昨年は6場所ともチケット完売だった。福岡はお茶屋がなく、交通
の便もいいところとはいいがたい。さらに福岡県の人口は埼玉県や
千葉県より少ない。それでもチケットは完売したのだから偉業とい
っていい。
それは今年に入っても続いている。一月場所、来たる三月場所は完
売である。それもかなり早い時間に入手できない状態である。相撲
愛好家、相撲ファンでもどれくらい観戦できるか心配している。

七月場所は新会場IGアリーナになる。2月にIGアリーナの座席
表が発表された。フルに座席を利用すれば国技館よりはるかに入る
という。マス席を大きくし、イス席の向こう正面は制限されている
印象だった。
気候変動で猛暑の時期に相撲興行はいかがなものか。という疑問を
呈する見方がある。しかし、月給、報奨金などが減ってまで賛成す
る協会員がいないのでは。しかも九月場所は秋ではなくなっている。
残暑でもなく、夏のままである。夏は避けようがなくなっている。
大相撲過熱時代は、琴奨菊が初優勝してから起きている。それまで
約10年外国出身力士の優勝が続いていた。それを打破したのが大関
琴奨菊であった。平成28年一月場所のことであった。いったん中断
したが、現在のチケット過熱時代は引き続いていくことが予想され
る。