学した。さらに同志社大へ進学し、相撲部に在籍した。幕下は五分
の星だが、ここからが大事になる。

関取目指す8人のモンゴル出身力士を紹介してきた。将来何人が関
取になれるか、注目したい。