横綱の昇進年齢 一覧|30歳以上は5人だけ・最年少は大鵬と北の湖の21歳

横綱に30歳以上で昇進したのは吉葉山・琴桜・三重ノ海・隆の里・旭富士の5人だけである(栃錦と初代若乃花は29歳)。最年少昇進は大鵬と北の湖の21歳。引退(最終場所)時の最高齢は吉葉山の37歳で、年6場所制のなかでは千代の富士の35歳が最高。下の表に千代の山以降31人の昇進年齢・横綱優勝・最終優勝年齢・引退年齢を1人1行で並べた。
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昇進年齢は「昇進が決まったとき」ではなく「横綱としての最初の場所を務めたとき」で数えている。対象は系統別総当たり制と15日制が定着した千代の山以降。表は田口が作成したものを一覧化した。

目次

横綱の昇進年齢 一覧|千代の山以降31人(若い順)

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横綱としての最初の場所を務めたときの年齢を、若い順に並べた。同じ年齢の力士は昇進の早い順にしている。横綱優勝の回数と、最後に優勝したときの年齢、引退した年齢も同じ行に置いた。

横綱昇進年齢横綱優勝最終優勝年齢引退年齢備考
北の湖21歳22回31歳31歳
大鵬21歳29回30歳30歳
朝青龍22歳23回29歳29歳
柏戸22歳4回28歳30歳
白鵬22歳作成当時は現役
貴乃花22歳15回28歳30歳
双羽黒23歳0回24歳現役廃業
23歳8回31歳31歳
北勝海24歳6回27歳28歳
2代若乃花25歳3回27歳29歳
千代の山25歳3回30歳32歳
大乃国25歳1回25歳28歳
栃ノ海25歳1回26歳28歳
輪島25歳12回32歳33歳
千代の富士26歳29回35歳35歳
玉の海26歳4回27歳27歳現役死亡
3代若乃花27歳0回29歳
佐田の山27歳3回29歳30歳
北の富士27歳7回30歳32歳
日馬富士28歳作成当時は現役
武蔵丸28歳7回31歳32歳
鶴竜28歳作成当時は現役
初代若乃花29歳8回32歳34歳
朝潮29歳1回31歳32歳
栃錦29歳6回34歳35歳
鏡里29歳3回33歳34歳
旭富士30歳1回30歳31歳
隆の里30歳2回31歳33歳
三重ノ海31歳2回31歳32歳
琴桜32歳1回32歳33歳
吉葉山33歳0回37歳
横綱の昇進年齢・引退年齢(千代の山以降31人)。出典=田口 通廣 作成の表

30歳以上で横綱になったのは5人だけ

30歳を超えてから綱を張ったのは、吉葉山(33歳)・琴桜(32歳)・三重ノ海(31歳)・隆の里(30歳)・旭富士(30歳)の5人である。この5人の横綱優勝は多い順に隆の里と三重ノ海が2回、琴桜と旭富士が1回、吉葉山は0回で、在位も長くはなかった。栃錦と初代若乃花は29歳だが、年3場所制・4場所制の時代も土俵に上がってきた経緯がある。

作成当時に現役だった3人の引退年齢

上の表で引退年齢が空いている白鵬・日馬富士・鶴竜は、この表を作った時点では現役だった。3人の引退年齢は、田口が別に作成した横綱の引退年齢番付に載っている。

横綱昇進年齢引退年齢出どころ
白鵬22歳35歳引退年齢は田口の引退年齢番付による
日馬富士28歳33歳引退年齢は田口の引退年齢番付による
鶴竜28歳35歳引退年齢は田口の引退年齢番付による
作成当時は現役だった3人。引退年齢だけ田口の別表から補った

この表の出どころ

上の表は、この記事に載せている田口作成の一覧を1行ずつ文字に起こしたものである。転記が正しいかは、田口が本文で書いている数字と突き合わせて確かめた。30歳以上の昇進が5人であること、栃錦と初代若乃花が29歳であること、引退時の最高齢が吉葉山の37歳で、次が千代の富士・栃錦の35歳、鏡里・初代若乃花の34歳、琴桜・輪島・隆の里の33歳であること。いずれも表の値と一致した。

田口による考察(稀勢の里の横綱挑戦時)

この記事は、系統別総当たり制・15日制が定着した千代の山以降の歴代横綱について、昇進年齢と引退(最終場所)年齢を田口が調べたものである。30歳以上で横綱に昇進したのは吉葉山・琴桜・三重ノ海・隆の里・旭富士の5人(栃錦と初代若乃花は29歳)。引退時の最高齢は吉葉山の37歳で、年6場所制のなかでは千代の富士の35歳が最高。次いで鏡里・初代若乃花の34歳、琴桜・輪島・隆の里の33歳と続く。
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※横綱の昇進年齢は、決定時ではなく最初の場所を務めたときで数えている。30歳以上昇進のジンクスを軸に、稀勢の里が横綱を目指していた頃の考察を含む。

横綱を目指す稀勢の里は7月で30歳を超えた。
30歳を超えると懸念されることが2つある。
1つは成長の伸びしろである。30歳からどこ
まで強くなれるか。もう1つは横綱に昇進し
たら、寿命はどれくらいあるか、ということ
である。
160724千秋楽幕内表彰 364
<稀勢の里>
 
そこで、これまでの横綱の昇進年齢と引退年
齢を調べてみた。晩年は不成績になりがちな
傾向があるので、最後の優勝時の年齢を加え
た。対象は系統別総当たり制と15日制が定着
した千代の山以降である。なお、横綱の昇進
年齢は、決定時ではなく、最初の場所を務め
たときである。それが以下である。
横綱昇進と引退年齢A
稀勢の里の条件に適合する横綱は誰か。30歳
以上で横綱に昇進したのは、吉葉山・琴桜・
三重ノ海、稀勢の里の入門時の師匠隆の里・
旭富士と5人いる。吉葉山以外は短命の傾向
がある。吉葉山にしても横綱としての成績は、
まるで残せなかった。もっとも栃錦・初代若乃花
は29歳といっても30歳に近かった。ただ、彼ら
は年3場所制、4場所制の時代も相撲を取って
きた経緯がある。
吉葉
<吉葉山のブロマイド>
 
横綱最高齢は吉葉山の37歳。続くのが千代の
富士・栃錦の35歳、鏡里・初代若乃花の34歳
である。年6場所制のなかでは、千代の富士
の35歳が最高である。琴桜・輪島・隆の里が
33歳である。仮に稀勢の里が33歳まで現役が
務まるとしたら、あと3年間しかないことに
なる。
千代富士B
<千代の富士>
 
琴奨菊が優勝して、稀勢の里が優勝なしでは
バランスが悪いという意見がある。豪栄道が
優勝しても同じである。大関としての実績は、
稀勢の里がはるかに上である。稀勢の里は
少なくても、優勝をすることである。横綱は
それからの話である。そのうえで、30歳台
昇進横綱のジンクスを破る必要がある。稀勢
の里に残された時間はそんなに多くない。

横綱の昇進年齢・引退年齢についてよくある質問

Q. 30歳以上で横綱に昇進したのは誰ですか?
吉葉山・琴桜・三重ノ海・隆の里・旭富士の5人です。栃錦と初代若乃花は29歳(30歳に近い)でした。対象は千代の山以降の横綱です。

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Q. 横綱として最も高齢まで取ったのは誰ですか?
引退(最終場所)時の最高齢は吉葉山の37歳。年6場所制のなかでは千代の富士の35歳が最高で、次いで鏡里・初代若乃花の34歳、琴桜・輪島・隆の里の33歳でした。

Q. ここでいう昇進年齢はいつ時点ですか?
横綱としての最初の場所を務めたときの年齢で数えています(昇進が決まった時点ではありません)。

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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