大相撲

2024年年間最多勝レース中間地点

五月場所が終了したことで今年の場所も半分が消化
した。混迷の時代の年間最多勝は低レベルになりが
ちである。昨年は霧島が62勝でトップになった。

今年の年間最多勝レースはどのように展開している
のか、調査してみた。それが以下である。単なる数
字の比較ではなく、横綱・大関の対戦率によってク
ラス分けした。また、幕内在位3場所の力士を対象
とした。

現在トップに立っている力士は五月場所優勝した大
の里と大関琴櫻が並んでいる。成績は34勝11敗であ
る。大の里は豊昇龍に3連敗中、阿武咲に2連敗中
である。琴櫻は優勝を争っている力士によく負ける。
照ノ富士、尊富士、大の里に負けて優勝から遠ざか
っている。

<大の里(右)>

ただ、このペースでいけば年間66勝は超える可能性
はある。特に琴櫻と大の里が優勝を争っていけばレ
ベルは上がるかもしれない。

<琴櫻>

ほかに30勝以上あげている力士が豊昇龍である。成
績は31勝14敗である。この力士は期待していいのか
迷いが生じる。

大関戦で最も成績がいい力士が阿炎である。5勝3
敗である。これがどこまで続くか、後半3場所の見
所になる。

<2024年3月貴景勝を投げる阿炎>

年間最多勝は、休場がマイナスに働く。照ノ富士、
貴景勝は休場が多すぎる。よくやっているとはいい
がたい。

七月場所で年間最多勝はどう動くか。もう一つの焦
点になる。

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.