現代幕内力士の新入幕までの所要場所数番付

新入幕の熱海富士のスピード出世が話題になってい
る。高校出身力士では朝青龍の所要場所数11場所と
並んだと。朝青龍は厳密には留学生で、高校3年時
に19歳になるため大会に出場できなくなり、元大関
朝潮の若松部屋に入門した。序ノ口から新入幕まで
あるいは付出初土俵から新入幕までどのくらいの場
所が必要だったのか。2022年十一月場所の幕内力士
42人を新入幕までの所要場所数番付にしてみた。そ
れが以下である。

目次

本文で名前が挙がっている力士(2022年十一月場所の幕内42人から)

スポンサーリンク

上の番付から、田口が本文で場所数や入門の事情を書いている力士を抜き出したのが下である。序ノ口からの最速は北勝富士の9場所で、3年以内に入幕したのは17人である。

区分力士新入幕までの所要場所数本文の記述
本文に場所数が書かれている北勝富士9場所序ノ口からのスピード出世。十両以下すべて勝ち越して入幕を決めた
本文に場所数が書かれている正代10場所北勝富士に続く。幕下以下をすべて勝ち越している
本文に場所数が書かれている朝青龍11場所高校3年時に19歳になり大会に出場できなくなって若松部屋に入門。入幕10場所で大関、大関3場所で横綱
本文に場所数が書かれている熱海富士11場所本文は「高校出身力士では朝青龍の所要場所数11場所と並んだ」と紹介している。幕下以下すべて勝ち越して入幕
本文に場所数が書かれている栃ノ心12場所12場所すべて勝ち越して入幕した
付出しで初土俵遠藤・御嶽海本文に記載なし幕下10枚目格付出し。この番付のトップクラス
付出しで初土俵逸ノ城・千代大龍本文に記載なし幕下15枚目格付出し。千代大龍は初土俵の場所を途中休場している
付出しで初土俵妙義龍本文に記載なし幕下15枚目格付出し。新十両で靭帯断裂によって長期休場し、三段目まで番付を下げている
付出しで初土俵若隆景本文に記載なし三段目付出し。3年以内に入幕した17人は若隆景までである
本文が事情に触れている力士宇良本文に記載なし幕下以下すべて勝ち越して入幕。新入幕は早かったがケガで番付を下げた
本文が事情に触れている力士照ノ富士本文に記載なし新入幕は早かったがケガで番付を下げた
本文が事情に触れている力士竜電本文に記載なし番付最下位。新十両の場所で右股関節骨折により序ノ口まで下げ、最も新入幕まで場所数がかかった
この表は本文の田口の記述を並べ替えたもので、上の番付画像から数字を起こしたものではない。場所数・付出しの位置・人数はいずれも地の文に書いてある表記をそのまま写した。地の文に場所数が書かれていない力士は「本文に記載なし」とし、画像を読んで埋めることはしていない。42人全員の場所数は上の番付画像にある

入幕してからの歩みは新入幕から三役までの所要場所数にまとめてある。

大関に上がるまでの場所数は大関昇進スピード ランキング|初土俵からの所要場所数に、年6場所が確立した1958年以降に初土俵を踏んだ大関・横綱59人を並べた。最も少ないのは大の里の9場所(幕下10枚目格付出)。

トップクラスの遠藤、御嶽海は幕下10枚目格付出し
である。逸ノ城、千代大龍は幕下15枚目格付出しで
ある。千代大龍は初土俵の場所をなんと途中休場し
ている。妙義龍は15枚目格付出しだったが、新十両
で靭帯断裂によって長期休場に追い込まれ、三段目
まで番付を下げている。また、若隆景は三段目付出
しである。

遠藤
<遠藤>

序ノ口からのスピード出世は北勝富士の9場所であ
り、続く力士が正代の10場所である。ともに学生出
身である。北勝富士は十両以下すべて勝ち越しで入
幕を決めた。正代は幕下以下をすべて勝ち越してい
る。4年時に実績がないと学生出身でも序ノ口から
のスタートになる。だが、序ノ口では相撲経験がな
い力士もおり、相撲にならない取組になることが出
てくる。果たしてこれでいいのか疑問が残る。

スポンサーリンク
北勝富士
<北勝富士>

新入幕まで12場所すべて勝ち越してきた力士に栃ノ
心がいる。大変な偉業である。熱海富士・宇良は幕
下以下すべて勝ち越して入幕した。3年以内に入幕
した力士は若隆景までであり、17人いる。新入幕は
早かったが、ケガで番付を下げた力士が照ノ富士で
あり、宇良であることはよく知られている。

栃ノ心
<栃ノ心>

ケガで苦労した力士が番付最下位の竜電である、新
十両の場所で右股関節骨折によって番付を序ノ口ま
で下げている。その序ノ口で1番しか取らない場所
が4場所続いた。序ノ口を全休すると前相撲からや
り直しになる。またそうなると養成費が支給されな
くなる。竜電はそれを回避したのである。そうした
大変な苦労のなかで竜電は最も新入幕まで場所数が
かかる結果となった。

竜電
<竜電>

朝青龍は入幕10場所で大関に、大関3場所で横綱に
昇進した。入幕後もスピード出世であったわけであ
る。朝青龍はスピードと集中力で取る相撲だった。
熱海富士は、タイプは異なるが、どこまで迫れるの
か。興味は尽きない。

ブログランキング

当サイトはブログランキングに参加しております。記事をよんでいただいたら、以下バナーをクリックいただくと、ランキングに反映されます、1日1クリックよろしくおねがいします
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

目次