2日目、愛知の相撲仲間と出会った。彼から様々な
情報を得ることができた。2日目は客足が早かった。
理由は炎鵬が序ノ口に登場するからである。応援空
しく敗れたという。首はこわい。体が不自由になる
恐れがあった木崎海は若くして引退した。
名古屋の相撲仲間がもたらしたもう一つの情報は大
の里のご両親が観戦にいらしていたことである。そ
れでも髪型、着ているものから確信がもてなかった。
本人に直接「間違ったら失礼ですが」で切りだして
本人と確認できた。
その大の里は若元春と対戦した。若元春は実力者で
あなどれない。それでも大の里は一気に攻めて若元
春を東土俵に追い詰めた。ところが攻め切れず、逆
襲され引いて墓穴を掘った。最後もつれたが大の里
が早く崩れた。大の里は2連敗スタートとなった。
周囲が大の里を見る目は違う。
大関琴櫻は熱海富士と攻防あふれる相撲を展開した。
熱戦になったが、負けられない琴櫻が最後熱海富士
を寄り切った。
不安が消えない角番貴景勝は大栄翔と対戦した。立
ち合いから押し込んで大栄翔を東土俵に追い込んだ。
だがそこから押し込めない。膠着の中機を見てはた
き込んだ。貴景勝の角番脱出は容易ではない。
豊昇龍は新小結平戸海を退けた。大関は初日とは打
って変わって苦労しながら勝った。
照ノ富士は連敗中の明生と対戦した。大関が3勝し
たが、この一番は不安が残る。だが、そんな不安を
かき消すような相撲となった。照ノ富士は前に出て
一気に勝負をつけた。完勝であった。照ノ富士の出
場は不安があったが、それを消す一番となった。
横綱・大関は全員が勝った。これがいつまで続くか。