七月場所が終了したことで、今年の本場所は4場所
経過したことになる。七月場所は照ノ富士が今年2
回目の優勝を達成した。だが、休場があるため年間
最多勝にはつながらない。休場が多い貴景勝は15勝
しかしていない。
年間最多勝レースはどのように展開しているのか、
数字を出してみた。それが以下である。単なる数字
の比較ではなく、横綱・大関との対戦率によってク
ラス分けした。また、幕内在位4場所の力士を対象
とした。
3場所経過した時点では琴櫻と大の里が並んでいた
が、ここにきて琴櫻が単独トップに立った。成績は
44勝である。1場所平均11勝である。しかし、まだ
優勝がない。
次点は大の里である。1勝差の43勝である。休場が
なければ年間最多勝は、琴櫻と大の里の争いになり
そうである。40勝の豊昇龍は残り2場所では優勝で
もしないと難しい。
絶対的強者の時代の年間最多勝は72勝以上であった。
混迷の時代はかなり難しい。60勝を切ったことさえ
あった。今年は66勝にいけばよしとしなければなら
ない。
横綱に2勝している力士は大の里と隆の勝である。
大関戦は阿炎が5勝2敗と分がいい。休場した力士
は10人に及んでいる。いささか多い数字である。
あと2場所で年間最多勝はどう展開するか見もので
ある。