五月場所が終了したことで今年の場所も半分が消化
した。混迷の時代の年間最多勝は低レベルになりが
ちである。昨年は霧島が62勝でトップになった。
今年の年間最多勝レースはどのように展開している
のか、調査してみた。それが以下である。単なる数
字の比較ではなく、横綱・大関の対戦率によってク
ラス分けした。また、幕内在位3場所の力士を対象
とした。
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現在トップに立っている力士は五月場所優勝した大
の里と大関琴櫻が並んでいる。成績は34勝11敗であ
る。大の里は豊昇龍に3連敗中、阿武咲に2連敗中
である。琴櫻は優勝を争っている力士によく負ける。
照ノ富士、尊富士、大の里に負けて優勝から遠ざか
っている。
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ただ、このペースでいけば年間66勝は超える可能性
はある。特に琴櫻と大の里が優勝を争っていけばレ
ベルは上がるかもしれない。
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ほかに30勝以上あげている力士が豊昇龍である。成
績は31勝14敗である。この力士は期待していいのか
迷いが生じる。
大関戦で最も成績がいい力士が阿炎である。5勝3
敗である。これがどこまで続くか、後半3場所の見
所になる。
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年間最多勝は、休場がマイナスに働く。照ノ富士、
貴景勝は休場が多すぎる。よくやっているとはいい
がたい。
七月場所で年間最多勝はどう動くか。もう一つの焦
点になる。