2024年の年間最多勝は琴櫻の66勝24敗で、次点は1勝差の大の里(65勝)だった。この記事は4場所(一月〜七月場所)を終えた時点のレースで、琴櫻44勝・大の里43勝・豊昇龍40勝の順だった。九月場所で大の里が4勝差のトップに立ち、最後の十一月場所で琴櫻が逆転している。
田口 通廣の2024年の連載(4場所経過のこの記事・5場所経過・最終形)による。数字は日本相撲協会の星取表でも確かめた。2026年のレースは4場所経過した2026年年間最多勝レースにある。
ほかの年の年間最多勝は、2025年(大の里の71勝19敗)が2025年の年間最多勝は大の里の71勝19敗、2026年のレースと2013年からの歴代は大相撲 年間最多勝 2026|レースの表と歴代一覧にある。歴代一覧は、協会の星取表から幕内で取った力士の勝ち星を当サイトが場所ごとに数えた表である。
4場所経過時点の年間最多勝レース|2024年一月〜七月場所の33人
単なる勝ち星の比較ではなく、田口は横綱・大関との対戦率で力士をクラス分けしている。対象は4場所とも幕内にいた力士である。クラスAは対戦率が高く、Fは田口の表で横綱・大関との対戦が無い力士になる(玉鷲については表の下の注)。
| クラス | 順位 | 力士 | 勝敗(4場所) | 横綱戦 | 大関戦 | 対戦率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 1 | 大の里 | 43勝17敗 | 2勝1敗 | 5勝5敗 | 22% |
| A | 2 | 阿炎 | 35勝25敗 | 0勝2敗 | 7勝4敗 | 22% |
| A | 3 | 大栄翔 | 34勝26敗 | 1勝1敗 | 4勝7敗 | 22% |
| A | 4 | 翔猿 | 30勝30敗 | 1勝2敗 | 5勝6敗 | 23% |
| A | 5 | 若元春 | 29勝28敗3休 | 1勝1敗 | 4勝7敗 | 22% |
| A | 6 | 熱海富士 | 28勝32敗 | — | 6勝7敗 | 22% |
| A | 7 | 豪ノ山 | 26勝34敗 | 0勝2敗 | 4勝6敗 | 20% |
| A | 8 | 宇良 | 25勝35敗 | 0勝3敗 | 4勝7敗 | 23% |
| B | 1 | 琴櫻 | 44勝16敗 | 1勝1敗 | 4勝3敗 | 15% |
| B | 2 | 平戸海 | 36勝24敗 | 0勝1敗 | 3勝6敗 | 17% |
| C | 1 | 隆の勝 | 35勝25敗 | 2勝0敗 | 1勝3敗 | 10% |
| C | 2 | 王鵬 | 32勝28敗 | 1勝0敗 | 2勝5敗 | 13% |
| C | 3 | 明生 | 29勝31敗 | 1勝1敗 | 1勝5敗 | 13% |
| C | 4 | 霧島 | 25勝27敗8休 | 0勝2敗 | 5勝1敗 | 13% |
| C | 5 | 翠富士 | 25勝35敗 | — | 3勝3敗 | 10% |
| C | 6 | 錦木 | 21勝39敗 | 1勝1敗 | 0勝4敗 | 10% |
| D | 1 | 豊昇龍 | 40勝17敗3休 | 0勝1敗 | 1勝3敗 | 8% |
| D | 2 | 御嶽海※ | 30勝30敗 | 0勝1敗 | 1勝3敗 | 8% |
| D | 3 | 湘南乃海※ | 29勝31敗 | 0勝1敗 | 1勝2敗 | 7% |
| D | 4 | 照ノ富士 | 27勝12敗21休 | — | 3勝1敗 | 7% |
| D | 5 | 阿武咲 | 26勝23敗11休 | 0勝1敗 | 0勝3敗 | 7% |
| D | 6 | 北勝富士 | 23勝31敗6休 | 0勝1敗 | 0勝2敗 | 5% |
| D | 7 | 朝乃山 | 21勝11敗28休 | 0勝1敗 | 2勝2敗 | 8% |
| D | 8 | 高安 | 20勝13敗27休 | — | 2勝1敗 | 5% |
| D | 9 | 貴景勝 | 15勝20敗25休 | 0勝1敗 | 1勝2敗 | 7% |
| E | 1 | 正代※ | 29勝31敗 | 1勝0敗 | 0勝1敗 | 3% |
| E | 2 | 金峰山 | 25勝33敗2休 | 0勝1敗 | 1勝0敗 | 3% |
| E | 3 | 竜電 | 22勝38敗 | 0勝1敗 | 0勝1敗 | 3% |
| F | 1 | 琴勝峰 | 33勝27敗 | — | — | — |
| F | 2 | 美ノ海 | 32勝28敗 | — | — | — |
| F | 3 | 玉鷲※ | 29勝31敗 | — | — | — |
| F | 4 | 佐田の海 | 28勝32敗 | — | — | — |
| F | 4 | 一山本 | 28勝32敗 | — | — | — |

トップは琴櫻の44勝、1勝差で大の里
3場所を終えた時点では琴櫻と大の里が並んでいたが、4場所で琴櫻が単独トップに立った。成績は44勝で、1場所平均11勝である。ただし、まだ優勝がない、と田口は書いている。

次点は大の里で、1勝差の43勝である。休場がなければ年間最多勝は琴櫻と大の里の争いになりそうだ、と田口は見ている。40勝の豊昇龍は、残り2場所では優勝でもしないと難しい、とも書いている。

七月場所の照ノ富士の優勝と、10人の休場
七月場所が終わり、2024年の本場所は4場所を消化した。七月場所は照ノ富士が今年2回目の優勝を果たしたが、休場があるため年間最多勝にはつながらない。休場が多い貴景勝は、4場所で15勝しかしていない。

4場所で休場した力士は10人に及んでいる。表で休みのある若元春・霧島・豊昇龍・照ノ富士・阿武咲・北勝富士・朝乃山・高安・貴景勝・金峰山である。田口は、いささか多い数字だと書いている。
横綱・大関との対戦|横綱に2勝は大の里と隆の勝
横綱に2勝している力士は、大の里と隆の勝である。
大関戦について、田口は本文で阿炎が5勝2敗と分がいいと書いている。同じ記事の表と協会の星取表では、阿炎の大関戦は7勝4敗である。
年間最多勝の目安|絶対的強者の時代は72勝以上
絶対的強者の時代の年間最多勝は72勝以上だった。混迷の時代はかなり難しく、60勝を切ったことさえあった。田口は、2024年は66勝にいけばよしとしなければならないと見ていた。あと2場所で年間最多勝がどう展開するか見ものである、と結んでいる。
その後|九月場所で大の里が逆転、十一月場所で琴櫻が66勝
5場所を終えると、大の里が56勝19敗でトップに立ち、52勝の琴櫻に4勝差をつけた(田口 5場所経過した2024年年間最多勝レース)。1場所で逆転することは通常考えられなかったが、最後の十一月場所で琴櫻が抜き返し、66勝24敗で年間最多勝になった。大の里は最終場所を9勝で終え、1勝差の65勝だった。豊昇龍は61勝だった(田口 2024年年間最多勝最終形)。
田口が4場所の時点で目安にした66勝に、琴櫻はちょうど届いた形である。
2024年の年間最多勝についてよくある質問
Q. 2024年の年間最多勝は誰ですか?
A. 琴櫻で、66勝24敗でした。次点は大の里の65勝、豊昇龍が61勝で続きました。
Q. 4場所を終えた時点のトップは誰でしたか?
A. 琴櫻の44勝16敗です。1勝差の43勝で大の里、40勝で豊昇龍が続いていました(2024年一月〜七月場所)。
Q. 九月場所の後はどうなりましたか?
A. 5場所を終えた時点では大の里が56勝19敗でトップに立ち、琴櫻に4勝差をつけていました。最後の十一月場所で琴櫻が逆転しました。
Q. この表のクラス分けは何ですか?
A. 田口が横綱・大関との対戦率(4場所60番のうち横綱・大関と当たった割合)で分けたものです。Aが最も高く、Fは田口の表で横綱・大関との対戦がない力士です。
Q. 2024年の4場所で休場した力士は何人ですか?
A. 4場所とも幕内にいた力士のうち10人です。照ノ富士は21休、朝乃山は28休、高安は27休、貴景勝は25休でした。
▶ 2024年の年間最多勝レース(田口 通廣):今年はどうなる/中間地点/4場所経過(この記事)/5場所経過/最終形
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