大相撲

熱海富士の出世街道

2022年11月1日

明日のホープ熱海富士が十一月場所で入幕を果たし
た。その素質、素材は下の頃から注目されていた。
四股名からわかる通り静岡県出身だが、生まれは千
葉県である。稀勢の里の生まれは兵庫県だが、出身
は茨城県であった。出身は申告制になっているから
実情とあわないケースはままある。貴ノ花は北海道
生まれの東京育ちだが、出身は青森県だった。

熱海富士と相撲の縁は小学校6年のときの相撲クラ
ブであった。相撲少年でも遅いほうだった。中学で
は2年生から相撲部に入部した。高校は飛龍高校に
進学した。翠富士もこの高校の出身である。1年生
からレギュラーであった。

<序ノ口優勝>

2020年十一月場所で前相撲。この時点では高校在学
中であった。序ノ口、序二段で優勝した。スピード
出世によって各段1場所で突破して幕下入りした。
幕下では力士の体も技能もある程度できあがってい
る。熱海富士は幕下でも6勝1敗、5勝2敗、6勝
1敗と順調にきたが、4場所目はそうはいかなかっ
た。西幕下筆頭で2勝3敗まで追い込まれた。だが
ここから2連勝して7場所連続勝ち越した。そして
十両入りを決めた。

<幕下時代>

ここから勢いは止まった。新十両では7勝8敗と入
門後初めて負け越した。そのあと10勝5敗、8勝7
敗、8勝7敗と○6でラッキーな入幕となった。十
両優勝はなかった。このあたりではまだまだなんと
か通用する程度であった。となると新入幕は勝ち越
せば合格と見なければならない。幕内力士との十両
での対戦成績は以下である。
平戸海3敗
輝  1勝1敗
東龍 1勝1敗
竜電 2敗

<新十両>

熱海富士は185センチ、177キロ、右四つ寄りの相撲
である。年齢は20歳で幕内最年少である。体と若さ
を生かした相撲がどれくらい取れるか、十一月場所
は注目される。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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