6日目は大阪から2人、始発の新幹線でいらした。
大阪場所で再会して以来だが、東京で一緒の観戦は
初めてである。それに相撲Tの会のときの知人が加
わり、酒を酌み交わした。大阪からの来客に敬意を
表したのか、優勝がらみの取組が2番組まれた。
1敗同士の三役同士の好取組が実現した。琴櫻対大
の里である。琴櫻は大関で唯一の1敗であり、最後
の砦である。
一方大の里は2場所優勝争いしながら、優勝には届
いていない。優勝する条件は優勝を争う相手に勝つ
ことである。
相撲は大の里が右ざしからどんどん前に出て正面土
俵で寄り切った。琴櫻はなにもできずに完敗した。
こんな負け方では琴櫻に期待しがたい。なお、新小
結の優勝は昭和32年五月場所で安念山が達成してい
る。
御嶽海対宇良の全勝同士の対戦が組まれた。御嶽海
が優勝するようなことがあれば関脇以下で4回目の
優勝になる。関脇以下3回優勝は御嶽海だけの記録
である。
宇良の人気はすごい。大阪はもちろん東京も大変な
ものである。技の相撲は魅力的である。
相撲は宇良が低く入った。みたけ力で出ていく。宇
良が気をみて相手の腕をたぐり、上手を取って出し
投げで決めた。宇良は6連勝で7日目琴櫻と対戦す
る。
1敗大栄翔は関脇若元春と対戦した。相撲は大栄翔
の破壊力十分の突き倒しで決めた。
場所はまだ9日間ある。優勝をめぐる戦いはこれか
らである。